表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
48/69

Dolls Nestをプレイした

女性型の生体兵器を操作し外殻と呼ばれる外骨格や兵装のアセンブリをしながら探索しある目的を達成するゲームである。かつて人が作った自己増殖自律戦略兵器の中で産まれた種族ニンフの一体としてプレイヤーは生まれ落ちることになる。ニンフは白蟻の生態をした種族で真社会性である、弱い生体部分を外殻で守り、また初めから身体の一部であったかのように外殻を纏う。操作感はアセンブリが良ければ悪くないがある一定の説得力を持った動きをするため重く感じる人もいるだろう、武器と外殻にはかなりの組み換えの余地が多く、探索も楽しめるマップデザインとなっている。難点を挙げるならば基本的に難易度は低くすこしゲームとしてのやりごたえを欠いているようには感じる、あとはショップ周りおよび会話周りのUIがよろしくない、キーボード&マウスでプレイする人からするとこの辺りはとても引っかかるだろう。なにかと「ぴぇ~」とか「我が刃が征くのね」とか言われがちである。会話中に立ち去るととある人物から厭味を言われたりびっくりされたりするのだがショップ画面などの選択はマウスかアローキーでプレイヤーは固定ではなくWASDでは移動できてしまう、会話送りはFでできるのに会話の選択肢はFで決定できず、また会話の選択肢のマウスでの当たり判定がかなり怪しいためこの辺りの操作感は劣悪といっていい。


さてこのゲームは世界観が良くできていてとても楽しいと感じる。武器の種類は多いが、多くの武器はプレイヤーにとっては産廃だ。もちろんアセンを楽しみ実際に動かしそれを眺めてにやにやできる(この辺りはGrimTools/GrimDawn的体験とでも言おうか)、このゲームの真価は武器の解説文にあるといって言い。とあるコロニーは一振りの剣で武功を立てて女王となった個体によって創立された、そのため接近戦闘を中核とした戦闘教義と近接武器の開発に勤しんでいた、武運拙く異形の群れに滅ぼされてしまうのだが。多くが近接武器、近接戦闘向け外殻だが、彼女たちの開発した銃器は以外にもプレイヤーに使いやすい。ここから流れた技師は別のコロニーで近接武器開発の手伝いをしたり、軽装機動の外殻を開発に参画し発注元に「この外殻は刀剣一振りだけを武装して運用しろ」と言ったり滅びたコロニーの精神を伝導して回っている。この武器は超火力だけど足を止めないといけないからまともに運用できない、とか、これで殴ると自爆するじゃん、と思って説明文を読むと「重装甲相手の特攻兵器として用いられた」と書いてあったりする。小コロニーの防衛戦で重宝されると書かれているものとか、プレイヤーが単身で探索する側である以上それらを産廃と感じてしまうのは仕方がないのだ。地政学的に非常に難しい立ち位置にありしかも技術力が高いコロニーがあるが彼女たちは本編には出てこない、しかしながら制作した武器は登場する、そこには高い技術を持ちながらも無駄に様々な機能をつけようとして結果として作ろうとしたものとは別のものができあるがその性能は良い、みたいなのが溢れている。「爆薬に穴を空けて飛ぶものが推進器で、爆発する推進器が爆弾」と言い出すコロニーがあったり、大艦巨砲主義から抜け出せず滅びてしまうコロニーがあったり、死の商人のようなコロニーもある。武器にはみな夫々の物語がある、そういう哲学を感じるゲームでそこに対して非常に好感が持てる。それらの物語を読み、世界設定について尋ねると嘘を付きはしないが重要なところをどうもすっとぼけていそうな主の甘い声を聞けば、また探索する世界の景色が違って見えるだろう。


評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ