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【短編】初夜で「愛することはない」と言われ、はむかったら驚いて「屋敷から出さん。地下牢にぶち込んでやる」ですって。そんな夫、要るわけないでしょう?

作者: サバゴロ

「喜べ。アマイン伯爵家嫡子がおまえを貰ってくれる。持参金もなしでな。ガハハ」


 この下品な笑い声を響かせるゲンキョ伯爵が、私の父親。

 私は、使用人の髪結いが産んだ庶子。

 貴族としての教育なんて、少しも受けていない。

 私自身も、ゲンキョ伯爵家の髪結いにすぎない。


「辛くないか?」

「むしろ私に、アマイン伯爵家が務まるかが心配よ」


 同じ使用人棟で育ち、伯爵家の門番をするフレッドは心配する。

 でも私は、逆らうなんて面倒なことはしたくなかった。


 すぐに出発の日はきた。

 心配するフレッドは、嫁ぐ私の護衛の一人となった。

 野宿も必要な十日もかかる旅。

 辛いどころか楽しい!

 だって、屋敷を取り囲む鉄柵の外に出たこともなかったから。


 広がる景色と元気な雑草を見ると、希望が溢れる。

 夫となる人を大切に愛そう。私なりに頑張ろう。

 神様が、これからは私にも良いことをくださる気がする───

 



 ────────────────



「おまえを愛することはない」

「つまり初夜をなされないと?」

「一生、抱くことはない」


 初夜で、結婚相手のライアル様は言った。

 なるほど。

 私は廊下に飛び出る!


「だれか────ッ! だれか────ッ!」

「ちょ! おい! なぜ騒ぐ!?」

「人を集めているのです!」

「な、なぜ集めるんだ!?」

「人前では無難にやり過ごし、私が一人になった途端、本性をだすライアル様を信用できません!!」

「な、な、なんだと!?」

「先ほど結婚式でお誓いになったのをお忘れですか? その舌の根も乾かぬうちに、堂々と覆す。信用できるわけございません!!」

「夫に無礼な!」

「夫?? 一生抱かない、つまり夫婦の義務を果たさないと、今おっしゃいましたが? 結婚は法的な契約。家と家の問題です。アマイン伯爵家存続問題も関わってきます」

「跡継ぎはキャサリンが産む。おまえは親のふりをすればいい」


 ライアル様は、顔が良いがオツムはイマイチのようだ。

 のほほんと警戒心がない。

 対して、幼い頃から髪結いとして働いてきた私は口が達者。

 毎日結う相手は、ゲンキョ伯爵夫人とゲンキョ伯爵令嬢たち。

 そして私はゲンキョ伯爵の庶子。

 口がまわらなきゃ、生き残れなかった。

 油断なんかできなかった。

 当然性格も歪み、純粋無垢とは言い難い。


 ショールを羽織るメイド三人が、ランタン片手に小走りで来た!

 一人一人に指示を出す!


「あなたは今すぐ、アマイン伯爵、伯爵夫人、家令をこの寝室に集めてください。筆記用具も必要だと! 婚姻無効協議をします!」

「は、はい……」

「急いでッ! ゲンキョ家とアマイン家双方の緊急事態です!!」

「はい!」


 メイドの一人が走る!


「あなたは、ゲンキョ家の者を大至急この寝室に集めて。私の身の安全を確保しなくてはなりません! 全員集まるようにと!!」

「はい!」


 もう一人も走る!


「待て。婚姻無効になんてしないぞ!」

「ライアル様が決めることではありません。繰り返します。結婚は家と家の問題です。跡継ぎもしかり。さあ。あなたは私を()()()に着替えさせて」

「はい!」


 三人目のメイドとドレスルームに向かう。


「おまえを屋敷から出さん。地下牢にぶち込んでやる」


 ライアル様の人間性がいよいよ露わになる!

 人が集まる前の数分を、なんとかしのがなければ!!


「他家の方との交渉に、寝巻きとはいきません」

「他家?」

「ライアル様は夫婦の義務は果たさないと、おっしゃったばかりです。私はこれでも貴族。貴族への暴行は犯罪ですよ?」

「あん?」

「今日は初夜です。結婚式にはゲンキョ家の親族代理もいたのは、ご覧になりましたよね?」

「親族代理……?」

「当たり前でしょう? 女の私一人で、野盗に襲われずに、他家の領地まで移動できるわけがございません。屈強な護衛を連れてきています!」

「屈強……」

「私を地下牢に閉じ込めて、その全員にばれないとお思いですか?」


 ライアル様は黙ってしまう。

 やはり賢くない。

 まあ賢ければ、政略結婚くらい当たり障りなくこなすか。

 ゲンキョ家の護衛から集まった!


「私が着替える間、だれもドレスルームに入れないで! 人が来たら、この寝室で待機するように伝えて!」

「はい!」


 髪結いだった私は、着付けもできる。

 背中だけメイドに縛ってもらい、最速で着替えた!!



 ────────────────


「いったいどういうことなんだ……」

「アマイン伯爵様。伯爵夫人。夜分に申し訳ありません。お座りください。婚姻無効協議を行います。議事録は、公平にアマイン伯爵家、ゲンキョ伯爵家の両家でとりましょう」

「いったい何を??」

「まず皆様。ベッドを使用していないことをご確認ください」

「あ。ああ」


 天蓋付きの豪華なベッドを、虚しくピンクの花びらが飾っている。


「アマイン伯爵様。ご存じのように、教会は離婚を認めません。ですが配偶者が不能な場合、婚姻を無効とした例がございます」

「こう言ってはなんだが、そなたはゲンキョ伯爵家で冷遇された娘だと聞いている。帰る家がないのでは?」


 なるほど。

 だから、逆らえないとふんで、私を選んだのね?

 弱者なら何をしてもいいと思う父と息子ってわけね。


「冷遇されたからこそ、私はゲンキョ家に義理立てする必要がございません。己の身を守るためなら、法廷に立ってでも戦います」

「ほ、法廷?」

「ええ。これは結婚詐欺です。ライアル様は、女を閉じ込め、奴隷化しようとしているのです。世論を味方につけ、勝利してみせます!」

「さ、詐欺?」

「ええ。人の一生を台無しにする、悪質な詐欺です! 結婚式前に知らせず、式後なら逆らえないだろうと、だまし討ちにしたのです!」



「わ、私は不能ではない」


 ライアル様は、ちらりと美しいメイドを見た。

 他のメイドは、ささっと簡単に髪をまとめてるのに、一人おろしている。

 うつむきながらも、ニヤリと笑う口の端を、私は見逃さない。


「先ほどライアル様は、生涯私を抱かないと宣言されました。それは不能と同義です。伯爵家に跡継ぎができないのですから」

「跡継ぎはキャサリンが産むと言ってるだろ?」

「では、キャサリン様と結婚なさってください。お金でキャサリン様と養子縁組みをする家は、いくらでもございます」

「養子では、伯爵家の跡継ぎが平民の血を引くと、世間に知られてしまう。だからお飾りの貴族の妻が必要なんだ」

「つまり、ライアル様の愛はその程度なのです。平民を見下し、跡継ぎも、キャサリン様も、世間から守るつもりもないのです!」


 突然、キャサリンがまるで悲劇のヒロインかのように泣き喚く!


「ぅうわぁぁぁぁぁぁぁ──────!!!」


 あまりの煩わしさに、メイドはみな、眉をひそめる。


「キャサリン。違う! あ、愛してる!」


 ライアル様は慌てる。

 私は追撃の手を緩めない!


「生まれた跡継ぎ本人は騙せません。自分が平民の血だと知って生きます。苦しむでしょうね。ライアル様を尊敬するでしょうか? 実母と妻を虐げ悲しませる父親を」

「虐げるのは、おまえだけだ」

「では舞踏会にもキャサリン様をお連れ下さい。もし私が出席するのであれば、堂々と『私は処女。私に子はいない』と話します」

「なんて非常識な女だ……」

「世間をご覧ください。妾や庶子を大切にする妻の割合を知ってください。むしろ常識的な妻ほど嫌うのでは?」


 私が生まれ育ったゲンキョ伯爵家も同じ。

 伯爵夫人も伯爵令嬢たちも犠牲者だった。

 妾と庶子が同じ屋敷で生きてるのだ。

 幼い私が楽しそうに笑うだけで、苛立っただろう。

 苦しかっただろう。

 浮気男には、想像力がなさすぎる!


「けがれない幼子おさなごを嫌うなんて、性格が悪い女だけだッ!!」

「不憫な妻を憐れんだ親戚や使用人からも、庶子は『いなければいいのに』と疎まれ、存在自体否定され育ちます。辛いですよ。私がそうでした」

「まさか、おまえは卑しい庶子なのか……!?」


 ライアル様はキャサリンの前で、思ったままを口にしてしまう。

 骨の髄から、庶子を見下してるのがわかる。


「生きるだけで人を悲しませる庶子は罪深い。そんな辛い人生が待つ庶子を、性欲を抑えきれずに産みたがるキャサリン様は、世間一般から見れば、悪魔です」

「なんだとぉォ────ッ!?」

「私は、男のいいなりの実母も嫌いでした。恨んですらいましたもの」


「私は、ただ、愛しただけぇ────ッ!!」


 キャサリンが涙声で叫んだ!

 また悲劇のヒロイン気取り!

 私の希望も愛情も覚悟も粉々に打ち砕いた加害者の自覚は皆無!


「ええ。ですから、キャサリン様も訴えます。婚姻を知りながら肉体関係を続けるのでしょう? ご自分のために、だれが不幸になろうとかまわないとお考えでなければ不可能な、鬼畜の所業です」

「わ、私を訴える?」

「周りを見てください。この国では、淑女は髪をアップにまとめます。乱していいのは、愛する夫の前だけ。つまり、キャサリン様は妾であると隠すつもりもない。庶子にとって、恥知らずな母親がどんなに重い足かせになるか、おわかりになりませんか?」


 うんうんと他のメイドが頷く。

 すでに恐るべき恋愛脳のキャサリンが嫌われていると、他のメイドの視線でわかる。

 哀れな庶子が生まれたら、同様に嫌われるだろう。

 親の罪から、幼く弱い子では逃れられない。


「私はライアル様の恋心に抗えなかっただけよ?」

「メイドを辞めればよいでしょう? 私なら、娼婦になってでも戦います。私が今、詐欺師と戦ってるのがわかりませんか?」

「詐欺師って……」

「ライアル様は、神の前で『病める時も、健やかなる時も』と平気で嘘をつき結婚したのですよ? 神を欺いたのです! 私はこの事実を、明日、教会に伝えます。沢山の証人がいますから」


 ガンッ!!!

 アマイン伯爵様が威嚇したいのか、テーブルを握りこぶしで叩いた。

 が、庶子として虐げられてきた私に効果はない。


「アマイン伯爵家に泥を塗らせるわけにはいかぬ!」

「泥を塗るのはライアル様です。私は、ほんの少し早めるだけ」

「あ?」


 口で勝てないとなると威圧。

 やはり父子揃って、残念なオツム。


「ライアル様は家を軽んじ、体面より我欲を優先します。私が去っても、金を出せば他の嫁が来るでしょう。が! こんなライアル様を尊敬し、尽くし、庶子を我が子として愛し、跡継ぎとして立派に教育する嫁が来る確率は、どれくらいでしょう?」

「ま、待て。このアバズレとは別れさせるから」

「次のメイドに手を出すだけ。逆らえない弱者を犯し続けるでしょう。私は犠牲者を増やす行為に協力できません。今なお、ライアル様が反省してないのは、ご覧の通りです」


「反省したさ。次は従順で、口数の少ない嫁を貰う」


 ライアル様は笑った。

 さらさらと輝くブロンドは、こういう時、とても軽薄に見える。


「ほら。アマイン伯爵様。ライアル様はこの程度の人格なのです。家を守る責任感もなく、だれかに我慢させて当然だと思っている。子作りが好きなだけで、親としての覚悟もありません」


 アマイン伯爵は、ライアル様を見て大きなため息を漏らす。


「わかった。が、詐欺で訴えるのはやめてくれ。慰謝料を払おう」

「私はもう、まともな結婚はできません。私の人生はおいくらですか?」

「今払えるのは金貨一万枚だ」

「馬車に積んでください。日が昇りましたね。私はこの屋敷を出て、教会に行きます。以降の交渉は代理人を通して行いましょう」


 警戒しつつ、てきぱき荷造りすると、ようやくライアル様は慌てる。

 自分の貴族としての終わりを、さすがに理解したのだろうか。


「ま。待ってくれ。謝るから。初日で妻が出ていくのは私の体裁が悪い」

「初夜で愛さない宣言をしたくせに? どうなると予想したのですか。まさか、ほぼ初対面の私が『愛してます。愛してください』と泣くとでも?」

「うん。まあ。我慢するかなって。だって伯爵夫人になれるんだぞ?」

「夫に虐げられる妻が、伯爵家で楽しく生きられるでしょうか? 傷ついても耐え、生活は地獄でしょうね。そんな伯爵夫人になりたいわけないでしょう」


 なぜかライアル様はガウンを脱ぐ。


「で、でも私は顔がいいだろ? 脱ごうか? 体もいいぞ?」

「勝手にしてください。まともな女性と交際経験がないのですか? 『きゃぁ。いい大胸筋。素敵!』となるとでも??」

「こ、これからは、おまえを妻として愛するから。悦ばせてやるぞぅ? さ」


 オツムが下半身にあるのか??

 それで絆される女がいたのか??

 私を突き落とす宣言をしながら、私の胸の痛みには、いまだこの男は関心がない。

 最後まで気にしてるのは己だけ。


「キャサリン様を妻として一生愛してください。キャサリン様も不幸にする気ですか?」

「だって私は次期伯爵になるんだぞ?」

「守りたいのはご自身だけですか?」



 裸で自信満々のライアル様を放置し、最速で王都に向かう!

 本当は教会に寄りたかったが、領地脱出を最優先!!


「アマイン伯爵家から襲われる可能性が高いわ。気を引き締めてね! みんなで生き残ろう! 無事、王都に着いたら金貨三百枚ずつ渡すわね! さあ! 急ごう!」


 馬車は疾走する!

 意外にも、アマイン伯爵家は襲ってこなかった。

 後で聞いた話だが、伯爵夫人がキャサリンではなく私の味方になってくれたらしい。

 あの晩、無言で表情さえ崩さなかった伯爵夫人が、陰で私を助けてくれたのだ。



 私は約束の金貨を配った後、残りの金貨を銀行に預ける。

 次に、新聞社を周り、自分に起きた初夜の出来事を伝えた。

 すると興味を持った暇で噂好きな夫人から、お茶会に誘われる。


「私が消えたらアマイン伯爵家のライアル様に殺されたとお思いください。初夜で、地下牢に入れると……」

「やっぱり卑劣な愛人が?」

「実は、ライアル様はメイドと恋仲で、おまえを愛することはないと……」

「まぁ。なんて酷いのッ!! 紳士の風上にも置けないわッ!」


 噂は先手必勝!

 この後ライアル様が頑張っても、悪評を塗り替えるのは困難。

 私は詐欺罪で訴えない約束はしたが、婚姻無効訴訟は行う。

 弱者が有利に進めるには、世論がいるのだ。



 ついに実父のゲンキョ伯爵が乗り込んできた。

 まぁ、ゲンキョ家のタウンハウスだから。


「家の恥を晒しおってぇ!! 庶子だと自分からばらすバカがいるか! おまえのせいで、アマイン家からは罵られ、他の貴族からもどれだけバカにされたか!」

「あら。恥ずかしい性欲に任せて、私を作ったのはお父様でしょう?」

「なにぃ?」

「本当に不思議。恨まれないわけないでしょう? 大人になって仕返しされないわけないでしょう?」

「育ててもらった恩がないのか!?」

「まさか。私と同じことされたら感謝するのですか?」

「……で、出ていけ! ここは私の屋敷だ!」

「わかりました。今後、私の邪魔をするなら、徹底的に戦います。失うものがない人間ってね、無敵なんですよ」


 私は目抜き通りに家を買った。

 怒涛のように日々は過ぎ、無事、訴訟には勝利。

 体面を気にし、早期解決を望むアマイン伯爵は、さらに金貨四万枚もくれた。



「これからどうするんだ? 王都に住むなら両親も呼ぼうと思ってるんだけど」


 護衛のフレッドは私を心配する。


「もしよければ、フレッドのご両親も雇うよ?」

「え? 雇う? 義理の親を……?」


 どうやら、フレッドは私との結婚を考えていた。

 私も、金貨を手に入れる前なら考えたかもしれない。

 金貨を手にした後、プロポーズされても無理。


「ええ。料理人とメイドがいれば、私も助かるし。私の母親も連れてきて。雇うから」


 実母というだけで、大切に愛するなんて不可能。

 ただ、実母の髪結いの技術は尊敬に値する。

 自立する手助けはしたい。



 そして、私が始めたのは、髪結いの学校。

 舞踏会でもお茶会でも、貴族夫人はドレスと髪型で競う。

 技術があり、おしゃべりが上手なら、需要はいくらでもある!

 表に張り紙をした。


『生徒募集:修道院や娼館に行くのなら、髪結いを学びませんか? 手に職があれば、強く生きられます!』


 まだこの国には、完璧な避妊手段はない。

 性欲を抑えきれない男が、無責任につくった犠牲者は多い。

 捨てられて、家さえない人もいる。



「生きる希望も、逆らう気力もなかった私が、自分で稼げるなんて!」

「私は自分が嫌いでした。今、私のこの手が誇らしい!」

「私は明日が楽しみになりました。先生、私こそが流行を創り出してみせます!!」


 生徒は笑顔で巣立っていく。

 凄く嬉しい!

 私にしては、なかなかの慰謝料の使い方じゃないだろうか。



 実は私は、王妃様の髪結いとして有名になる。

 まあ、それは、まだまだ先のお話────

自由と自立を掴み、ヒロイン的にはハピエンです!

最後までお読み頂き、凄く嬉しいです!

ありがとうございました!!!


もし楽しんで頂けましたら

下にある☆☆☆☆☆から、作品への応援をお願い致します。

面白かったら星5つ、つまらなかったら星1つでも。

塗りつぶして頂けると、めちゃめちゃ喜びます!!

どうぞ、よろしくお願い致します!

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旦那も無いけど、フレッドも無いわーw
ライアルのキャラ設定が一貫しているのが非常に良いと思いました。このテのキャラの行動にこれまで読んだ中で一番納得のいく展開でした。 というのも、ナーロッパ貴族で結婚初夜に「お前を愛することはない。」と…
大金得たあとでのプロポーズをなぜ受けてもらえると思ったのか…笑 ライアルだけでなくフレッドもバカすぎる…! 主人公の生き抜く力に拍手!爽快な読後感でした!
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