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スズメとツバメ

作者: 生豚

 涙とスズメ

 僕がスズメに会ったのは4歳のころだったかな。

当時はその子が男の子なのか女の子なのか、そんなこともしらないで遊んでいた。

普段一緒に遊ぶ友人がいなかった僕はそのスズメと毎日遊んでいたんだ。


 基本的には家の周りで遊んでることが多かったんだけど、時々遠くまで出かけたりもしたんだよ。

2年間くらい一緒に遊んだのかな?

今となっては昔のことだし、子供のころ特有の時間感覚のせいでほとんど覚えてないんだよ。


 でもある日別れは来た。


 学校から帰ってくるとスズメがいて、僕とスズメはもう会えないことになったんだ。

実家に帰るらしかった。僕はあの子を引き留めることができたのかもしれない。

 でもできなかった。僕は今でも後悔している。


 だからと言って納得していないわけではない。

 あの子は帰るべきだったし、それはもとに戻ること、ただそれだけのことだった。


 そしてあの子は帰った。



 その後僕は他のスズメたちとも話したり遊んだりしたけど駄目だった。

 僕にとってスズメ友だちはあの子だけだ。


 それから僕はツバメ友達がたくさんできた。

 今は一応楽しいよ。

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