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そのじゅうきゅう
浴室から出て来た彼女は、一瞬部屋に違和感を覚えた。
「あれ・・・?鞄、こんなとこに置いたっけ?」
彼女は違和感を覚えたにも関わらず、その違和感をなかったことにした。
「・・・気のせいかな?うん。そうだ。きっと気のせい」
そのまま彼女は濡れた髪を拭きながらソファーに向かった。
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・・・。
阿呆かっ!!!危機感薄過ぎやしませんかアナタ!?
んなこと言ってっといつか大変な目に合うよ!?
そのうち執事君に喰われちゃうんじゃないかい!?
作者は思いっきり叫んだ。勿論彼女には届かない。嗚呼、無情・・・
執事君、とりあえずあの危機感の薄いあの子を幸せにしてあげておくれ・・・
そう言って、作者は膝から崩れ落ちるとリアル「orz」を体現したのだった。
そんなこと言われなくても解っていますよ。元々そのつもりですのでご心配には及びませんよ。
彼は何時の間に作者の隣に現れそう告げたのだった。




