表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
2/6

先生の秘密

これはこのライトノベルの次の章です。楽しんでいただければ幸いです!

ここ数週間、ミカミとカナトは「プロジェクト・クロウアイ」をめっちゃ使いまくっていた!

休み時間のたびに体育倉庫にこっそり忍び込み、隠しておいたクロウアイを使って、

「自分の夢がすでに叶ってる」パラレルワールドをガン見してたのだ!


ミカミは、日本一の天才漫画家になって、フランスやアメリカでも賞を総なめにしてる世界をうっとり見ていた。

一方、カナトはNBAのMVPで、お金も女の子もウハウハな世界に夢中!


でも、サクラとヒナタはあまりクロウアイを使っていなかった。

チエミ先生は最初から「そんなの使わないわよ」とキッパリ拒否、

そしてチエコ先生は…うん、疲れすぎてて面倒くさくて、ずっと寝てるだけだった。笑


ある日、ミカミとカナトは「いつもと同じ世界ばっか見てても飽きるよな〜」ってことで、

新しいパラレルワールドを探し始めた。

でも、思ったより時間がかかって…気づけば、休み時間終了!


当然、授業に戻らなかった二人に――怒りのチエミ先生、爆誕!

「またあの二人、サボってクロウアイで遊んでるに決まってるわ!」

そう確信したチエミ先生は、体育倉庫へ突撃開始!


サクラとヒナタも「これは修羅場になるかも…」と気になって、後をついていった。


そのころ、ミカミとカナトは――見てしまったのだ。信じられないものを。

なんと、「XZ7」というパラレルワールドでは……

チエミ先生が、自分の生徒たちのBLボーイズラブ同人を描いていた!?!


ミカミとカナト:「……ウソだろ……?」(ポカーン)


その瞬間、チエミ先生・サクラ・ヒナタが登場!


チエミ先生たちは、ミカミとカナトがクロウアイを食い入るように見ているのを発見。

「いったい何をそんなに見てるの?」と覗いてみると――


画面の中には、BLを描いてキラキラ目を輝かせるXZ7のパラレルワルドのチエミ先生!!


サクラ:「ちょ、信じられない…あれがチエミ先生!?キモイ!あの駄目な先生は私達の先生と全然違うじゃん!ね、先生!?」


……って言った瞬間、彼らのチエミ先生、真っ赤になってフリーズ。


サクラ:「まさか……先生、あなたも……!?」


チエミ先生:「……!!」

顔真っ赤にして、涙目で――そのままダッシュで逃走!!


チエミ先生は5階の女子トイレに隠れた!


ミカミ・カナト・サクラ・ヒナタはすぐさま追いかけて、トイレの前に集合。


チエミ先生(中から):「お願いだから出って行って……!」


ヒナタ:「先生、大丈夫ですよ! 恥ずかしがることなんて、何もありません!」


チエミ先生:「ほんとに? 私のこと、変な先生(ヘンな先生)だと思わないの? キモいって思わない?」


ミカミ:「全然!あなたはいつものチエミ先生です!

厳しいけど優しいし、頭もいいし、上品で…それに、綺麗です!」


チエミ先生:「……みんな……ありがとう……」


涙を拭いて、チエミ先生は女子トイレから出てきた。


五人はそのまま教室へ戻っていった――


――そしてその頃。

保健室ではチエコ先生が、気持ちよさそうにお昼寝から目を覚ましたのであった。

この章を楽しんでいただければ幸いです。次の章もすぐにアップロードする予定です。

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ