ボーリング
そして、土曜日。
あたしは、玲太と待ち合わせ場所に行った。
「あー緊張するー!!!!」
「そんな緊張しなくても(笑)」
「笑うなよー!!1」
「ごめんごめん。でも、いつも通りでいいと思うよ。玲太は玲太のままで。」
「おう!サンキュ!さっすが親友だな!」
あたしは、無理に笑っていた。
すると、風香が来た。
「ごめーん!遅くなって!」
「全然いいよ!まだ、尋も来てないし!」
「そうなんだ!良かったぁ。」
そして、尋が来て、あたしたちはボーリングを始めた。
「なぁ!勝負しようぜ!2:2で。」
「いいねー!!!じゃぁ、あたしと尋ね!で、風香と玲太ね!」
「巻けたら、アイスおごりな!」
「マジでやんの?」
「あったりまえじゃん!風香、いいよね?」
「うん、いいよ!楽しいし!」
「じゃぁ、決定ね!」
そして、結果はあたしと尋の勝ち。
「やったな!夢裡!」
「うん!ってわけで、アイスよろしくー!」
「マジかよー」
そして、玲太と風香は2人でアイスを買いに行った。
玲太と風香は仲良くなっていた。
最後に4人でプリクラを撮った。
「楽しかったね!」
「だな!また4人で遊ぼうぜ!」
「うん!」
「じゃぁ、俺こっちだから!じゃぁな!」
「うん、またねー」
「あたしも、こっちだから帰るね。またね、夢裡ちゃん、玲太くん。」
「ばいばーい。」
尋と風香が帰ったあと、あたしは玲太と話していた。
「マジやばかったー!!!!夢裡!ありがとな!まじ感謝だよ!!!」
「良かったね。風香とも仲良くできて。」
「おう!メアドまでゲットだよ!!」
「家帰ったら、メールしなきゃね。」
「おう!今日はマジでありがとう!じゃぁな!」
「うん、ばいばーい。」
あたしは、無理に笑うしかなかった。
自分の好きな人が、好きな人と仲良くしているのを見るしかないなんて。
やっぱ辛すぎる・・・。