ずるい約束
玲太に風香と話すのについてきてくれといわれた次の日。
「おっはよ~」
「夢裡、おはよ。」
「あっ、そうだ。玲太、あたし2限休み、B組行くけど、行く?」
「マジ!!!行くに決まってんじゃん!!!」
「わかった。」
そして、2限休み。
「夢裡!行くぞ!」
「うん。ってか、あたしがB組に用事あるんだけどね。」
「まあまあ!」
あたしは、いつもにましてテンションの高い玲太とB組に行った。
「尋!これ、借りてたやつ!ありがと!めっちゃ良かったよ!」
「おう!だろ!」
「おい夢裡!早く!」
「もうわかったよ!あのさ、風香呼んでくれない?」
「おう。月山ー夢裡が呼んでるぞー!」
「あっ、うんー」
「はぁー緊張するー」
「(笑)」
「夢裡チャン、どうしたの?」
「あのさ、今週の土曜日ってあいてる?」
「えっ?うん、部活ないからあいてるよ。」
「4人で遊ばない?あたしと風香と玲太と尋で。」
「「えっ!?」」
「夢裡!何で俺まで!」
「いいじゃん!どうせ、暇でしょ!」
「まぁ、そうだけどさ。」
「玲太もいいでしょ!」
「お、おう。」
「風香は?行くよね?」
「あっ、うん。」
「じゃあ決まり!」
「でも、どこ行くんだよ?」
「うーん。あっ!ボーリング!」
「おっいいね!」
「でしょ!じゃ、1時に現地集合ってことでいい?」
「おう!着いたら、メールするわ!
「うん。じゃあそうゆうことで!また土曜日ね!」
「うん。」
それだけ言ってあたしと玲太は教室に戻った。
「はぁー緊張したー」
「(笑)そんなんで土曜日大丈夫なの?」
「わっかんねー。っつか、お前いきなり何言ってんだよ!」
「だってこうゆう機会作んなきゃね~。まっ、頑張れ!」
「おう。」
玲太、ごめんね。
本当は玲太の為なんかじゃない。自分のためだ。
あたしが少しでも玲太と一緒にいたいから。だから、約束したんだ。
こんなの、きっとずるいよね。でも・・・。
次の日の2限休み、あたしは友達の未羽と一緒にD組にいた。
「この前のテスト、超やばかったよーどうしよー」
「うちもやばかったよー」
「でも、未羽頭いいじゃん!」
「全然だよ!」
「あたし、理科と数学と英語苦手ー」
「ほとんどじゃん!」
「あと、地理もー」
「まあ確かにね。」
「誰か勉強教えてくれないかなー」
「うーん・・・あっ!星田は?」
「えっ?星田くん?」
「うん。あいつ、めっちゃ頭いいし!常に10位以内だよ!」
「まじ!?」
「うん。あいつに教えてもらえばいいじゃん!」
「でも、喋ったことないし・・・」
「うーん。あっ星田!」
「えっ?」
未羽の見た先には、真面目オーラ出しまくりの星田君がいた。
長くなってしまってごめんなさい。
書いていたら、つい・・・
まぁ、気長に付き合ってやってください。