表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
贅沢三昧したいのです!  作者: みわかず
10才です。
66/191

おまけSS②

またもや、一人お祝いのSSを投稿します。

えへへ…(*´艸`*)


☆第一回、お嬢の女子力維持、増強するための緊急会議☆




(侍女長)カシーナ 

「すみません! 私だけではどうしようもないので、誰か案を下さい・・・!」


(細工師)ネリア 

「カシーナがそこまで言い切るとは・・・」


(薬草班長)チムリ 

「元気で良いんだけどね~」


カシーナ 

「クラウスさんはもう少し見守りましょうって、全てを受け入れるつもりのようで、参考意見がありませんでした・・・」


ネリア 

「男なんてそんなものよ」


チムリ 

「そうそう。クラウスさん、いい歳だし、お嬢が元気ならどうでもいいと思ってるよ」


(洗濯婦)ケリー

「なんたってジャン様にそっくりだからねぇ。私も時々懐かしくなるよ」


ネリア、チムリ

「「 あ~! 」」


チムリ

「たま~に、ジャン様とおんなじ事を言うわ・・・」


ネリア

「という事は、クラウスは戦力外だね」


カシーナ

「はぁ・・・(がっかり)」


(専属侍女)ルルー 

「最近本格化した護身術を嬉々として学んでる姿に、とても不安になったんです・・・」


(侍女)ライラ 

「わかる~! ただでさえ頼りがいがあるのに、更に勇ましくなったらって、私も不安!」


(侍女)ナタリー 

「サリオン様といらっしゃればお姉様として、大人しいのですけれど・・・」


(侍女)インディ 

「その(ほか)はお嬢って、ほぼ少年か、ほぼお母さんですよね~。可愛い衣装も自分で着る時は嬉しくなさそうですもん」


(侍女)リズ 

「でも、お嬢のあの豪快な笑い方が無くなるのはさみしいわ~」


(侍女)ミズリ 

「豪快に笑うのはいいのよ。それを身内限定にしてくれれば、少しは取り繕えるのにね」


ルルー

「そう! でも今じゃその身内が増えて、日常で緊張が無いのだと思う・・・」


ライラ 

「お嬢の態度って、男女変わらず同じだもんね~」


リズ 

「女子にはわりと優しいけどね」


カシーナ 

「・・・国王様や侯爵様のようなロイヤルな方々にも物怖じしないですし、困ったものです・・・」


ケリー 

「見た目が可愛くなっただけに、余計にもったいないねぇ。舞台で着てたあのフワフワな衣装も可愛いかったから、あれを作り直すかい?」


ネリア 

「なるほど、見た目から固めるか。それも手だね」


チムリ 

「だったらほら! 婚約発表用の衣装を大人っぽくしようよ! その日だけでもせめて淑女らしく見えるようにさ」


カシーナ 

「いえ、チムリさん。日常的な女子力の方を・・・」


リズ 

「これはもう、アンドレイ殿下に頼ってみましょうよ」


カシーナ 

「え?どういうことです?」


リズ 

「だって、お嬢を正しくエスコートするのって、殿下しかいませんもん。雑な男たちに囲まれてたら女子力は下がるだけですよ」


ミズリ 

「確かに!」


ルルー 

「でも、殿下ですから、そうそう此方に来ていただくわけには・・・」


ライラ 

「そうよね。・・・でも私もそれが一番いい気がする!」


ルルー 

「えぇ~・・・」


ナタリー 

「レリィスア殿下もいらっしゃれば、お嬢さまは少し大人しく振る舞いますし、私も賛成です!」


カシーナ 

「いや、だから・・・」


ネリア 

「いや、こういうのは男が相手の方がいい!」


チムリ 

「そう! このまま婚約者(仮)から、本気の恋でもしてくれりゃ、こっちとしても一石二鳥!」


ルルー 

「いえ、あの、」


ケリー 

「亀様~!」


《ん? どうした?》


ケリー 

「話は聞こえていたでしょう? 申し訳ないんだけども、ちょいと、お嬢の女子力の為に協力してもらえないかい?」


カシーナ

「ええ!? 亀様に助力を!? そんな畏れ多い!!」


ミズリ

「いいえカシーナさん! この際亀様にも手伝ってもらいましょう!」


ルルー

「ち、ちょっと、皆さん落ち着いて~!」


《ふむ・・・女子力・・・サレスティアに必要か?》


全員 

「「「 必要!! 」」」


《お、ぉぉ・・・わかった・・・して、協力とはどんな?》


チムリ

「お嬢に何か起きた時はアンドレイ殿下を連れて来て!」





そうして、森火事の中に放り込まれることになったアンディでした。





カシーナ 

「・・・ちょっと、想定したのと違う・・・」


ルルー 

「・・・私も頑張ります・・・!」


カシーナ 

「そうね・・・、頑張りましょう・・・!」




侍女の闘いは続く・・・かもしれない。





本当はもっと人数がいるのですが、名前のある人だけでのやり取りでした。


評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
『贅沢三昧したいのです!【後日談!】』にて、

書籍1巻発売記念SSやってます。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ