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そのごじゅうはち ~彼女の休日 1 ~
それは数分だったのかもしれないし、数十分だったのかもしれない。実際には何時間も経っていない。しかし、2人きりの時間は数時にも思える程ゆっくりと流れていった。
彼女がゆっくりと瞳を閉じた。数秒間そのまま静止し、そしてまた、ゆっくりと瞳を開ける。彼女は大きく伸びると、息を吐いた。
「よし!今日も一日頑張りますか!」
彼女は気合を入れるかのように両頬に手を添えた。
「う~ん・・・今日は何をしよう。最近できてないお掃除かなぁ、あ!洗濯もしなきゃいけないんだった!」
そう呟きながら、彼女は立ち上がり洗濯機のところへ向かいボタンを押した。洗濯が終わるまでの間に掃除をするのだろう。
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そうして、彼女の休日は始まった。




