なろうの底辺作者が、底辺を抜け出すために考えた、七つの方法を語る。
なろうで、底辺小説家から抜け出す七つの方法。
なんて偉そうなことを書いてる私も、最近やっとブクマが百を超えて底辺を抜け出せたので、このエッセイを読んでいる方とレベル的には大して変わらないと思います。
そんなわけで同じ悩みを持つ者同士、難しく考えないで、軽く読み流してくれたら嬉しいです。
では早速ですが、語りたいと思います。
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一つ目は、他のサイトでも多く書かれていると思いますが、長編小説を書くべきです。
長編を書くということは、一つの作品を何度も何度も投稿するという事になりますので、それだけ多くの方に見てもらえるチャンスが増えます。
多くの方に見てもらえるチャンスが増えるのは、それだけ評価してもらえる可能性が増えるので底辺を抜け出すことに繋がります。
本気で底辺を抜け出す気があるなら、長編小説を書きましょう。
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二つ目は、どのジャンルで書くべきかです。
例えば、よく見るアドバイスに、作品名にテンプレを入れるというのがありますが、最近のテンプレだと婚約破棄や追放系、ざまぁ系等が有名でしょうか。
なろうだと、それらのテンプレを入れた作品を求める人が多いので、挑戦してみるのも良いと思います。
ですが、多くの人が求める作品だからといって、それらのテンプレ作品を簡単に書くことのできる器用な人は、既に底辺など軽くクリアしてると思います。
私と同じ殆どの底辺作者は、例えテンプレ作品を書いても、話数が増えれば増えるほど話が続かなくなり、やがて投稿ペースが落ちてしまったり、最悪筆を折ってしまう可能性さえあります。
それでは、どうしたら良いのでしょうか?
私は、自分が一番好きなジャンルを選ぶべきだと思います。
そして、それが一番楽しくて楽だからです。
貴方が小説を買ってでも読みたいと思った時、大好きなジャンルを選びますよね、つまり貴方は大好きなジャンルなら他のジャンルに比べて、数多くの本を読んでいることになります。
大好きなジャンルほど、小説を書くための貴重な経験が豊富だと思いませんか?
小説を書くためには、多くの小説を読みなさいと言われる方が多いと思いますが、好きなジャンルなら多くの小説を読んでいると思いますので、喜んだシーンや、悲しくなったシーン、感動したシーンなど、さまざまシーンを覚えている事でしょう。
それらのシーンが、貴方が長編小説を書くための力になると考えるからです。
私が一番好きなジャンルじゃないと、長編小説を書くことが難しいと言えるのは、他のジャンルだと、それらの経験が乏しいからだと思います。
どこのサイトでも、底辺を抜け出すためには長編を書くことを進めていると思いますので、底辺を抜け出すために長編を書くなら、是非好きなジャンルで書いてください。
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三つ目は、作品名を長くする、です。
これは簡単なので是非挑戦しましょう。
これも多くの方が推奨していると思いますが、間違いなくPVを集めるのに役に立ちますので、是非取り入れましょう。
作品名を長くするだけ、たったこれだけでPVが伸びるのだから、使わない手は有り得ません。
小説は読んでもらって初めて評価してもらえるので、まずは読んでもらえるために、自分の書いた小説を作品名で説明しましょう。
私も読み専時代には、作品名で選んでから次にあらすじを確認していました。
自分自身の経験上、短い作品名にはあまり興味が湧きませんでした。
「ブラックソード」よりも「魂を吸い取るブラックソードの力で、俺は神に挑戦する」の方が、なんとなく興味が湧きませんか?
前者の方がカッコイイと思いますが、後者の方が興味が湧きます。
先程も書きましたが、小説は読んでもらって初めて評価されます。ですので、まずは興味を持ってもらえるためにも、長い作品名で小説のあらすじを説明しましょう。
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四つ目が、一人称で書くか、三人称で書くかです。
これも得意不得意があると思いますが、ラノベを書く前提で話をするなら、私のお勧めは一人称です。
なぜ一人称か、それには理由があります。
小説は、セリフの部分と、地の文と呼ばれるセリフ以外の部分に分けられます。
私が小説を読むときは、ハッキリ言って地の文が多いと硬い文章のように思えて、難しい本を読んでいるような錯覚を覚えます。
勿論、地の文が好きと仰る方も多くいると思います。
では、なぜ一人称を選ぶべきか、それは一人称がセリフとあまり変わらないからです。
例えば三人称で、翔太は山の上から下りてきた魔物と戦い、左腕に大きな傷を負った。
このような文章があったとします。
これを一人称で書くと、くっそぉおおー、あの魔物は山から下りて来たのか、突然の戦闘で俺の左腕が、使えなくなってしまったじゃないか。と、書くことができます。
二つの文章を比べた時に、三人称だと説明文のようになってますが、一人称だとセリフのようにも見えませんか?
三人称で書くのがとても上手い人は、説明文などをセリフで言わせたりして、セリフの部分と地の文の部分のバランスを上手く取るのですが、それは高等技術なのでかなり難しいです。
ですが一人称なら、最初からセリフで説明するようなものなので、セリフが好きな人も地の文が好きな人も、両方楽しめると思ったからです。
それに、主人公が独りで行動してる時などは、三人称だとセリフがまったく書けなくて硬い文章になりがちですが、その点一人称なら地の文自体がセリフみたいに書くことができるので、硬い文章になり難いと思います。
勿論、作品にもよりますが、難しい言葉を使うことが苦手な人ほど一人称を選ぶべきです。
ラノベの主人公が難しいセリフをバンバン使う小説は、ハッキリ言って少ないと思いますので、主人公の目線で書くことの多い一人称だと、難しい言葉を使うことが少なくなるのも利点です。
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五つ目は、文章と文章の間を一行空けることと、文章を短くすることです。
例えば、冒頭の文章と文章の間の一行を、敢えて空けることなく繋げて書いてみます。
一つ目は、他のサイトでも多く書かれていると思いますが、長編を書くべきです。
長編を書くということは、一つの作品を何度も何度も投稿するという事になりますので、それだけ多くの方に見てもらえるチャンスが増えます。
多くの方に見てもらえるチャンスが増えるのは、それだけ評価してもらえる可能性が増えるので底辺を抜け出すことに繋がります。
ですから、本気で底辺を抜け出す気があるなら、長編小説を書きましょう。
二つ目は、どのジャンルで書くべきかです。
例えば、よく見るアドバイスに、作品名にテンプレを入れるというのがありますが、最近だと婚約破棄や追放系、ざまぁ系などもあります。
どうですか、読むのが嫌になりませんか?
最近はスマホで読む人も多いと思いますので、行間が狭いと読むのが嫌になる人が多いと思います。
ですので、私は敢えて文章と文章の間は、一行空けることにしています。
また文章が長すぎると、結果一行空けることができなくなるので、なるべく文章は短く書くようにしてます。
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六つ目は、基本に忠実です。
1.文章の最初は一文字空けましょう。
2.句点「。」や、読点「、」は必ず忘れずにつけましょう。
3.三点リーダーは「…」必ず偶数にしましょう。「……」←こんな感じ。
4.難しい文字はルビを付けましょう。愛 ←こんな感じ。
他にもありますが、基本に忠実とは、読み手の気持ちに立って書くという事だと私は考えます。
作者の独りよがりにならず、読み手の目線で書くように意識しましょう。
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七つ目は、作者の情景は読者には半分も伝わらないです。
情景とは、作者が思い描いてる景色や、感情だと思って頂けたら良いと思います。
私も小説を書いている時、自分が想像する景色や感情が手に取るように分かりますが、それを文章に起こすとなると、意外と書き忘れてることが多いのです。
ハッキリ言えば、作者の独りよがりですよね。
私の場合は一度書いた文章を、一週間後くらい間を空けてから、もう一度読むようにしています。
一週間も経てば、その時に思い描いてた景色や感情を、結構忘れている事が多いので、読んでみた時に「あれ? これって何を思って書いたんだ?」となることが、意外と多いです。
たぶん、新鮮な気持ちに近い状態で読んでいると思いますので、読者の目線に近づけると考えます。
皆さんも是非試してみてください。
★ ★ ★ 最後に。
私もハッキリ言って、ブクマが百を超えたばかりなので、底辺となんら変わりません。
拙い文章で、笑う人もいると思います。
難しい文章が書けなくて、恥ずかしく思う時もあります。
ですが、小説を書くのは楽しいですよね。
もしかしたら、このエッセイを読んだ方が、見事に底辺から抜け出すかもしれません。そして、書籍化も……
そんな事を考えたら、楽しくてしょうがないです。
上から目線で書いてるつもりは御座いませんが、もしもそのように受け止めたのならお許しください。
最後まで読んでくださり、ありがとうございました。
では、この辺で失礼します。
良かったら、連載中の小説、
勇者召喚の失敗例、運び屋。〜俺は運び屋のスキルを使い、異世界に日本の商品と技術を持ち込み、異世界中に巨大な流通網を作り上げ、莫大な富を得て国王よりも権力を持ちます。〜
も、読んで頂ければ、嬉しいです。