友貴の家
次の日。
今日は星田くんに勉強を教えてもらう約束をしている。
あたしは未羽と一緒に学校に行った。
すると、星田くんはもう来ていた。
「星田!遅くなってごめん!」
「俺も今来たとこだよ。じゃぁ、行こっか。」
あたしと未羽は星田くんについていった。
「ここだよ。」
少しして、星田くんの家に着いた。
「「おじゃましまーす。」」
「あら、お客さん?」
「母さん、俺の友達だよ。」
「初めまして。同じクラスの神原未羽です。」
「愛原夢裡です。」
「初めまして。友貴の母です。ゆっくりしていってね。」
「「はい。」」
「部屋こっち。」
あたしと未羽は星田くんに案内されながら星田くんの部屋に行った。
「ここが星田の部屋かー。なんかイメージ通りだね。」
「どんなイメージしてんだよ!」
「(笑)」
「さっ、始めよっか。」
「うん。」
あたしは、星田くんに勉強を教えてもらった。
星田くんの教え方はすごく分かりやすかった。
「ここはこの公式を使うの。」
「あぁー!すごい!!解けた!星田くんの教え方分かりやすい!」
「それは良かった。ってか、神原も勉強しろよ!」
未羽は、星田くんの部屋で完全にくつろいでいた。
「だってー今、リョウとメールしてるんだもーん!」
リョウとは、未羽の彼氏のこと。
「ったく。」
そのまま、あたしはずっと星田くんに勉強を教えてもらった。
気づけば、もう6時を回っていた。
「愛原さん、時間大丈夫?」
「あっ!やばい!今日お兄ちゃんと約束してるんだった!星田くん、帰るね!未羽、帰るよ!」
「そっか。じゃぁ、コンビにのとこまで送ってくよ。道わかんないでしょ。」
「ありがとう。未羽、早く!」
あたしと未羽は星田くんの部屋を出た。
「「おじゃましましたー」」
「またきてね~。」
星田くんは近くまで送ってくれた。
「星田くん、今日は本当にありがと。すごい分かりやすかった!」
「またいつでも言って。出来る限りだけど、また教えるからさ。」
「ありがと。じゃぁ、また明日ね!」
「じゃぁねー。」
あたしは、そのまま家に帰った。