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第173話【頼りになる助っ人】



  エレーナはグランディア王国のトビアスが強制懐柔(フォース・テイム)していた虎の魔獣を押さえ込むと側にいた護衛達が持っていた槍や剣を向けてきたが、メルディアが無数の水弾を浮かせ、不敵な笑みを浮かべた。

 

  すると、隣で見ていたアルムニス大司祭がその場を沈めようと前に立った。ここで宗教的ないざこざを起こす気なのだろうと身構えていたが、その心配は無用に終わった。

 

「おい、俺の連れに喧嘩売るなら俺も混ぜろよ?」

 

  振り替えるとそこにドラッグの姿があり、護衛を蔑むように睨み付けてる。アルムニスはドラッグを見ると何もいわずにいた。

 

 すると、ドラッグは呆れたようにため息をついた。回復薬(ポーション)もまともに調合する知識もない癖にまだエリクサーに拘ってるのかと煽るように訊ねる。

 

「ふん。無法者のお前にはエリクサーの素晴らしさと貴重さがわかる筈がない」

 

「ほう?俺はもうそのエリクサーの必要な材料も調合方法も全て知っているけどな? お前は大司祭って役職ついて何か有益な情報や必要な素材を集めることには成功したのかよ?」

 

 ドラッグは薬神・ディオスから調合方法を教えて貰う前からエリクサーの材料をある程度は揃えており既に調合方法のレシピも把握しているというのだ。

 

 グランディア王国のザボン王国からすれば喉から手が出るほど欲する代物のレシピをドラッグは持っていると懐から調合方法を記入したものを取り出す。

 

 すると、ドラッグは取引をしないかと交渉を始めた。

 

 ドラッグは元・ジーニアス王国の王女・ルイとその護衛だったレオーネの身柄と引き換えに調合方法を渡すと言い始めた。

 

トビアスはアルムニスにどうするのかという視線を送った。この国は良くも悪くもザボン王の欲するものを献上すれば評価されるためだ。ドラッグは大方の国政のやり方を調べて交渉を持ち掛ける事もすることもある。

 

 すると、アルムニスがドラッグに訊ねた。それが本物である証拠は何処にあるかと持ち掛けてきたのだ。確かにその製造方法が本物であるかなどわかる筈がない。

 

  ドラッグはそう来るだろうと思い、エレーナが捕らえている虎の魔獣『グレイタイガー』を絞め殺すように指示を出したのだ。そのまま従いグレイタイガーを絞め殺すとエレーナに側に戻ってくるように指示した。

 

 それを確認するとドラッグは胸ポケットから薬の入った瓶をアルムニスに向かって放り投げるとそれを受け取る。瓶の蓋を開封すると絞め殺されたグレイタイガーの身体に掛け始めたのだ。

 

 すると、絞め殺された筈のグレイタイガーが喉を唸らせ起き上がるのを確認して再びドラッグの顔を見つめた。


 ドラッグが製造したエリクサーが本物であることは証明された。アルムニスは「流石は異端児の薬剤師というべきか」と皮肉混じりにドラッグを皮肉混じりで讃えた。


だが、その交渉にはザボン国王の判断必要だという。

 

「ご自由に。それならコロシアムに参加させて貰って2人を助け出せばいいだけだしな。俺とコイツら相手に勝てる見込みがあるなら別だがな」

 

 売り言葉に買い言葉。暫くの間、睨みあっていたがアルムニスはトビアスと護衛の者を連れて去っていてしまった。ドラッグが一息着くと同時にリザーナが飛び降りてドラッグに飛び付いた。

 

 クロニアス王国でニンフらの薬剤師として教授していた筈だからだ。いくら急ぎで決めてもグランディア王国にたどり着くのが早すぎると思っていた。

 

 ドラッグは何から話したら良いのかわからないから取りあえずはグランディア王国でも信頼できる者を知っている為にその者が所有している場所に向かうと着いてくるようにいい後に着いていく。

 

 ◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇

 

  ドラッグの後を着いていくとグランディア王国の王宮近くにある巨大な屋敷の前にたどり着いた。すると、中から白銀の美女が姿を現したのだ。ドラッグを見るなり詰め寄ってくる。

 

「あんたね!来るって連絡するのはいいけど泊めろってどういうつもりだい!?」

 

「しゃーねぇだろ?この国で信用できる場所がここしかなかったんだからよ」

 

ドラッグとは親しい様子だ。リザーナが気になり訊ねると彼女の名はベラドーナといい元はジーニアス王国で冒険者として活躍していたがグランディア王国再建の際に勇者から引き抜きが合い、この国に来たらしい。

 

 リザーナは直ぐに気が付いた様子だが、ベラドーナはダークエルフで長命種だというのだ。

 

 ドラッグはベラドーナに今起こっている事や今後の対策について話し合いがしたい為に彼女に会いに来る途中にディオスからの神託で俺達が厄介事に巻き込まれている事を知り、急いで来たというのだ。

 

  メルディアはレヴィアタンの試練の時から天界が慌ただしく動き始めているのではないかと予測していたがかなり厄介な事になっているらしいと話し始めた。



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