第215話【カルディナ山脈へ(その5)】
レヴィアタンの要望で急遽圧縮転移魔法陣盤でポートフォリオンからガーベラとフェローラが派遣され、クロニアス王国からは食材が運び込まれてきた。
元々、クロニアス王国にしか米がない為にこれから迷宮に入るのに食料の調達はありがたい。
だが、ガーベラとフェローラは派遣された理由を聴いてため息をついた。
ドラッグは平謝りしているが、2人はあまり気にしてないようにも見える。すると、ゼイナとマリアムが近づいていくのが見えたが、何を話しているのか分からないがガーベラが何か伝えるとフェローラを連れてに向かって来て料理の手伝いをしてくれた。
「ドラッグは良いのか?嫁が増えるんだぞ?」
「んー、別にその辺は気にしてないわ。ダーリンってサキュバスでも満足させるの大変だしダークエルフとアマゾネスなら丁度いいかも・・・」
「ん、逆に4人ならローテーション組めば相手できるし、してもらえるから大丈夫・・・」
「それにダーリンが褐色肌のサキュバスを選んだのは多分だけど2人に『思い入れ』があったからじゃないかしらね?」
どういう意味か理由を訊ねるとサキュバスを召喚するのに魔力の質と召喚者のタイプのサキュバスが呼び出されるというのだ。サキュバスでも褐色は珍しい為にそれだけゼイナとマリアムに思い入れがあったのではないかと推測したとガーベラは料理を作りながら説明してくれた。
確かに申し訳なさそうな様子もしていたし、少なくともあの2人が長老衆を殴って聞き出していたから事実なのだろう。
その前にドラッグもドラッグで性の魔族であるサキュバスですら満足できないって逆にドラッグが以上体質なのではないかと考えたが、ディオスの子孫ならぱ納得できる部分が多いために考えるのを辞めた。
ガーベラとフェローラとともにテキパキと料理を大量に作り簡易テーブルに並べて行く。レヴィアタンも満足そうに食べているとジズも食べ始めていた。
リザーナに至ってはおかわりを要求する始末だ。
「おかわり!じゃねぇよ。食うなら運ぶの手伝え・・・」
「ミックスはん、リザーナはんに運ばせるとこぼすんとちゃうんか?」
「あー、確かに。リザーナ、エレーナ、大人しく食べてろ!」
メルディアの指摘に確かにと思い大人しく出したもの食べていろと言うと2人は食べながら返事をしたために飲み込んでから返事をしろと叱った。
ジズはメモを取りながら食事をしていた為にグリオンが注意していた。暫くすると、それぞれに料理が行き渡ったようでガーベラらもひと息着ける事ができた。
すると、ボコボコにされたアマゾネスとダークエルフの長老衆が族長を辞めるのであればそれに相応しい力を見せろと言い始めたのだ。
ドラッグは何の事を言ってるの訊ねると地竜を討伐して見せろと言うのだ。このカルディナ山脈には野生の地竜が生息しているらしく3人で討伐して見せろと言い出したのだ。流石にドラゴン相手となれば引くだろうと長老衆は思っていたのだろうがドラッグは少し変わっている。
「まぁそれで良いならな? とっとと倒して了承貰うか。ゼイナ、マリアム。久しぶりのパーティーになるけど腕は鈍ってないよな?」
「ハッ私らが修練を怠ると思うか? 地竜なら容易い・・・」
「そうだぞ。あの時賊に助けられたか弱いダークエルフとアマゾネスではないぞ?」
「あん時のがまだ可愛げあったな。立派な戦士になったな。特に腹筋・・・」
ビキニアーマー姿でゼイナは大斧。マリアムは大剣を軽々と片手で持ち上げていた。ドラッグがあった頃はまだガーベラ程の肉つきでうっすらと腹筋が割れていたそうだが、2人とも腹筋は割れていた。
ドラッグに言われて腹が立ったのか大斧と大剣を振り下ろすが前に出てそれを交わす。ドラッグが平謝りした。
「取りあえず3匹探して個人で倒した証明ができれば良いんだよな?」
「ああ、ダークエルフとアマゾネスには『掟の宝玉』あるから不正をしても直ぐに暴かれてしまうからな・・・」
「まぁ、魔力感知あるから直ぐに終わるだろ?地竜なら山買い取った時にいて討伐した事あるし・・・」
「久しぶりにイイ肉が食えるから5匹といいたいが生態系を崩す訳にはいかんからな・・・」
確かに地竜の肉は美味かったが、太古の迷宮の地竜ではダメなのか訊ねるとカルディナ山脈の地竜の方がドロップアイテムにならず、証拠として相応しいからだというのだ。
ドラッグらはカルディナ山脈に生息する地竜討伐に向かっていった。
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