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第87話【迷宮の王の力】



突如として、頭の中にアステリオスとは別に男性の声が響いた。


『オイ、俺の声が聞こえるか?薬神ディオスって者だ。取りあえずは一旦、レッドクリムゾンらをラビュリンティスの迷宮に閉じ込めてくれないか?』


『薬神? 何で神が魔物である俺に何のようだ?』


『まぁ、今はそれどころじゃない。信用しなくても良い。

けど、リザーナちゃんとドラックを信じてやってくれねぇか? 【リリスの呪いの力】とお前さんが【幻獣神の力】を手に入れれば、レッドクリムゾンを倒せる可能性はあるんだ。その為に神託をしたんだぜ?』


『リザーナがアルテミスとかいう女神から受けた呪いの事か? 』


『取りあえずはレッドクリムゾンらをラビュリンティスの迷宮に封じ込めてから説明するから急いでくれ』



薬神ディオスという神が頭の中で俺らの味方をすると言ってきたのだ。リザーナとドラックの味方というのは二人には既に話していると言うことだろうか?


リザーナの【リリスの呪いの力】と俺が【幻獣神の力】を手に入れたらレッドクリムゾンを倒せる可能性があるというのも不確定な可能性を信じるのもどうかと思う。


だが、現状レッドクリムゾンを倒す手段はこちらにはないのも事実である。


『まだレッドクリムゾンの力が完全に目覚めてねぇ。少なくとも俺はお前さんのリザーナちゃんとドラックらの味方をする。神として情けねぇけど俺に力を貸してくれねぇか?』


『リザーナとドラックには話しているのか?』


『あぁ、俺がこっちでわかってる事は全部教える。ただレッドクリムゾンの復活の猶予まではこっちじゃ関与出来ねぇ。その辺はアステリオスの話しも訊いておきてぇ事があるからな。頼む、ミックス 』


『わかった、薬神ディオス。信じるぞ?』


少なくとも言葉に嘘偽りを感じる事ないし、リザーナの呪いの力も気になるが、何よりもこの状況下でレッドクリムゾンを倒せる可能性を教えて貰えるのは今後の方針に大きく関わってくるだろう。


『アステリオス。レッドクリムゾンをどうやってラビュリンティスに封印すれば良い?』


『ん?もう良いのか。レッドクリムゾンが完全に力を取り戻すのを待っていたのでは無いのか?』


『今全く攻撃が効かねぇのに完全に復活した状態でラビュリンティスに封印したら、期間が早まる可能性はあるんだろう?

少なくとも、俺が地上に出れたんたぞ。レッドクリムゾンも可能性は十分にあるだろう?』


『まぁ、彼奴(あやつ)が完全に力を取り戻したら場合、良くて1年。早くて1ヶ月程で出てくる可能性もあるな。

そうなると、俺の野望も危ういか。よし、わかった。【迷宮の王】のスキルでレッドクリムゾンをラビュリンティスのダンジョンボスに任命しろ。戦斧(バトル・アックス)を掲げてそう言えば良いだけだ 』


やることは単純手あるが、レッドクリムゾンの周りには復活した飛竜(ワイバーン)が烏合の衆となり、上空を飛び回っている。

レッドクリムゾンもそう易々とラビュリンティスのダンジョンボスに成り下がる程、爪の甘い事はしないだろう。


『クソ、メルディアに念話が使えれば、気づかれずに作戦を伝えられるのになぁ・・・』


『あん?念話は相手の脳に直接話し掛けるからメルディアにも通じるぞ?』


『それを先に言ってくれよ!? あぁ、もう!!メルディア!!レッドクリムゾンが完全に力を取り戻す前にラビュリンティスに封印したい!!レッドクリムゾンと飛竜(ワイバーン)らを数秒で良いから足止めさせてくれない!? 』


『おぉ?念話か! ミックス聞こえたでぇ~ちょっと流石に骨折れそうやけどなぁ~。まぁ、数秒でええなら何とかするわ~ 頼んだでぇ~』


いや、結構な無茶振りな筈なのにそんな軽い感じで了承されるとは思っていなかった。


メルディアは直ぐ様、時間稼ぎの為に暴風魔法でレッドクリムゾンとの距離を取り、空に向かって大海魔法を放つと、レッドクリムゾンと飛竜(ワイバーン)の上空に大量の水を降らし、上空を飛んでいた飛竜(ワイバーン)を地面に落としてしまった。


そして、濡れたからを氷結魔法で凍りつかせて動きを封じ込めたのだ。


「ミックスはん!!身体水で濡らして凍らせただけや!!あんなんレッドクリムゾン相手じゃもっても数秒やで!?頼んだでぇー!!」


「流石だ!! 我が迷宮の王・ミノタウロスのミックスにより邪竜レッドクリムゾンとその眷属を・・・」


『なっ?!ま、まさか?辞め・・・ッ!!!』


「ラビュリンティスのダンジョンボスに命ずる!!!」


戦斧(バトル・アックス)を掲げて高らかに宣言すると、付属されていた魔石が光輝き始めた。


すると、地響きとともに巨大な腕が大地から無数に現れるとレッドクリムゾンとその眷属達の身体を掴み、地面に引き摺り混んでいったのだ。


眷属になっていた巨人の首領・ボルカも腕に捕まれていたが、モーニングスターを振り回して力ずくで抜け出そうとしていたが、それを許さず取り押さえしまい引き摺り混んでしまった。


レッドクリムゾンも雄叫びを上げて全身から赤紫色の閃光を放ち、巨大な腕を粉砕したが、直ぐ様再生し、地面に引き摺り混んでいってた。


『おのれッ!!! 名を覚えておくぞ!!ミノタウロスのミックスよ!!必ず復活して貴様に復讐をするぞ・・・ッ!!!』


「安心しぃや。その前にウチらが挑んで永遠にラビュリンティスのダンジョンボスにしてやるからな?せいぜい首を洗って待っとりや~?このクソトカゲ~」


悪役のような捨て台詞をいうレッドクリムゾンに対してメルディアが出てくる前に倒すと伝えるとレッドクリムゾンの姿は地中に消えていってしまったのであった。


だが、これで終わりではなかった。レッドクリムゾンを復活させる為に根回しをしてきた魔族が幼女抱き抱えて目の前に姿を現したのであった。



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