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夜が明けたあとの学校

「ふわぁー」


やばい、昨日の任務の疲れが抜けない。


(はぁ、眠)


それなのに朝から仕事スパイのために馬鹿高いテンションの演技しないといけないとかウケる。

少しは休ませろや



眠気と共に昨日の戦闘シーンが頭の中でリプレイされる。


ーークロノスが時雨だとわかったシーン


(やば、気まず)


バン!!


隣から椅子を引く音が聞こえ、私は少し警戒しながら横を見る。


「あ……」


時雨が無言で席に座った。

昨日スパイ仲間だと判明したクラスメイト……


目が合った。


でも未だに感情は読めない。


「……おはよ」


「お、おはよー!」


たったそれだけのやり取り。


時雨も昨日のことは何も無かったかのように座ってる。


気まず……

いやこれ、これからお隣さんとどう接していけばいいんだよ……



授業中、ちらっと横を見ると、時雨がスラスラとノートをとっていた。


(この冷静さだけはスパイしてるときと一緒な気が……)


やば、マジで色々聞きたいのに話しかけられないって


なのに

「はい、ってことでペアワークをしてくださーい」

って先生が言った瞬間、


「……よろしく」


って自然に話しかけてくるから


「あ、え、あ、うん!よろしく!」


ってパニクって声裏返ったわ。


そうこうしているうちに、放課後になった。

私は帰りながら、ふとスマホを開き、ボスからの通知を見た。


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