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その執事人外につき  作者: 文月 譲葉
本編

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そのはちじゅうはち ~寄道。一方的なデート 5 ~

 彼女は迷った末に店の看板メニュー、ワンプレートランチを注文した。彼女は注文直後に一瞬だけ何かを迷う素振りを見せ、そして再び口を開いた。


「食後に温かいハーブティーをお願いします」


 そう店員に告げている。どうやらこのカフェはハーブティーにも力を入れているらしく、ドリンクメニューも豊富だったようだ。彼女の頬が僅かに緩んでいる。彼はやはり彼女を見つめたままニコニコと幸せそうな微笑えがおを浮かべている。


 やがて、店員が料理を以って彼女の元へとやって来た。お待たせ致しました、その言葉と共に目の前に供される料理。


「ありがとうございます」


 彼女はそう言って笑った。彼は少し不機嫌な顔で店員の顔を睨んでいる。理由は簡単だ。店員が男だった、それだけである。(因みに、店員が女性であった場合も彼は睨みつけたと思われる。唯の嫉妬・・・ただの・・・? By 作者)店員が立ち去ると、彼女は料理に視線を戻し小さく呟いた。


「いただきます」


 彼は幸せそうに食事を楽しむ彼女を見て再びその相好を崩すのであった。

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