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贅沢三昧したいのです!  作者: みわかず
12才です。
110/191

おまけSS④

何だか、めでたそうな面子を集めてみました(笑)




シロウとクロウは優しいね。


柔らかく笑いながら、我らが主の(つがい)がそんな事を言う。


本当なら、従魔は主としか話さないのでしょう? 領の皆は特別として、僕とも普通に話してくれて嬉しいよ。ありがとう。




***




白 《と、アンドレイが言うのだ》


黒 《()もありなん。我らが主の(つがい)だからだ》


虎 《我も!我もアンドレイに言われたぞ! 白虎と話す事が出来て嬉しいとな!》


龍 《フム。そう言えば我も言われたな・・・》


亀 《ふふふ。あの子も興味深いだろう。サレスティア程ではないが、充分な魔力も在り、王族としての務めをこなす努力も惜しまない。我らに媚びることもない。そして何より、サレスティアが心を開いている》


龍 《玄武の愛し子なのだろう?》


亀 《そうだ》


虎 《愛し子? 何だそれは?》


龍 《気に入った者を言うのだ》


白 《そう言えば、白虎には愛し子は()らんな・・・》


黒 《自分だけ遊ぶのに手一杯だからな。他に目が行かん》



ああ~、と白虎以外が頷く。



虎 《む! サリオンは気に入っておるぞ! 最高の居心地なのだ!》


亀 《人の子は成長が早い。そろそろ抱っこも終わりだろう?》


虎 《うっ!? ・・・むぅ、そうなのだ。サリオンが大きくなるのは嬉しいが、抱っこがなくなるのはつまらんな~》


龍 《魔力の調整が出来るようになれば良かろう?》


虎 《面倒だ!!》



白虎以外が半眼になる。



亀 《ふふっ。それが出来れば、サリオンに入らずとも直接抱き上げてもらえるのに》


虎 《ハッ!そうか!そうだな。ならばやろう!》



白虎以外が苦笑する。



亀 《一番早く修得するならば、サレスティアに頼むと良いぞ》


虎 《ん?姉上か?何故だ?人だろう?》


白 《・・・ああ、そうだな。・・・適任だ》


黒 《・・・うむ、・・・そうだな、適任だな》


虎 《ん?お前たちもそう思うのか?何故だ?》


白黒 《《 ・・・・・・・・・ハリセンが、》》



玄武と青龍がピクッとした。白虎がその気配をつかむ。

そして、シロウとクロウの言葉が出てこない。



虎 《ん?どうした?》


白黒 《《 ・・・アレが主の手にあれば、逆らう気が無くなる・・・》》


虎 《んん?》


龍 《・・・確かに。あのひだひだに何かが刷り込まれたのだろうか・・・思い出すだけで身が引き締まる・・・》


亀 《ははっ、我もアレにはもう当たりたくない。新しい事も直ぐに覚えられそうだ》


虎 《んんん!? お前たちばかりで頷くな。どういう事だ?》


亀 《真剣に学ぶ気になれるという事だ。そしてサレスティアは、弱き者以外には容赦ない》


龍 《うむ・・・学園では皆が弱いからな、誰にでも優しい。・・・が、お前は強い》


虎 《・・・ん~? という事は?》


全員《《《《 健闘を祈るが、手助けはせぬ 》》》》


虎 《えぇ~??》



白虎が腑に落ちない声で抗議をするが、誰も詳しくは教えてくれなかった。





その理由は、後に身をもって充分に思い知ることになる。





その後。

涙目の白虎がぐったりする。


虎 《もう!ハリセン嫌いっ!!?》


亀 《・・・うむ》


龍 《そうなるな・・・》


同情の目を向ける玄武と青龍。

シロウとクロウの目がキラリと光る。


白 《ならばこそ!》


黒 《しれっと主の前に飛び出せるアンドレイは居なくてはならぬ!》


虎 《!!・・・何という事だ! 我らの最強の盾はアンドレイか!?》


亀 《そうだ。その事を努々(ゆめゆめ)忘れるな》



全員がしっかりと頷いた。








とかなんとか☆

時系列はどこになるかは未定ですが、こんな事もあるかな~?と。


今年もよろしくお願いします。


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『贅沢三昧したいのです!【後日談!】』にて、

書籍1巻発売記念SSやってます。
― 新着の感想 ―
[一言] この小話好きです(*´∇`*)カワイイ♪ …なんだかんだ、お嬢中心は居心地がいいので…離れるなんて微塵も考えつかないww( *´艸`)
感想一覧
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