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そのろくじゅうきゅう ~彼女のデート 5 ~
小さな勇者、もとい子供を見送った2人。
「モテモテですな~」
からかいの言葉を口にする友人に対し、彼女は笑いながら答える。
「ほんとね~。惜しむべくはあの子の年齢かな。理想に対して20歳くらい足りないね!」
仲良く会話を続ける2人を見つめる一対の瞳。まぁ、彼ですね。小さな勇者にも向けていた殺気を再び彼女の友人へと向けている。
「私達もそろそろ帰ろっか」
そう言って帰り支度をする彼女達。その背中を見つめながら彼は小さく呟いた。
『お嬢様の隣に在るのは私だけで良いのです。貴女はいらない―――』
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気のせいだろうか。小さな勇者がやってくる前より2人の距離が近いような・・・?いえ。多分作者の気のせいです。えぇ。彼女の友人に対してうちの息子の殺気が最初より鋭くなってるなんて信じません。彼女達がラブラブなのは気のせいなんですっっっ!!!!だから殺気を飛ばすの止めなさい馬鹿息子!!!!それと殺人も駄目だからね!
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