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Love is  作者: 芹澤絵里華
4/4

本当の姿 4話

ホテルの前

亜優歌と男が出てくる

英生  おい、雄大。来た!

雄大は立ち上がる

亜優歌と男は別々の方向に歩きだす

亜優歌は雄大たちの方に向かう

直人  ヤバくね?バレるよ。

亜優歌が雄大に気付く

冷たい目で雄大を見る

亜優歌 何やってんの?尾行?

圭太  いや、たまたまここにいたら・・・なぁ?

直人  そうそう。

英生  偶然だなぁ。

亜優歌 あっそ。

亜優歌は歩きだす


亜優歌が立ち止まり振り返る

亜優歌 いつまでついてくんの?

雄大  バレてた?

亜優歌 バレバレ。何?

雄大  何って・・・何て言うか・・・

亜優歌 見てたんでしょ?ずっと。見たまんまだよ。だから気付く前にやめた方がいいって

言ったじゃん。あたしはあんたが思ってるようなやつじゃない。もっと汚くてもっと

ズルいやつだから。

雄大  そんな事ない。

亜優歌 は?見てたんでしょ?

雄大  違う。理由があるからだろ?何か理由があるから・・・

亜優歌 そうやって自分を守ろうとしてんの?

雄大  助けたい・・・亜優歌を。

亜優歌 え?あたし?笑わせないでよ。あたしは自由に生きたいの。誰にも助けなんて求めな

い。

雄大が亜優歌を抱き締める

亜優歌 ちょっと!?

雄大  静かにして。

雄大が亜優歌から離れる

雄大  ごめん。突然。

亜優歌 あたし帰るから。

雄大  ねぇ、話聞かせてもらえない?亜優歌が抱えてる事。知りたいから。

亜優歌 知ったとこでどうにもなんないじゃない。

雄大  わかんねぇじゃん。何かが変わるかもしんない。

亜優歌 変わんないよ。

雄大  ・・・

亜優歌 ・・・変なやつ・・・来て。

雄大  えっ?


亜優歌の家の前

亜優歌 あたしん家。

雄大  えっ?いいの?

亜優歌 何が?

雄大  ・・・

亜優歌が家に入る

亜優歌 入らないなら帰って。

雄大  は、入ります。


リビング

亜優歌 テキトーに座って。

雄大はソファーに座る

亜優歌 何?緊張してんの?

雄大  ・・・ちょっと・・・

亜優歌 別に何もしないよ?

雄大  そういうんじゃなくて。えっ?

亜優歌 マジバカだな。あたしがあんたを襲うわけないだろ。

雄大  だよな。

亜優歌 んで、何が聞きたいわけ?

雄大  ・・・エンコーしてんの?絵美が朝話してた。

亜優歌 してると思う?

雄大  いや、して・・・ない?

亜優歌 純粋だよな。あんたは。時々うらやましくなる。エンコー、してるよ。

雄大  ・・・

亜優歌 明らかにひくなよ。わかってた事じゃん。見てたんだからさ。

雄大  何、で ?

亜優歌 お金が必要だから。

雄大  バイトとかさ、すれば。

亜優歌 そんなに簡単じゃない。・・・一人だから。

雄大  一人?

亜優歌 一人暮らし、家族もいない。高校の金とか家の金とか、高校生が働いて稼げる金額

じゃない。わかる?

雄大  ・・・わかんない。だからってさ、体売らなくたっていいはずだろ?

亜優歌 ホントにそう思うの?

雄大  あたり前じゃん。

亜優歌 だったら他の方法教えてよ。あたしが納得できる方法、教えて。

雄大  ・・・

亜優歌 答えらんないんでしょ?他人事だと思って勝手な事言わないで。帰って。あんたマジ

ウザイ。


雄大が帰った部屋

亜優歌はベッドに寝転ぶ

ため息をつく亜優歌


雄大の部屋

カバンを投げ、ベッドに寝転ぶ

雄大  いいわけないだろ・・・他の方法か・・・


翌日

亜優歌はベッドに寝たまま



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