15-25絶体絶命
故郷のエルフの村へとやっと帰って来たリルとルラ。
しかしその特有のチートスキルが危険視されてエルフの村の長老から修行してくることを言い渡される?
さあ、魔法学園ボヘーミャに留学する事になっちゃったけどこの後どうなるか?
そんなエルフの双子姉妹、リルとルラの物語です。
「ふふふふふ、とうとう手に入れた! リルとルラを手に入れた!!」
アリーリヤはそう言って高らかに笑う。
「従属の首輪」とか言うマジックアイテムのせいで体が言う事を聞かない。
それにルラもあの電撃を喰らって意識を失ってしまった。
アリーリヤは私の鎖を引っ張りなあがら懐から魔晶石を取り出す。
「イリカ、魔物の回収を! 戻るわよ!!」
「忙しいですねぇ~。でもリルさんとルラさんが手に入った。私の目的もこれでやっとかなえられますねぇ。さあ、戻りなさい!」
イリカはそう言いながら懐から封印のひょうたんを取り出しヤツメウナギ女さんを吸い込む。
そして同時に懐から魔晶石を取り出し【帰還魔法】を発動させる。
「くっ、ルラぁっ!」
「ふふふふ、リルあなたは私のモノ。たっぷりと可愛がってあげるから安心なさい。そしてこの矛盾だらけの世界を一緒に壊すのよ!」
アリーリヤは体の自由が聞かない私を引き寄せ嬉しそうに言う。
そしてアリーリヤの取り出した魔晶石で【帰還魔法】が発動する。
「リル、ルラっ!!」
私たちがアリーリヤに捕らえられこの場から消えるその刹那マーヤ母さんの悲鳴が聞こえた。
「マーヤ母さん!」
私の叫びを最後に私たちはこの場から消え去るのだった。
* * * * *
そこは薄暗い地下室だった。
「放せ! ルラ、ルラぁっ!」
体の自由は聞かないけど意識だけはハッキリとしていた。
そして私の目の前には気を失ったままのルラが鎖につながれて倒れている。
「うふふふふふ、エルフには『時の指輪』というとても大切なアイテムが存在するんですよねぇ? 私、エルフの研究はその長寿をこの身に取り入れ永遠に若く美しい体を手に入れたかったんですよ。ですからルラさんは私がもらいますね、良いでしょアリーリヤ?」
「目的を果たす時には協力はしてもらうわよ? 教団としての世界滅亡は絶対に必要な事なのだから」
「それはちゃんとやりますよ。私も更に自由にするためには今の世界は弊害が多いですからね。一度壊して私たちにとって便利な理想郷を作らなきゃですからねぇ」
イリカはそう言ってルラを抱き上げる。
そしていやらしいニマリとした笑みを残しどこかへ行ってしまった。
「ルラっ! ルラをどうするつもりよ!!」
「さあね、イリカは永遠の若さと命を求めてたわ。エルフの研究もそれが目的らしいけどね。それよリル、やっと私のモノになった……私の言う事を聞く可愛いお人形さん。さあ、こっちへ来なさい。身も心も私に服従させてあげる。そしてあなたの力でこの世界を壊すのよ!!」
アリーリヤはそう言いながら鎖を引っ張る。
すると自分の意志とは別に体が勝手に動き出し立ち上がる。
「ふふふふふ、可愛いわよリル。やっぱりエルフの少女は美しい。 こっちへおいでなさい」
アリーリヤにそう言われ私は部屋の外へ連れられてゆく。
そして長い地下道を歩かされて一つの部屋に連れられて行く。
「ここは?」
「リルを私のモノにする為の場所よ。今の貴方は私に服従していない。だから私に服従するまでその体と心に教え込んであげる、私がいないとダメになるくらいにね……」
そう言いながら服を脱ぐ。
そこにはきれいな肌の同年代にしては大きめな胸が現れた。
「な、何をするつもりよ!?」
「ふふふふふ、言ったでしょ? 私無しにはいられない体にしてあげる。そして私に服従しなさい、身も心も!」
そう言って鎖を引くと体が勝手に動き出し、自分で自分の服を脱ぎだす。
「ちょ、ちょっと、なにさせるのよ! いやっ! やめてぇっ!!」
「大丈夫、痛いのは最初だけ。すぐに私が欲しくてたまらない様にしてあげる……」
そう言ってまたまた鎖を引っ張ると服を脱ぎ去って生まれたままの姿になった私の身体は勝手に歩き出す。
そして部屋の奥にある天蓋のついたベッドに近づく。
「ま、まさか!? いや、まさかアリーリヤあなた女の子同士で!?」
「ふふふふふふ、可愛いわよリル。さあ私のモノになりなさい!!」
「い、いやぁあああああああぁぁぁああああああぁぁぁぁぁぁぁぁっ!!!!」
私の意志とは裏腹に私は自分でそのベッドに寝転ぶのだった。
◇ ◇ ◇
あれから何日の時が経っただろうか?
私の意識は何度も白濁の世界へといざなわれ、すでにまっとうな思考回路ではなくなりつつあった。
「あらぁ、アリーリヤもお楽しみのようね? ちょっと聞きたいんだけどリルさんはどう?」
「はぁはぁ、イリカ? なによ、あなたの分はルラで好いって言ったじゃない? リルは私のモノ、楽しむならルラだけにしてよ?」
「うーんそれはそれでいいんだけど、この子たちまだ初潮が来てないでしょう? まだ『時の指輪』を生み出せないみたいなのよ? で、そっちのリルさんはどうかしら?」
「どうかって…… これだけ私の攻めを受けてまだ落ちないだなんてなかなかの意志の強さよ。普通ここまでやれば自我が崩壊してもおかしく無いのにね」
そう言ってアリーリヤは私を抱き寄せ口づけをしたから言う。
「まったく、素直になれば楽になれるのに。いい加減あきらめたら? あなたの身体で私が知らないところはもうないって言うのに」
「い、いやぁ…… もう…… や…… やめてぇ……」
もう何度アリーリヤにされてしまった事か。
私の身体、アリーリヤに好きにされちゃった。
汚されちゃった……
「あら、リルさんったらまだ意識があるんだ。凄いわね? アリーリヤの攻めに耐えるだなんて」
「そうなのよ、ここまで私の攻めに耐えた女の子は初めて。だからもっとこうしたくなるのよ!」
ぐいっ!
アリーリヤは私の足を引っ張る、
いやぁ、またされちゃう!
私、またアリーリヤにされちゃうぅっ!!
こちょこちょこちょ!
「あーひゃひゃひゃひゃひゃっ!!!!」
「リルはここが弱いはずよ! さあ、身も心も私のモノになりなさい!!」
「あひゃっ、あひゃはやひゃ、い、いやぁっ! だ、誰があんたの、あひゃひゃひゃひゃっ!」
こちょこちょこちょ!
アリーリヤは容赦なく私の足の裏をくすぐる。
もう、アリーリヤに体中をくすぐられて弱い所を見つかられてずっと責められている。
「あひゃ、あひゃひゃひゃひゃひゃひゃひゃぁつ!!!!」
だめ、私もう!!
「あ”ひゃ”っ!」
ばたっ!
「はぁはぁはぁ、また気を失ったの? ほんとしぶといわね…… でもまあいいわ。時間はまだまだたっぷりとあるのだから。リル、私のモノになるまでずっと楽しませてあげる、ふふふふふふふ、ははははははは、あーはっはっはっはっはっはっはっ!!!!」
くすぐったすぎて何かが切れたように意識が飛んで行く中、またアリーリヤの笑い声が聞こえるのだった。
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うちの嫁さんの父親が病院に行く事となり、介護等で忙しくなり小説を書いている時間が取れそうにありませんので。
ご理解の程、どうぞよろしくお願い致します。




