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そのよんじゅうさん
カーテンの隙間から朝日が差し込む。
「ん・・・んぅ・・・」
小さく息を吐きながら彼女は寝返りを打つ。そして直後に鳴り響く目覚まし。
ニュッ、と布団の隙間から出てきた腕が勢い良く時計を叩きアラームを止める。そのままその小さな手で無理矢理時計を鷲掴みにすると、手首をしならせ・・・投げたっ!!そして、その手は再び布団の中に引っ込んでいった。
一方、投げられた時計はと言うと・・・壁に叩きつけられたにも関わらず傷一つついてはいなかった。
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朝から近所迷惑ではなかろうか、そう思わず心配してしまう程の激しさであった。
とりあえず、時計が丈夫過ぎて引く。
自分が時計じゃなくて良かったよ。耐えられる自信ないよ・・・
引き攣った顔で乾いた笑いを漏らす作者が居たとか居なかったとか。
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