07 フォーマルナイトと外貨両替(2024年4月~7月)
他にも必要なものがあります。
他にもたくさんの準備がありました。
まずは服。船にはドレスコードがあります。
昼間は普段着ているカジュアルな服でいいようです。ランドリー(有料)があるので、たくさん持って行く必要はありません。ネット動画でもファストファッションの着回しが紹介されてたりします。
問題はフォーマルナイト。夜、レストランに行く際は改まった格好をするわけですが、フォーマルナイトはさらにきちんとした格好をしないといけません。披露宴に出席するような服装です。夫はスーツを持っていますが、私の服はどうなんだろう。最近披露宴がないので持っているのは古くなってるし。
アンサーブック(客船の予約から下船までの情報が掲載されている。船会社のサイトからダウンロードできる)を読むとイブニング・ドレスやカクテル・ドレス、着物などとあります。ちなみに着物の着付けは自分でしないといけません。
フォーマルナイトであってもビュッフェで夕食を食べるなら別に服装に気を使わなくてもいいみたいです。でもフォーマルナイトのディナーはいつもより美味しい物が供されるそうなので興味はあります。それにおしゃれな人達の中で普段の恰好していると妙に目立ってしまいそう。
というわけでこじゃれたドレスを買おうということに。ネットで探し買いました。お値段は約7,000円。バッグとストール合わせて5,000円。何故ストールを買ったかというと、船内のエアコンはよく効いているのであったほうがいいという情報をネット動画で得たからです。
それから水着。プールやジャグジーで必要になります。7月なので暑いし、終日航海の日が5日もありますからプールに行きたいなと。また船室にはシャワーしかありませんから船内で湯舟に入りたかったら有料の泉の湯に行くことになります。そこのジャグジーは水着着用です。20年以上前の水着なので生地がへたれてきているのでこれも購入。夫のラッシュガードも入れて二人で9,000円。
サンダルがなかったのでそれも購入。安物ですが、結構派手なデザインです。
他にも酔い止めの薬を買いました。
洗濯用のネット、マグネット、小さい物干しも。ほとんどは100円ショップで購入しました。力の強いマグネットはホームセンターで。マグネットはネット動画でよく使用されていました。洗濯した服を干す時にハンガーを掛けたり、紐を掛けて小物を干したり。小型のマグネットにはストラップを掛けたり。船室の壁は鉄なのでマグネットが付くのです。
持って行く物はなくなっても惜しくないものを基準に選びました。船の中は外国と同じです。日本ではありえないことが起きるかもしれません。それに万が一、船に何かあった時は身体一つで逃げないといけませんから。
物以外ではSuicaをスマホに入れました。新幹線の新横浜駅からホテルまで地下鉄等を乗り継ぐ際に会社が変わっても自動的に支払いができるというのは便利です。
試しに近所のコンビニで使ってみたら便利でした。PayPayだと店によってバーコードを読ませたり金額を自分で入力したり支払い方法が違いますが、Suicaならピッとスマホをかざすだけです。アプリを起動する必要もありません。交通機関だけで使うには勿体ないです。
忘れちゃいけない、ドル両替。
船内の会計は登録したカードでの支払いになるので現金は必要ありません。チップも決まった金額を船内会計で支払います。でもちょっとしたサービスをしてもらった時、例えばルームサービスで朝食を運んでくれたクルーにチップを渡す時等に必要になります。
そこで県庁所在地に行った時に銀行の本店で両替することにしました。田舎の小さな支店では両替できませんから(他の手段もあるようですが、少額の両替なので)。
新しくなった本店は大き過ぎて入り口がすぐにはわかりません。やっとわかったと思っても一階にはそれらしき場所がありません。近くを歩いていた人に聞くと二階に窓口があると。二階に上がって番号札を受け取り順番を待ちました。30分ほど待って窓口に行くと、外貨の両替は三階だと言われました。結局建物に入ってから両替が終わるまで一時間近くかかりました。
新築して立派な本店ビルになっても、初めて来る人には少し不親切な造りになってしまったのが残念です(保安上の理由かもしれませんが)。
ポチ袋(和風のイラスト入り)は百円ショップで買いました。これでチップは大丈夫でしょう。
さらにこれは我が家だけかもしれませんが、スマホの契約を確認したところ、海外での利用が不可能だと判明しました。
海外に行くことなんてないと思って格安の通信サービスと契約していたのです。
船が国内の寄港地に停泊している間は日本の携帯電話網が使えますが、海外に行った場合は国際ローミングに対応していないので電話やデータ通信が使えないのです。
D・Pの船室には電話があり国際電話で日本にかけることができます。でももし船から離れた海外で非常事態が起きた場合、船に連絡できません。
というわけで済州島で使えるようにSIMカードを新たに入手することに。
いろいろ検討した結果eSIMのpovoをインストールすることにしました。povoは基本料金0円です。使わなければ課金されません。海外用のトッピングを購入して利用すればデータ通信もできます。
幸いデュアルSIMに対応しているスマホだったので、インストールはスムーズにできました。
これで一台のスマホで二つの電話番号が使えるようになりました。クルーズから帰った後も障害が起きて一方のSIMが使えなくなった場合役に立つかもしれません。
最後に英語。
D・Pは日本発着の場合日本語のわかる乗組員が100人ほど乗っています。つまりそれ以外の約1,000人には日本語はわからないということです。無論1,000人全部が乗客とじかに接するわけではないのですが、それでも日本語のわかる乗組員よりわからない乗組員が多いのです。となれば英語で挨拶くらいできないと意思の疎通もできません。
もしトラブルが起きた場合、簡単なことならいいけれど、複雑なことならある程度英語が話せないと困ります。
というわけで夫は動画サイトで英会話を勉強し始めました。私も旅行で使う英会話の本を買って勉強です。
ほぼ準備は終わり、後は残金を支払い荷物をパッキングするだけ。