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 社会人の一日の時間の流れは速い。

 気づけば今週は終わり、やってきた来週も終わりに差し掛かっていた。


 会議の資料はギリギリ間に合ったが課長には怒られた。

 (いわ)く、”見にくい”らしい。

 頑張って作っただけにちょっと悲しかったけど、まだ私には伸び代があるんだと思えばモチベーションは上がった。


 それにカナ先輩は理不尽だってとても怒ってくれたし、それだけで十分嬉しかった。



「はあ〜今日もお疲れ私〜」



 帰宅して速攻ベットにダイブ。

 このまま何も気にせず寝られたら最高なんだけどな…。


 世間は華の金曜日。

 みんなが一番解放的になる夜。


 私はもちろん明日も仕事なので夜更かしなんてできない。



「あ〜でも今週乗り切ったら来週は誕生日だ〜!」



 ベッドに寝そべったままカレンダーを見やる。

 30の日付に赤いペンで丸がつけられた日は、なんと私の26歳の誕生日。


 この日は前々から課長にお願いをして定時で帰れる貴重な日でもある。


 定時の日が一日あるだけで心持ちも変わってくる。

 それに何と言ったって私の誕生日でもある日だ。俄然(がぜん)来週が楽しみになってくる。



「どうしっよかな〜!ケーキは買うでしょ〜、後お酒も絶対いるし〜、あっ夜ご飯もたまにはコンビニじゃなくてファストフードにしちゃおっかな〜〜!」



 想像するだけでワクワクするな〜。

 学生時代みたいに友達と一緒に誕生日をお祝いすることは無くなったけど、その分自分で自分の誕生日をお祝いするようになって、これはこれで結構楽しいのだ。


 それに仕事も定時で上がれる。つまり時間に追われることなく余裕のある夜を過ごせると言うこと。

 これって結構自分の誕生日よりも重要なことかもしれない。


「0時に寝るとして…えっ、6時間も時間がある…! 〜〜っ最高…!! 映画でも観よっかなっ?!」


 せっかくの誕生日だし、自分に誕生日プレゼントも買っちゃたりして…!!



 そんなことを考えながら食べるご飯とお酒が美味し過ぎて、いつもより早く食べ終わってしまった。

 いつも通りメイクを簡単に落としたら、さっさとベッドに入る。


「おやすみ私〜」


 …なんて言っちゃたり。


 はーー、早く来週にならないかなー!!




 待ち遠しい日があるほど一日が経つのは遅く感じて。

 いつもの残業もとても長く感じたけれど、それも全部乗り越えてついに私の誕生日の日がやってきた。

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