そのごじゅうきゅう ~彼女の休日 2 ~
エプロンをして踏み台を用意する彼女。うん?踏み台?何処を掃除するつもりだい?その答えは直ぐに分かった。
踏み台を持った彼女は玄関へと向かい、電気の傘を拭き始めた。電気の傘、靴箱の上と中、そして床。上から下へと拭き掃除を進めていく。本格的に掃除をするようだ。
手早く掃除を進めていく彼女を、心配そうに見つめる彼。勿論彼女には見えていない訳なのだが。彼は愛しいお嬢様が踏み台から足を踏み外したり、拭き掃除中に怪我をしてしまわないかハラハラしている。
『あぁ・・・私に言いつけて下されば全て私が済ませますのに・・・』
陰で呟く彼の言葉は彼女には届かない。彼女は彼の気も知らず(そりゃそうだ By 作者)、機嫌良く掃除を進めるのであった。
玄関の掃除を終える頃、丁度洗濯機の終了アラームが鳴り響く。
「あら。もうそんなに時間が経ったの?」
彼女は掃除道具を片付けいそいそと洗濯機の元へと向かう。その後ろを音もなく付き従う彼(正直怖い。無茶苦茶不気味である。まだ冬だと言うのにここだけホラーしてる。やめてくれ。By 作者)。彼は切なげな瞳で彼女を見つめていた。
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次話へ続く。
2016.1.31の活動報告に小話についての記事をあげております。
現時点(2016.1.31)ではまだ明言できないのですが、小話はあげたい・・・
詳しくは活動報告参照。




