表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
星の女王 ~ソラの物語~  作者: 夏乃市
星の涙
63/94

『星の涙』 #2

 ──さて、今日は素敵なゲストをお迎えしています。「星の涙」が大ヒット中のシエラ・ストームさんです。わー、ぱちぱちぱち。


 ──はじめまして、シエラです。


 ──イオナです。今日はよろしくお願いします。


 ──わたし、イオナさんの放送ずっと聴いてました。お会いできるのをすごく楽しみにしてました。


 ──本当ですか? 嬉しいです。ええと、まずはシエラさんの経歴を簡単にご紹介しましょう。ご出身はデトナ星系の惑星ポルキア。小さい頃から歌がお上手で、六歳のときにデトナ音楽祭ジュニア部門で最優秀賞を受賞。その後、地元でライブ活動などをつづけていらっしゃって、十六歳のとき──これは昨年ですねぇ──コリーズ宇宙放送主催の新人発掘キャラバンの最優秀賞を「星の涙」で受賞。その後発売された同曲の大ヒットはいまさら説明するまでもありませんね。


 ──ありがとうございます。なんだか自分のことじゃないみたい。


 ──うふふ。受賞についてはあちらこちらでさんざん訊かれたと思いますので……どんなお子さんだったのか、なんてところからお伺いしたいと思います。


 ──引っ込み思案の泣き虫でした。


 ──あら、意外。


 ──いまもあんまり変わりません。惑星ポルキアはデトナ星系でも田舎なんです。引っ込み思案でも、人口密度が低いので、草原とかで誰はばかることなく歌ってました。


 ──そんな素朴な女の子が、いまや歌姫ですよ! 今日はこのあと、大変なお仕事があるんですよね?


 ──そうなんです。実は……

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ