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そのきゅうじゅうよん
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目の前には闇が広がっていた。光が射さない暗闇。自分の身体を見下ろした筈なのに、何も見えない。彼女は独り、そんな暗闇の中に佇んでいた。
進もうにも何処が前かも判らず、果てがあるのかすらも判らない。彼女は進むべき路が判らず、唯、泣きそうな困り顔でそこに立ち竦んでいた。
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鳴り響く目覚まし時計をいつものように壁に叩きつけ、布団から這い出してきた彼女。不機嫌な表情の中に見え隠れする不安の色。なんだか怖い夢を視ていた気がする、彼女は声に出さずに呟いた。
転換期?ぽい感じですね~。




