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嫌です。

これはこの物語の最新エピソードです。皆さんに楽しんでいただけたら嬉しいです。



 サクラとの関係を終えたカナトは、途端に孤独になった。


 周囲の女の子たち――誰一人、彼と付き合おうとはしない。


 そんなある日、突如として現れたのは――


 80歳のカナト、通称「オールドマン・カナト」。


 背中は丸まり、髪は白く、目には歳月の重み。

 だがその口から出る言葉には、恐ろしい説得力があった。


「今すぐサクラに謝れ」

「膝をつき、必要なら恥をかけ」


 オールドマン・カナトは語る。


 彼の出身した並行世界では――

 カナトが女性たちを物のように扱うことを、世界中の女性たちが無意識に理解した瞬間、誰も彼と付き合わなくなった。


 そしてカナトは――


 太り、夢見たバスケットボール選手としての将来を失い、80歳の童貞老人として生涯を終えたのだ。


「もしお前が今すぐ謝らなければ、同じ運命を辿るぞ」


 カナトは震える手でサクラの前にひざまずき、頭を下げる。


「サクラ……許してくれ……俺が間違っていた……」


 しかし、サクラは静かに彼を見つめる。


 そして、やわらかく――だが確固として、彼を拒絶する。


 カナトは驚き、目を見開く。


 知らなかった。


 サクラは Project Croweye を使い、彼女自身の計画を進めていたのだ。


 カナトを自分に執着させるための――最初の一歩。


 その一歩が、まさにこの「拒絶」だった。


 カナトは、ひざまずいたまましばらく固まる。

 未来の自分の孤独、老い、絶望――その影が脳裏をよぎる。


 そして、小さく息をつく。

このエピソードを楽しんでいただけたら嬉しいです。次のエピソードもすぐにアップロードします。


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