幸せになりたい、何が幸せかわからないけどそう思う。
昔の自分を、愚かだとは思わないが。
今の自分は、人生に失敗したんだなと思う。
他人に、嫌なことをされたら素直に怒ってたし
たぶん、人よりものすごく切れやすかった。
いまだに父親に対する反抗ができず、心にしこりが残る。
父親から見ると、僕はひどく生意気な子供だった。
できないことを、できると言ってその場を誤魔化せないクズだった。
拳骨だけだったから、虐待される家よりはずっとましだったはず。
高校の時には、胸倉つかまれたけど、それもずっとましな話なんだ。
上履きに、画びょうをさされるとか。
物を隠されるとか、勝手に給食を食べられるとか。
まあ、マシなんだ、きっとマシ。
だから、まともに生きろって言う人もいるんだろう。
みんな、僕の話なんか聞きあきる、他人の人生なんかそんなもんだ。
でも、あの頃の僕はそれを正しく心の痛みとして
受け取れてなかったし、たぶん今でもそうなんだ。
辛く悲しいじゃなくて、怒りのような澱んだ気持ちしかない。
いやだったから、学校へ行くのをやめたら。
どこかへ行くのも嫌になった、無理やりいかされたこともある
勉強ができないから馬鹿にされるのかもしれないし。
他にもいろんな理由があるんだろうと思う。
失敗したってのは、たぶんここの話。
僕は、自分でまだ気づいてなかったけど、一度やめたことを
もう一度やるってのが、すごく苦手だったらしい。
それは、いまだに続いてる。
人が怖いっていうと、たぶんわかりやすい。
人にどう見られてるかが気になるようになったのも
引きこもってからだし、自分に自信がないのもよくわかる。
でも、本当に怖いのかは、正直自覚はない。
顔が真っ赤になったり、汗がでたり、人体的に自覚はあるんだけど。
僕が本当に怖いのは、人にかかわることそのものだと思う。
誰も助けてくれないのは、当たり前。
自分で強いフリをしてなければ、生きていけない。
引きこもりだニートだって、馬鹿にされるのも正直あきれる
じゃあ、なんでそうなる前に助けてくれなかったんだって。
だから、逆に思う、お前らの人生に必要のない人間が
なんで、お前らの世界に入って来いと思うのか。
蔑みたいだけか?
僕にとっても、お前らにとってもお互いがお互いをいらないんだよ。
たとえごくつぶしでも、共働きで子供なんか見てられなかった親が
食わせてるだけだよ。
感謝しろっていうなら、姉が居る時点で僕を生まなきゃよかったと思う。
これは、母親に泣かれたけどさ。
でもさ、僕は他人にそこまで否定されてんの…親にもさ姉と比べられて
お前ができないのが悪いっていわれるの。
学校へ行けなくなっただけで、不良呼ばわりを何度されたか。
なんで、周りは僕をせめるのに、責められたらツライの。
キレやすいのは、誰もかばってくれないから。
怒るのは誰も話を聞いてくれないから。
自分勝手だと思われて、自己中だと思われるのもよくあるよ。
でもさ、他人に受け入れられてこなかったのに
なんで他人を受け入れられるように育つと思うのさ。
出来上がった後に、もう大人なんだからって軽く言われても
僕の人生に救いはなかったよ、性格がきついのも自分のためだよ。
人とうまくやれないし、仕事を覚えるのも遅いよ。
だって、もうそう育ったんだから、期待もされないしそれでいいよ。
姉のほうが我儘って、父親は気づくのが遅いから、もうどうでもいいよ。
母は、僕が優しいからっていう、それは自分がどうしてほしいかわかるからだよ。
人に対して笑えない、別に顔がひきつるわけじゃない。
緊張しすぎて、話しすぎて、よく笑う、でも笑いたいわけじゃない。
後ですごくへこんで、精神的に気持ち悪い。
兄弟に、ふーんって言わないでって言っても、ふーんって言われる。
ちゃんと話を聞いてほしいけど、理解できないっていわれる。
理解できないのはわかった。悲しいけどわかった。
だから僕は、いつでも寂しい。でも、虚勢を張らないと生きていけない。
相手がわかんないことがわかるのに、僕がわかんないことは伝わらない。
息が苦しい。
苛立ちや、胸が苦しいのは、傷ついてるからだと、なんとなく思う。
説明してみても、通じないんだからきっと、そうなのかもわからない。
いつも、不安で、悲しくて寂しい。
僕に気持ちが伝わるように、話をしてほしい。
優しくされたいから、優しくするけど、優しさの方向性が違って
全然優しくされてる気持ちになれない。
わかってほしいが強すぎて、いつも全部のみこむか、怒りのままに吐き出すか
あぁ、僕は普通じゃないんだなってなんとなく思う。
笑いかけてほしいんじゃない、僕をちゃんと見てほしい
そうして、飽きるほど頭をなでてほしい。
僕のことが、全然わからなくてもきっと我慢できるし。
泣くなって怒られてから、あんまりうまく泣けない。
子供は泣いていいと思う、ちゃんと泣けない大人になるから。
だから本を読むのが好き、そういうときはそれなりにちゃんと泣ける。
よその同年代の写真を見せて、お前より若いしすごいいい子だって言われた。
だから、僕は父親に言ったよ、手を挙げられて育ったのか聞いてみたらって。
別に、理想の子供がいるのは、僕はあきらめてるからそれでいいよ。
でもさ、理想の子供に育てる方法を知らないのに、理想に育たなかった僕を
いちいち遠回りに否定してることには、いい加減気づてほしいかな。
ああ、どうやったらまともに生きられるのか、それを教えてほしい。
ちゃんとしたら生きられるのかもしれないけど…
もうどうやったら、ちゃんとなれるのかもわからない。
一時期は、接触に対する感覚がひどかった。
親に抱きしめられても、気持ち悪い、今でも気持ち悪い。
人に触られるのも気持ち悪い。
手を洗うたびにアルコール消毒してる、少しやばいと自分でも思ってる。
でもまだ、マシなほうって思ってあきらめてる。
猫に生まれたかったと思う、隣の芝生は青いってやつ。
たぶん、人間以外ならなんでもいいのかもしれない…虫は少し嫌かな。
でも、蜂とかならいいやと思う。
綺麗なものを綺麗だといえる気持ちが、うらやましい。
昔は綺麗だと思ってたものが、今の僕の目には色あせてみえる。
ただ、今でも夕暮れの空の変わる色だけは好きだ。
幸せになりたい、何が幸せかわからないけどそう思う。




