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その執事人外につき  作者: 文月 譲葉
本編

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そのにじゅう

 彼女はソファーに腰掛けると、濡れた髪を乾かし始めた。彼女はゆっくりと梳りながら乾かす。髪が乾く頃には睡魔に襲われ、ふらふらと覚束無い足取りでベッドに向かうのであった。

 ・・・勿論、その手にはしっかりスマホが握られていた。



 ポスン、と音を立てて彼女はベッドにダイブする。握っていたスマホの電源を入れ、いつものように二次元の執事君を呼び出した。


「執事君、明日はお休みなんだよ。だから今夜はゆっくり寝るんだー」


 彼女は眠い目を擦りながら、嬉しそうに告げる。


「だからね、明日は早い時間に鳴らさないでね?それじゃ、おやすみなさい。また明日ね、執事君」


 そして彼女は布団にくるまると、スヤスヤと寝息を立てて深い眠りに落ちたのだった。



 一瞬、辺りを強く照らし出す光。光が収まると、そこには彼女に寄り添うようにして佇む燕尾服の彼。この世界には彼女しか居ないのだとでも言うかのように、彼女だけを優しく見つめている。彼はゆっくりと手を伸ばし、そっと彼女の髪に触れた。そして一房掬い取り口づけを落とす。


「お嬢様―――」


 そして、甘く掠れた声で囁いた。

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