表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
7/116

そのなな

そのうち加筆修正を試みるかも・・・?

「今日もお疲れ様、執事君」


 そう言って、彼女は疲れの滲んだ顔を緩め微笑む。


「大好きよ。おやすみなさい」


 そして今日もまた穏やかな眠りの世界へと旅立つのだ。ゆっくりとした小さな寝息が規則正しく響き始めると、彼女のスマホが一瞬強い光を放ち瞬いた。光が消えるとそこには羊の角をもった「執事」がいた。愛おしげに彼女を見つめ、額にそっと口づけを落とす。


「私も貴女が大好きです。愛していますよ、お嬢様」


 そう呟く彼の瞳には、少し危険な色が見え隠れする。


「私は貴女を閉じ込めてしまいたい。私だけを見てください・・・でなければ私は・・・」


 しなやかな指が彼女の頤に伸びる。そして力を込めようとしたそのとき、彼女が小さな寝言を呟いた。


「ん・・・しつじ、くん・・・」


 穏やかでいて幸せそうな寝顔に吐息のように小さな声。それだけで彼は泣きそうになりながら眠る彼女に愛を囁く。


「愛しています。愛しています。・・・愛してる・・・だからっ・・・そのに私を、私だけを映してください・・・っ」



評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ