もう大丈夫
『迷路の中にいるネズミ』の新章です。楽しんでいただければ幸いです
ミカミはまだチエミ先生とチエコ先生に怒られていて、二人とは話をしていない。ミカミは自分がしたことに対して罪悪感を感じていた。最近、街にとても危険な新しい犯罪グループが現れたという噂があった。
チュビは忙しかった。別の並行世界から来たエイリアンたちが、チュビがアルツハイマーのために作ったワクチンを盗み、特許を取って最高の入札者に売ろうとしていたのだ。そこでチュビはエイリアンたちの世界に乗り込んで、ワクチンを取り戻し、エイリアンたちに一発お見舞いすることにした。
そのため、ミカミ、カナト、ヒナタ、サクラ、チエミ先生、チエコ先生は数週間もの間、チュビを見かけていなかった。チュビは彼らに、Project Croweyeを使う際に事故が起こらないようにするためのいくつかの指示を残していた。さらに、ミカミ、ヒナタ、サクラ、カナトが若いことを考え、チュビは彼らがちゃんと食事を取る必要があることを知っていて、エナジードリンクが詰まった冷蔵庫を残していった。そのエナジードリンクには、人間の体が必要とするすべての栄養素が含まれているはずだった。
授業が終わると、ミカミはチエミ先生とチエコ先生が教室を出るのを見て、謝りたい気持ちでいっぱいだったが、恥ずかしくて声をかけられなかった。
チエミ先生とチエコ先生は一緒に歩いていた。午後5時ごろ、ある犯罪者グループが二人を見かけ、後をつけることに決めた。犯罪者たちは二人の前に立ちはだかり、「お前らはいい女だな、一緒に来ないか？」と言った。チエミ先生とチエコ先生はペッパースプレーを使うことを考えたが、もうそれが切れていた。
そのとき、ミカミが現れて二人を守ろうとするが、ミカミは弱いので、一人の犯罪者に一発で倒されてしまう。ミカミはもう一度立ち上がろうとするが、またその犯罪者がミカミに殴りかかろうとしたその瞬間、チュビが戻ってきた。チュビはミカミの頭の上に座り、ミカミの髪の毛を二束掴んで、「プロトコル：万里の長城を起動」と言った。
チュビが残したエナジードリンクは、実はナノボットを含んだ飲み物だった。これらのナノボットは体内に入り、筋肉細胞と結びつき、飲んだ人に超人的な力とスピードを与えるものだった。しかし、ナノボットは短期間で消化され、体外に排出される。
チュビはミカミの髪の毛を使って、ミカミを操り人形のように操って、二人で犯罪者たちに本当のボコボコの一撃を食らわせた。その後、ミカミは疲れて気を失った。
ミカミが目を覚ました時、彼は保健室にいた。チュビ、チエミ先生、チエコ先生、カナト、サクラ、ヒナタがそこにいた。チエミ先生とチエコ先生はミカミを許し、彼が自分たちを守ってくれたことに感謝した。サクラは何も言わなかったが、心の中ではまだミカミが変態だと思っている様子だった。
チエミ先生は、「ミカミは昔、友達がいなかったからあんな風に振る舞っていたんだろう。でも今は友達ができたから、もう一人じゃないんだね」と言った。ミカミは微笑んだ。
この新しい章を楽しんで読んでいただければ幸いです。他のライトノベルシリーズの新しい章も近々アップロードする予定です。
