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真冬の協奏曲 第二

作者: おしりかきまる

僕は犬。豚!豚!部屋に号哭が響き渡る。

十字架に縛り付けられた僕に料理が出された。


ありがとう。止まらなかった。僕は無心で胃袋にかきこんだ。


胃袋から大腸に掛けて吸収されるエネルギーが僕を掻き立てた。


「豚!」


「よし!OK!」


僕は十字架から解き放たれ、なすがままに連行された。


「わんわん!」


野獣のように駆けだした僕は駅に向かった。


凍てつく風に立ち止まらぬようにあの人を想った。


「どうして僕は....豚ぁ!!!ぶたぁぶたぶたぶたぁああ!!!」


涙が止まらなかった。I LOVE YOU for EVER 聞かせたい。この想い。


-------------------------------------------------------------------------------------

駅に着いた...


「あと1分で恋人の列車が出てしまうのに..どこにいるんだ!!」


「ぶた...」


列車の入り口に立つ彼女を見つけた時には発車のベルがなっていた。


(この気持ちを伝えたいのに...)


(今だけ勇気を..!お願い..!!)


「...君のことが..す...」


君との距離はゼロだった。ずっとこのままでいたかった

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