第70話【キングミノタウロス改めてアステリオスと契約】
『現実世界』と『裏世界』との境界線にある空間で本来の身体の持ち主である大迷宮・ラビュリンティスのダンジョンボスとして君臨していた怪物・キングミノタウロスから正式に力を貰える事になった上に困った事があった直接教えてくれるというのだ。
特に身体が5mあり角も黒色で太く色々とでかくなるみたいだがその辺は魔力操作で体格を巨大化する事で普通のミノタウロス2m程で調整できるように協力してくれるそうだ。
ここまで協力的になるくらい異世界の食い物食いたいんだな。やっぱり食文化の発展ってどの世界でも必用なんだろうなぁ・・・。
確かに考えてみたらこっちの食い物にも慣れてきたが欲をいえば、俺もフライドチキンとかハンバーグは食いたいと思っていた。
いや、作れるなら作ろうじゃないか。食いたいし喰わせたい。
少なくとも戦う上の戦闘力はほぼカンストレベルのチート級だ。少なくとも大抵の魔物や魔獣には負ける気はしない。
だが、キングミノタウロスの怒られてしまった。慢心する事は良くないとあくまでもステータス値は高いが戦闘ってもんは戦い方次第では負ける可能性はあるというのだ。
少なくともメルディアは魔力切れにならなかったら俺を倒していたそうだ。
「マジで!?やっぱりメルディア強いんだな・・・」
『あぁ、何せ顔面に水玉を作って窒息死させようとしてきたからな。まぁ、物理的に水を飲み込んで最終的に魔力切れで転移の羽でラビュリンティスから脱出したがメルディア以上の冒険者はおらん。まぁ、これから大変だろうが頑張れよ?』
「うわっ~絶対やられたくねぇ・・・ん?てか、これから大変だろうがって?」
『バカヤロウ。メルディアがここからでられねぇのは人間じゃなくなったからだ。つまりはここからでるには魔物使いの使い魔になる必要がある。もうメルディアはリザーナの使い魔になってるンだぞ?』
・・・マジかよ。それってかなりヤバいんじゃねぇ? 少なくともゴリガンやフォルトもかなり強いがあの2人が恐れてる上にドラッグも冒険者として知っているくらいの大物だろう。
そんな人物があのリザーナの使い魔に? 色々と危ないだろう!?
『何いってやがる?お前はリザーナを養う契約をしているが、他の連中は契約は通常通り結んでいる。つまりはリザーナの役目はお前に全部来るって事だぞ?』
「強くなって楽観的に考えすぎてた。確かに記憶なかったとはいえあんな条件なんで飲み込んじゃったんだろう」
『まぁ、リザーナは狩猟の女神・アルテミスから女魔王・リリスの力を呪いとして受けいているからな。知性の高い異性なら魅了系に近い能力が多祥なりは効果があるからな・・・』
そういえば、リザーナのリリスの呪いの件忘れてたな。あの呪いって解けるのだろうか?
『うむ。難しい話だろうな。少なくとも神々の怒りをかって受けた呪いは永遠に続く。過去にも神を怒らせて怪物の類いに変えられた者はいるしな。神の呪いを解くのは不可能だろうな 』
「確かに普通に考えたら神様って文献とか読んでも器が小さいというか切れやすいイメージあるなぁ・・・。確かに女神や神に頼っても助けるというよりかは押し付けるがあってるもんなぁ~」
『まぁ、それでも力を貸してくれる神はいるかもしれん。 取りあえずは魔王レッドクリムゾンをラビュリンティスに封印してから今後の方針が決まるだろうな・・・』
「やっぱり魔王をラビュリンティスのダンジョンボスにするのはヤバいかな?」
少なくとも未踏破のダンジョンや迷宮ならば1度は攻略本しなければ中から魔物や魔獣が溢れる可能性は十分にあり得るらしい。
キングミノタウロスよりも魔力量が多いレッドクリムゾンをダンジョンボスにする事で色々とラビュリンティス内部も変わる可能性が高いというのだ。
取りあえずは1度地上に戻って封印してみない事には今後の方針が定まらないというのだ。
普通は魔物使いであるリザーナが決めるべきだろうがそういった類いも契約内に入ってる為に助力は今後もしてくれるそうだ。
『さて、必要な話は済んだ。後はお前との契約を内容を深める為に俺に名付けをしろ』
「あぁ、やっぱり魔物や魔獣は名付けをする事で契約が成立するもんなのか?」
『あくまでもキングミノタウロスってのは種族の進化名みたいなもんだからな。契約をする代わりに名付けをする事でそいつとの関係を深める意味もあるからな・・・』
「名付けか。リザーナにギュードンやステーキとか名付けらそうになったからなぁ。
ミノタウロス関連だとやっぱり『アステリオス』だけど・・・」
『よし。なら『アステリオス』で良い。どうせ、俺の声はお前以外に聞こえないからな!ガッハッハッハ!!』
決断力が早いというかマジで前の世界でも有名な名前だけど良いの?何かオリジナルティーとか求めなくてよかったのか?
『名前よりも異世界の飯だ!!お前がこっちで作って食わん事には始まらんだろ? お前はキングミノタウロスのミックスとして名が広まるだろうがお前との契約に名付けが必要なだけだ。それにステーキやギュードンは食い物の名前だろ?』
あぁ、もう異世界の食い物に興味あるからこっちでも何とかして作れって事か。確かにリザーナと契約をしたのは俺だしこっちとしても契約して力や知恵を貸してくれるのは有りがたいことだ。そこは約束しよう。
アステリオスは豪快に笑うと『また後でな!』と一言だけ言い残すとメルディアに通された部屋にいた。
そして、目の前には心配そうにこちらを見ていたリザーナの姿が目に移った。
声を掛けるとリザーナは部屋に駆け込み飛び込んできた。
「悪かったな。リザーナ、大分待たせたか?」
「ミックス・・・お帰り。あのね・・・」
「どうした? 何か問題でもあったのか?」
「うん。お腹空いた・・・」
あぁ、やっぱりリザーナだわ。腹の虫の音が聞こえたぞ? 少なくともアステリオスとの契約の内容や今後の事や方針とか話すことは山ほどあるが取りあえずは作り置きしておいたガーベラから教えて貰った料理を出してやろう。
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