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クロノス

《ラフィネ、状況はどうだ？》

「今のところターゲットは現れる気配なしです。」

今私は任務中。

なんか、とある学校の先生の中に悪いやつがいるみたいだから私が捕まえるって感じ。

先生の中にターゲットいるとかほんと気分悪くなるわ……

そんなことを考えていると背後からターゲットの歩く物音がした。

（攻撃が来る……バレたか）

そう感じた瞬間、スティンガーを手にとり、攻撃態勢に入り、素早く身構えた。

そして倒そうと思った瞬間……

ターゲットが私の目の前で倒れた。

は？え？は？倒す前に倒れた？

？がたくさん頭の中に浮かぶ。

すると無様に倒れているターゲットの背後から

ーー転校生時雨一真が顔を出した。

「いや、なんでお前がここにいるんだよ、」

「こっちのセリフなんだけど……」

「お前、もしかして……」

と時雨が言う前にボスからタイミングぴったりに通信がきた。

《ターゲットの取り巻きがまだ学校内にいると連絡が入った。お前一人ではきついかもしれないからクロノスを現場に行かせた。引き続き安全を守れ》

いやいや聞いてないって。

ってことはこの人がコードネームクロノスってことかよ

世間って狭いねー

「まさかお前がラフィネなのか……？」

「ピンポーん正解でーす！って言いたいとこなんだけどーこのことについて聞かれ過ぎても困るかな」

私はスティンガーをしまって少し距離をとった。

「で、クロノスさーん、これからどーします？」

「……俺一人で取り巻きは倒せる。お前はもう帰れ」

「うちも任務は任務だからさー戦わなきゃいけないんだよー」

「いや、お前は帰れ。任務の邪魔だ。」

「だから、話聞いてた？私を舐めないでよ〜」

クロノスと言い合いをしていると数人の大柄の男の人たちが歩いてきている音がした。