06 どうする? 寄港地観光(2023年11月~2024年6月)
旅の大枠は決まりました。
後は細部、すなわち寄港地での観光です。
クルーズはずっと海上を航海するだけでなく、寄港地に降りての観光もあります。いえ、寄港地観光こそがクルーズの楽しみかもしれません。実際、私は寄港地でクルーズを選びましたから。
まずは北海道
釧路
函館
小樽
そして韓国済州島
最後は静岡県清水港
というわけでその準備も他の準備と並行して行いました。
寄港地観光と一口に言っても三種類あります。
まずショアエクスカーションと呼ばれる船会社主催の観光ツアー。
これはクルーズとは別料金になります。D・Pの場合、支払いはドルです。申込はクルーズ開始数週間前に船会社のサイトから可能になります。船に乗ってからも空きがあれば申込できます。
次に旅行会社主催のオプショナルツアー。
今回は済州島ツアーのお知らせが12月の末に送付されてきました。支払いは円です。
そして、自分で計画手配する観光。寄港地の観光施設に電話やネットで予約を入れるものです。普通の個人旅行と一緒です。勿論何の予約もせず気の向くまま旅をするのもありです。
今回、私はこの三種類すべてを体験しました。どれが良かったか、それはクルーズのお話の中で述べたいと思います。
さて最初に準備をしたのは北海道の寄港地です。
新婚旅行で北海道に行ったことは前にも書きましたが、広い北海道なので札幌と道央、道東の一部しか行けませんでした。
今回の寄港地は三か所とも行ったことがありません。だからこのクルーズを選んだといっても過言ではありません。
というわけでガイドブックを11月に購入しました。これを元に検討することに。
驚いたのは最近のガイドブックはスマホからも閲覧できるということ。これなら旅行中に重いガイドブックを持っていく必要はありません。
ガイドブックを参考に行く場所をおおまかに決めていきました。
釧路……釧路湿原・市場
函館……五稜郭・元町・函館山
小樽……運河・北一硝子・オルゴール堂
最初はこんな感じでした。
夫と話すうちにインデアンカレーに行きたいというリクエストが出ました。
インデアンカレーは帯広を中心に出店されているカレー店です。果たしてこの三つの都市にあるのかと調べたら、ありました、釧路に。それも二店も。
というわけで釧路のインデアンカレーにも立ち寄ることが決定しました。
釧路では湿原を見るためにくしろ湿原ノロッコ号という観光列車を利用することにしました。ネットでD・Pで寄港してノロッコ号に乗った方のブログがあったのです。調べてみると指定席券を買って乗ってもそんなに高くはありません。ネットで予約できます。ただし予約は一か月前から。
小樽運河のクルーズ船も60日前から予約できます。最終日程表で入出港の時間を確認してから予約することにしました。
レンタカーを借りて観光する方もいるようですが、慣れない土地を走るのは不安があります。しかも北海道にはヒグマがいます。近年のヒグマは人を恐れないという話を聞きます。万一遭遇してもヒグマへの対処が咄嗟にできるかどうか。
ちなみにヒグマの出没情報はネットで調べることができます。旅行出発前に確認した際、住宅地や交通量のある国道で目撃されていると知り怖くなりました。北海道、恐るべし。そこに暮らす人々の逞しさに畏敬の念を覚えました。
出発まで時間があったので北海道の寄港地はぼつぼつ計画を立てていくことにしました。
次は済州島です。
初めての外国、それも韓国です。言葉がわかりません。
それにいろいろな動画を見ても市場以外の観光地がいまいちぴんときません。食事の場所もどこがいいのか。焼肉がメインとなるのでしょうが、どこの焼肉がいいのやら。
それなら船会社のショアエクスカーションか旅行会社のオプショナルツアーです。ガイドさんは日本語が話せるでしょうし、観光地や食事の場所はそれなりの場所のはず。
というわけで旅行会社の食事付のオプショナルツアーを申し込みました。個人で手配するよりは高いかもしれませんが、船の出港には必ず間に合うはずです。
船会社のショアエクスカーションはたくさんのプランがありましたが、内容がわかったのが出発日の一か月ほど前でドル建ての価格でした。ちょうど円安になっていたので少し割高に感じました。
清水については実は観光地があるなんて知りませんでした。すみません、地元の皆様。静岡県なので富士山が見えるくらいは知っていましたが。それに北海道の方を優先的に調べていたので、清水まで手が回りませんでした。結局船会社のショアエクスカーションを選びました。一か所くらいはいいかなと。食事のないツアーを選んで船会社のサイトから申し込むことにしました。
こうして旅の細部も徐々にかたまっていきました。
準備はまだまだあるんです。