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異世界の英雄はもういない  作者: 天山竜
33/306

2-1.『悪竜』との日常


 『家族ってのは良いもんだな』

 『ん?』

 

 シロが家に住み始めて少し経った頃。

 眠ったシロを膝に乗せて本を読んでいた俺に、少し離れた椅子に座っていたじいちゃんが唐突にそんな事を言ったのを何故か覚えてる。


 『その時はただ、鬱陶しいとしか思えなかった。けどこうして離れてみると、たまに家族の事を思い出す時がある』

 『酔ってるの?』

 『はは、そうかもな』


 手にした硝子杯(グラス)に入った氷をカランと鳴らし、ほんの少しだけ寂しそうな横顔で。


 『親はうるさい、姉弟なんて邪魔くさい。そんな風に思っていたが、……お前達を見てると少しだけでも仲良くしときゃ良かったかな、なんて思っちまうよ』


 じいちゃんの家族。

 その時はじいちゃんが異世界から来たなんて分からなかったから、漠然と、離れた所に暮らしているのかと……その程度にしか考えてなかった。

 あの時、もっと聞いて置けば良かったな。


 『ま、出来なかった事を悔いても仕方ない。出来る事をやるのが大切って事だ』


 硝子杯(グラス)をテーブルに置き、俺とシロの頭をそっと撫でる。


 『出掛けて来るからちゃんと修行してろよ?帰ったらまたビシビシやるからな』


 いつもの笑みを浮かべて、家を出て行くじいちゃんの背中を見送って……あの時、俺はその背中を見てどんな事を考えていたんだろう。

 今は思い出せない。



 ……何故なら。



 『やっぱ過去なんか振り返っても仕方ねぇ!俺達は今を生きてんだからな!!』


 何日か後に帰って来たじいちゃんが高らかにそう言っていた姿が強烈に印象深かったから。

 驚きで目を丸くした俺が、突然家の扉をバンッ!と開き、開口一番そんな事を宣ったじいちゃんに……冷ややかな目線を送りながら尋ねた。


 『なに……どうしたの急に?』

 『安心しろ!何が来ても、俺がお前たちを守る……絶対に……アイツから!!』

 『何言ってんの?』

 『何でもねぇ!ほら、修行するぞ?今日も張り切って鍛えるぞー!』


 聞いてもはぐらかされるばかりで何も答えちゃくれなかったけど……今思えばあの時位に再会したのではなかったのだろうか。

 じいちゃんの家族……姉と名乗った……あの女性。

 《魔王》アスミィ=オルタンシアと。

 ……五百神亜澄(いおがみあすみ)と。

 


 「はぁはぁはぁ、くっ!?」


 ぉぉぉぉおおおおお!こえぇぇえぇぇぇぇえええ!

 身を屈めた俺の頭の上を風切り音が通過し、林立していた木を薙ぎ倒していく。

 躱した横目に映ったのは、鋭利な刃。

 これで手加減を目一杯してくれてる……らしいんだけど!そもそも自分が、人間との力量差が半端じゃない位あるのを分かってるんだろうかぁぁぁぁぁあああ!?

 死神の鎌を連想させる刃の発生元をチラと見やると、艶やかな髪を揺らし、端麗な顔を大きく歪め、褐色の麗人が……死の元凶が高らかに哄笑を上げていた。


 「ふはははははは!中々上手く避けるじゃないか!?これならもう少し上げても良さそうだなぁ!!」


 ギリギリだって!限界なんだって!?面白がってるんじゃねぇぇぇよぉぉぉ!!!!!!

 ニーズヘッグの拷問(ごうもん)──もとい訓練は、今回早くも三回目を迎えている。


 サヴラブが起こした騒動から二週間。


 決まった日に訓練はないものの、ニーズヘッグの気まぐれで(しご)かれている俺。

 訓練中に課せられたルールは特にないが、『種』の使用はなし……ってこれだけでも死を覚悟しなければいけない訳なんだが、ニーズヘッグの手加減が絶妙なのか今の所は死んでない。そう、今の所は……。


 「ほらほら!!もっと速度が上がって行くぞ!?考えろ、感じろ、死ぬ気で私に挑んで来い!!」


 こんな調子だから毎回死を覚悟しなくてはならないんだよぉぉぉ!!


 終了条件は三つ。

 一.ニーズヘッグに一撃入れる。

 二.彼女(ニーズヘッグ)が終わりと判断する。

 三.俺が訓練の続行不可能になる。


 今回で三回目を迎えてる戦績は以下の通り。

 一回目──続行不可能。

 二回目──続行不可能。

 で……三回目の今、続行不可能寸前まで追い詰められてる!!

 俺に迫り来るニーズヘッグの愛剣『スヴァルフラーメ』は伸縮自在で、剣と言うより鞭の様だ。躱したと思えば直ぐに次の斬撃が迫り全く気を休める暇がない。

 一回目は『月詠』を双刀の『双月(そうげつ)』に変えて防戦一方のまま撃沈され、二回目は今回の様に走り回り跳び上がった所を叩き落された。

 防げず、跳べず、走り回って攪乱する事が手一杯な現状を打破するには……斬り込むしか道はない!?


 「は──ぁぁぁ!」


 視界が開けた所で、迫る一撃を渾身の力で弾く!!


 「お?」


 『スヴァルフラーメ』が遠ざかった一瞬、だがその貴重な一瞬でニーズヘッグへと駆け出し、帯袋から一つの直方体を取り出し、ニーズヘッグの足元に向って投げ付ける。

 『煙水晶スモーキークォーツ』──俺が自作してた道具の上位品と呼んで差し支えない。

 煙をその場に発生させる事ができ、俺が投げた『煙水晶』に入れられていたのは……火口に立ち込める火山煙。

 息をするだけで苦しくなり、煙自体が熱を持っている特殊な水晶だ。

 ちなみに、この原型となる火山煙自体は、たまに『ヘルバ』に来る行商人から購入するんだが……値段が割高。使い道が限られ、購入者が少ないから安いと思いきや、煙の保存は効かず、保存方法も普通じゃない事から値段は譲れないんだそうな。

 通常の『煙玉』よりも威力も費用(コスト)も掛かってるが、考え無しにコレを放った訳じゃない。

 俺の姿をニーズヘッグが捕捉してる可能性があるのは恐らく、「熱」。

 じいちゃんから聞いた話、《竜》とは蛇が進化した姿ではないかとの仮説があるらしい。蛇の目に備わっている獲物を識別するのにつかわれるのが熱だと言うなら。

 熱感知で俺の姿を捉えてるのだとしたらこの煙は有効……だと良いな!?

 そうでなくとも視界ゼロ。俺が一撃入れられるとしたら此処しかない!!

 狙うのは死角!!!

 直線の進路を切り、彼女の左──武器を持ってない側面に躍り出る。ニーズヘッグの位置はその圧倒的な気配から手に取る様に分かってる!


 「【月輪(がちりん)】!!」


 攻撃は最大の防御とじいちゃん━━『最強』五百神灰慈も言っていた。その教えを履行すべく、俺が持つ最大の攻撃手段である巨大な円剣をニーズヘッグに向かって投擲した。


 「あっ」


 放った後で気付いたけど……これじゃニーズヘッグを真っ二つに!?


 ギィィィィン!


 耳障りな音が響き『月輪』がその動きを止められ、今も尚動きを阻害された何かを打ち破ろうと懸命に前進を試みている。

 あれは……盾?──確か、ニーズヘッグの尾もにもそんな変化があった。……って事はあの剣は彼女の尾?


 「私を切り裂けると思ったか?」


 その言葉と共に、俺が張った煙幕が吹き飛ばされた。


 「な……」


 なんじゃそりゃ!?

 仮面越しに一言呟き、後の言葉を飲み込む俺の目に映ったのは、『月輪』を阻む盾状に変化した『スヴァルフラーメ』と……黒く大きな……翼。

 魔法で吹き飛ばした訳でも無ければ、己が持つ殺気や闘気で消し飛ばした訳でもない。

 ニーズヘッグの背から生えた翼が、辺りを埋め尽くしていた熱煙を物理的に散らしたのだ。待て、待って……。

 俺の記憶が確かなら、竜の姿をしていた時も翼なんてなかった。あれって出し入れ可能な器官なの?!


 「《竜》は飛ぶものだろ?」


 俺の思考を読んだのか、ニヤっと意地悪く笑いながら嘯く。

 確かに俺が読んで来た書物にも大抵は翼が生えてる描写が殆どだったけど!?



 「今日は良い線を行っていたが……此処までだな」



 阻まれ続け、勢いが弱まった一瞬の隙に、盾から鞭状の形態に変化した『スヴァルフラーメ』が『月輪』を地面に叩き付けた。

 返す刀で俺に肉薄し、持ち主も同じ様に叩き付けようとその刃を打ち下ろして来る。その姿はまるで蛇。また意識を奪われて俺の負け?

 そう意識した瞬間。


 頭で考えるよりも。

 心が負けを認めるよりも。

 ━━身体が勝手に動いた。

 

 「なに?」


 そのニーズヘッグの呟きが間近に聞こえた。

 気が付けば直ぐ目の前には地面に縫い付けられた『月輪』。

 拾ってる余裕は……ない!!

 剣に伸ばした手を、握り締める。

 ニーズヘッグの体制は止めを刺す為に『スヴァルフラーメ』本体を振り上げた状態……真っ直ぐその先に居る彼女に拳を向け突き上げ!!……ようとした直後。

 ━━腹に衝撃が走った。

 へ?


 「今の動きは中々良かった。剣を拾う時間を捨て、武器が戻ってない私に向かって来た判断も良い。だが……忘れてないか?」


 俺とニーズヘッグにあった僅かな距離がいつの間にやら潰され零距離に。

 しかも俺の腹には、彼女の膝。


 「私にもお前同様、剣以外の手段がある事を」

 「ぐふ!」


 衝撃を認識した時には、身体がくの字に折り曲げられ、遥か後方に吹き飛ばされた。


 ドン!と轟音が響くと共に樹に打ち付けられ、焼ける様な痛みが腹に拡がっ痛ぇぇぇぇええっぇぇぇ!あっちぃぃぃ!涙が出て来た!?


 「──ふむ?意識を手放さなかったか」


 手放しそう!むしろ気絶した方が楽な痛さなんですが!?

 上から降って来るニーズヘッグの声に反応出来ず、無様にゴロゴロ地面を転がって痛みを紛らわせて居る。……と。



 「お主等……加減と言うものを知らんのか」



 ニーズヘッグと違う幼い声が、別の方向から俺達に向かって投げ掛けら──いっっってーーー!!!

 ヤバい全然痛みが引かない!ポーションポーションぽぉぉぉしょぉぉぉん!?痛すぎて考えが纏まらない!!

 慌てて『帯袋(ポーチ)』から青い液体の入った容器を取り出し、中身を飲み干す。俺の身体がその効果を意識すると痛みがスッと遠のいて行った。

 ……あー、死ぬかと思った……!!


 「……何故俺までその小言に含まれるんだ、ユグさん」

 「お主の為の訓練なんじゃから当たり前じゃろ」


 身体に残る痛みを押さえ状態を起こすと、此方に歩み寄って来る《神霊》ユグドラシルの姿が映る。

 俺の為って言うけど毎回死にそうになってるんだからな!?

 幼い顔に不満そうな皺を刻んで、俺に小言を告げた次の標的は、仁王立ちでユグさんを見ているニーズヘッグだ。


 「お主ももう少しやり方を考えよ!悪戯に森を壊されるだけではかなわんぞ!?」

 「そんな要請は一度も受けていない。私が言われたのはそこの小僧を鍛えろと言う事だけだ」


 何で鍛え方をもっと優しい方向に限定してくれなかったんだ、じいちゃん!

 もっと俺の身体と森を労わる訓練方法に変更して欲しいが、この唯我独尊の【悪竜】ニーズヘッグを説得する事なんて誰にも出来ない。

 と言う事は……俺が耐えるしかない……のか!?

 絶望的な事実を噛み締めてると、俺の剣を拾ったニーズヘッグがそれを放って来た。


 「ま、今日はこんなものにしておくか」

 「……?俺はまだ一撃を入れてないし、意識も失ってないぞ?」

 「ふふ、気分的な問題だ。生殺与奪の時は私が決める」


 言い方が怖ぇよ!?

 だが終わりと言うなら……やっと話しが聞けるか?ユグさんも居るなら丁度良い。つーか、痛みは引き切ってないし体力もまだ戻らない。帯袋から今日二本目の青ポーションと、緑色のポーション『スタミナ・ポーション』を取り出し、呷り飲んで立ち上がる……。


 「なら、二人に聞きたい事があるんだ」

 「ん?」

 「なんじゃ?」

 「じいちゃん……五百神灰慈は《魔王》を倒した……んだよな?」


 【最強】五百神灰慈。

 数多の神霊・竜と契約し、極大の魔法を以て魔王を倒し、この世界を救った英雄。

 けど……俺の脳裏に焼き付いた一人の女性。

 本人曰く、五百神灰慈の姉で《魔王》五百神亜澄。

 アスミィ=オルタンシアとも名乗っていたけど、俺はその人物が発した言葉が本当かどうか判断出来ない。

 けど……じいちゃんと共に闘い、こうして目の前に立ってる二人なら何か知ってるんじゃないのか?

 あれから、ユグさんともニーズヘッグともまともに言葉を交わすのは二週間振りだ。

 聞きたくてもニーズヘッグには毎回意識を奪われ、気が付いたら俺を転がしたまま帰ってるし、ユグさんは忙しかったのか全然会えてなかったし。


 「あぁ、【強欲】か。中々歯応えがあって楽しめた相手だったな」

 「いや、結構死闘じゃっただろうが。ハイジもエルもお主も終わった時には瀕死じゃったろ?」

 「いや、《魔王》の話し……だろ?【強欲】?」

 「? ハイジから何も聞いて居らんのか?」


 俺とユグさんの頭上に「?」が立つ。

 ユグさんが訳の分からない疑問で返して来るんだけど……。

 は?

 何、話が見えない……。いや、《魔王》と戦った事自体はじいちゃんから聞いた事あるけどさ。


 「イオガミハイジが《魔王》を討ったのは事実だ」


 ニーズヘッグが言葉を足してくるが……意味が分からない。

 《魔王》は討った。が、【強欲】って奴が《魔王》?もしかして、「ゴウヨク」って名前の《魔王》とかか?あ~、《魔王》って重い肩書が頭の中で飽和する!?

 ユグさんとニーズヘッグが顔を見合わせ、納得がいった様にニヤニヤしている。二人の顔から察するに、知らない情報を俺の目の前にぶら下げ、食い付く寸前で躱す気だろ!こいつら……完全にからかってんじゃねーか?!


 「勿体ぶらずに教えてくれ」

 「ふふん!そんなに乞われては教えぬ訳には行かないのう!」


 腹立つ~~!!

 乞うた訳ではないが俺の質問に答えてくれるんだからグッ!!と堪えな━━


 「ハイジが倒した《魔王》の名は……ガロン。表向きはこの世界に一人しか居らぬと思われてる様じゃが……その実、7人の《魔王》の一人──正しくは【強欲】のガロンじゃ」


 …………は?

 え、…………ちょっと待って。頭が追い付かない。

 《魔王》が……7人?じいちゃんが倒したのがその内の1人だとして……後6人も《魔王》が居るの?


 「この世界に存在する、特に凶悪な種族の中でも魔力が飛び抜けて高い存在……それが《魔王》だ」

 「ハイジも信じられなかったみたいでの……その後、行ってその存在を確認しておった」

 「……そいつらの所に?」

 「然様」

 「……知らなかった」

 「元々、《魔王》と言っても全員が世界を手に入れるだの、滅ぼすなんて考えを持ってはおらなんだ。ガロンの宣戦布告は暴走と言い換えられるかも知れんの」


 《魔王》を倒したまでは聞いていた。……正確には家にある『五百神灰慈英雄譚』で読んだ。

 が、そこから俺と出会うまでの話しを、じいちゃんは一切してくれなかったのだ。俺から聞いた時には無視をするか、別の話題を振るか……今考えれば、その《魔王》の中に姉……亜澄と言う名の女性が居たからか?

 そこら辺をじいちゃんに聞く術はもう……ない。


 「二人はそれに同行したのか?」

 「行った。だが、《魔王》はどいつもこいつも強い癖に腑抜けでな。こっちとの戦闘を避けようとしてきた。ハイジもそれには賛成だったのかそれを受け入れやがって……途中で飽きた」


 酷くつまらなそうに呟くニーズヘッグの目が怖い。


 「ハイジは《魔王》に訪問、ニーズヘッグは他の強者の捜索とバラバラじゃったと聞いておるよ」

 「ユグさんは?」

 「妾は戦闘なんて出来んし、こっちで待っておったわ」

 「……他の《魔王》の話しを、じいちゃんはしたのか?」

 「それがのぉ。……「話はついた」。奴が話したのはそれだけじゃ。その後は何も教えてくれんかった。『調査と言う事なら目的は果たした、脅威は特にない』とか言っての」

 「……そうか」


 結局、あの《魔王》を名乗った亜澄と言う女性が何者なのか……聞いても分からないって事か。

 本当に異世界から召喚されたのか、じいちゃんと家族だったって言うのは本当か、それが何故今になって現れたのか……。分からない事が多すぎる。何かサヴラブの時もこんな事を考えた気がするが、調べる方法が……あ、…………あの人に確認し忘れてた!


 「話、ありがとう。また今度ゆっくり聞かせて欲しい」

 「お前が次の訓練で意識を保っていられたらな」


 怖ぇよ!!次は……もっと激しくなるんじゃないだろうな!?

 ニヤニヤしてるニーズヘッグを直視出来ず、振り返り歩みを進めようとすると。


 「クロ」

 「ん?」


 ユグさんが何かを俺に放って来た。


 「今はそれしかないからな。当分は使うなよ?」

 「……分かった」


 中を確認すれば『種』が入っていた。三種二つずつ……。ニーズヘッグの様な強敵がそんなにホイホイ出ては来ないだろうが不安はある。

 ユグさんから貰った『種』を帯袋にねじ込み、俺は進路を『ヘルバ』へ。

 確か今日は、シロとリリーナが村に行ってる筈だから迎えに行くのと……エルさんならじいちゃんとの付き合いは二人よりも長い筈だし、何か聞いてるかも知れない。

 他人に話してるとも思えないが、聞くだけ聞いて置こう。

 じいちゃんが元居た世界の事を、じいちゃんの……家族の事を。



 「おい、【世界樹】ユグドラシル」

 「何じゃ?【悪竜】ニーズヘッグ」

 



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