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そのきゅう
今回は中途半端な終わり方かも・・・
なるだけ早く次話投稿しますね
カツンッ―――カツンッ―――
人気の無い細い脇道を少し急ぎ足で進む女性がいた。その後ろをつかず離れずの距離を保ちつつ付ける人影。それは所謂ストーカーと呼ばれるもので。彼女が早歩きをすればその人影も早足になる。襲い掛かってくるわけでもなく、ただただ後をつけてくる。
こわい・・・こわい、こわい、こわいっ・・・!
何とかして撒かなくちゃ。
逃げ切らなくちゃ。
部屋に帰り着く前に何とかしなくちゃ・・・!
角を曲がってすぐに彼女は走り出した。
「たすけてっ・・・」
恐怖で跳ねる心臓。
荒くなる吐息。
吐息と共にこぼれ落ちた言葉。
追いかけてくる、足音。
彼女は何度も何度も角を曲がりついてくる足音を捲こうとする。そして、何度目かの角を曲がったときだった。ドンッ―――と、何かに、否、誰かにぶつかった。
春から夏にかけてって、変質者とか増えますよねー。
まるで黒光りするアレの如く沸きますよね-。
とゆー訳で、今回はこんな話になりましたとさ。
そのじゅうに続く!