第5幕ー1 無限蒼龍
あけましておめでとうございます。
「なぜだ!!!何故殺したんだ!!!
言えよ!!!!言えよ!!!!」
ギラは、鋭く赤黒い眼光でゴットホルトを睨みつけ、叫び尽くした。凄まじい怒りを爆発させると一気に剣を取った。そんな中ゴットホルトは白装束の身体の腰に掲げられている剣を取ると剣は何本にも分散したのであった。剣先は白く発光すると分散した鋭い剣は、ギラに向かって放たれたのだ。ギラは自身の防衛術を使うと、分散した剣を跳ね返しながら走り出した。
泉の水は激しく飛び上がる中ゴットホルトは水面の上に立ち尽くすと水は渦のように飛び上がり柱を形成した。その渦の柱は何本にも渡って飛び上がると走り出すギラの身体に襲いかかるのであった。
「命令だからね!!!
君の親は、デュール王国に碑石の存在をばらしたのさ。バルトアの森に神を封印する碑石の存在をね!!まさかフェムシンムの奴らと手を組んでいたとは???政府の人間でありながら、裏切り者は処刑したのさ!!!!!」
「父さんが、、、情報を、、、、」
「そうだ。そのおかげでデュール王国の奴らは、碑石を手にして国を衰退させた。バグミュダットに連日戦争を繰り広げ、、ユーゼン三国は、、終わったのさ。さあ、、僕を憎むか、、、それとも、、、、」
ゴットホルトの鋭い無数の剣先に水の渦は激しく巻き付くのであった。巻き付いた渦は、凄まじい斬撃と化すと、一瞬にして周辺の木々を切り裂いたのであった。切り裂かれた木々はギラを直撃したのであった。
「ふざけんなよ、、、、そんな理由で父さんも母さんも、、、ぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!!!!!!!!!てめえをぶっ殺してやる!!!!!」
ギラは怒り狂うと剣を握った。ギラは剣を、双剣へと変化させると黒色の閃光を放つ。その双剣から発光した黒色の閃光は一気に、大きな破壊砲となりゴットホルトの身体に直撃した。しかしその時突如緑色の大型蛇が姿を現すと、その破壊砲を口に吸い込んでしまったのであった。その蛇こそがロナークであった。そんな中凄まじい咆哮と共に、デュークも姿を現した。蛇の神であるロナークはテレパシーのような悍ましい口調で、ゴットホルトヘ話しかける。
『ゴットホルト、、俺が望んだ世界とやらは、理想郷ですらない。世界は甘いのさ。どんなに謝っても汚れてしまった世界は戻せないのだ。大型の菩提樹が、我々を呼ぶ時には即ち世界は滅びるだろう。神は、、ジュラーセを選ばなかったのだ。デューク、、、貴様の存在は認めない。大地がクヌギの木々が今も泣いているのが、叫んでいるのが聞こえないか???』
「ふん、神様の1人ごとか、、、ただでさえ世界は行き詰まったというのに、、さあ僕を包むが良い!!!!!」
するとロナークは大きく口を開けたのであった。大きく空いた口から一気に破壊砲を放つと黄色い光を帯びた破壊砲はゴットホルトの身体を包み込んだのであった。包み込まれたゴットホルトに鎧が形成されたのだ。鎧の力でゴットホルトの身体に龍の顔のような刻印がなされると、ゴットホルトの鎧に蛇の顔が形成されたのであった。その蛇のような顔から一気に黄色の破壊砲が放たれる。その破壊砲がギラの身体を直撃しそうになった。
「ぐわぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぉぁぁ!!!!!!!!!」
凄まじい破壊砲によってギラの身体に猛烈な光線が襲うと、一瞬にして光は爆発したのであった。一気に爆発した光は凄まじい爆風のように周囲一体を焼き尽くす。周囲の木々に火が回った瞬間ギラの身体は、空中に吹っ飛ばされたのであった。しかしその時であった。デュークは6つの頭の一つが飛ばされたギラを咥えたのであった。デュークはギラを加えると泉の中に姿を消したのであった。ギラは泉の水中の中で意識を失いかけた。
「力、、この世で絶対的に必要な能力、、デュークが、、、俺に力を、、、、」
その時であった。ギラは一気に夢の世界に入った。ギラがはっと目を覚ますと、草むらにいた。何もない草むらであろうが、草は黄金に光っているのだ。そして共に、2人の男女が草むらに寝そべっていた。ギラはその男女の方を見つめた。だがその顔を見た時ギラは驚愕した。
「父さん、、母さん!!!俺だよ、、、ギラだよ、、、、声が届かないのか、、、、
なんだ。あれは、、鳥?!!!」
だがギラの声は聞こえなかったのだ。
そして父と母の遥か上を飛ぶ1匹の大型な黄金の輝きを持つ鳥を発見した。鳥のような姿であった。その鳥が飛ぶ度に、黄金の羽が落ちるのであった。光沢の輝きを持つ羽根を女性が拾いあげるとその羽は光沢の輝きを持つ一つの石へと変化した。変化したその石から黒色の龍が姿を現すのであった。
「あれは、、デューク、、、違う、、、あれはデュークの夜の姿、、、デドアラ神、、、ゲルシュカルト、、、、、」
すると、緑色の龍の姿はみるみるうちに黄金の姿へと変わってゆく。そして全身に金色の輝きを持つ大型の龍へと完全に姿を変えたのであった。その姿こそ、デュークの本来の姿であるゲルシュカルトであった。そしてゲルシュカルトは若かりし頃のギラの母に謎の力を与えている。しかし次の瞬間ふと現実に帰り目を覚ました。ギラは泉の水上に移動していたのだ。
「お前、、、デューク、、お前が助けてくれたのか、、、そうか、、母さんに会ってたから俺の事を覚えてくれたんだな。」
デュークは、テレパシーでギラに話しかけた。歳老いた龍のような荘厳な声であった。
『少年、、お前はカミシアの息子か。
よく似ている。私も覚えていたのだ。
あの日、、私を蘇らせてくれた。
私が力を与えたのだ。お礼のカミシアに永遠の生命の証である血清術をな。私の能力は血流操作だ。カミシアに自身の生命を守る能力としてな。カミシアの子であるお前にも似た力があるはずだ。』
「お前が、、俺に血清逆流を与えてくれたのか、、、、だから、、、俺はお前のおかげで助けられて、、、デューク、、、俺に力を貸してくれ!!!!お前の力を、、、、母さんを助けてくれた時と同じように!!!!」
『そうか、、、ならば、、、力を貸そう!!!!但し、、、私の命と共に、、、、』
そしてデュークは口から緑色の光線を出したのだ。そしてギラは剣にその光線をぶつけた。その光線は完璧に力を与えると、ギラの剣は一気に変化した。そしてギラの身体は龍剣のような姿へと変化したのであった。そして黒色の翼が生えた。
そしてギラは立ち上がった。泉から上がると、龍剣を手にすると一気にゴットホルトへと斬りかかった。
「ほう、、神から力を貰ったか、、、だが、、、俺の前ではそんなの無力だがなあ!!!!」
ゴットホルトにも金色の翼が出現した。
「まだわかんねえさ、、、デュークは俺に味方してくれたようだぜ。黒翼ーレパンゴって言った事かよ。行くぜ、、、解放ー無限蒼龍!!!!!」
ギラがそう言うと、ギラの身体の傷は消えていた。そしてギラの身体には龍の尻尾、翼、剣などが新たに形成されて黒龍のような姿になっていたのであった。黒龍のような姿になったギラは翼から竜巻のような凄まじい風を発生させた。そしてデュークは完全にギラの背後に現れたのであった。ゴットホルトは金色の翼を無数の剣へと変化させた。その剣は凄まじい弾丸のように一斉にギラに発射されてゆく。
ギラの黒翼からも閃光が発射されてゆくと金色の剣と、黒い閃光が凄まじい火花をあげながらぶつかってゆくのであった。
「はははは!!!!僕は完璧な存在になるのさ、、君なんかより圧倒的の強く世界を牛耳る存在にね。その為には、神だって超えるのさ!!!!」
ゴットホルトは高らかに笑った。ゴットホルトは上空に浮かび上がった。上空にて魔法陣を展開すると15機近い機関銃が生成された。そして機関銃から凄まじい勢いで弾丸が弧を描くように激しく連射されてゆくと黄金龍であるゲルシュカルトに弾丸は直撃したのであった。
だが次の瞬間ゲルシュカルトを透明なシールドが覆うとゲルシュカルトはゴットホルトの攻撃を無効化したのだ。すると大きな炎の渦が凄まじいスピードで放たれてゆくとゲルシュカルトの放った炎はデュール艦隊の飛行艇を爆破したのであった。
そんな中、ギラは吹っ飛ばされてデュール王国の艦隊の頂上に吹き飛ばされた。そんな状況で、ギラは周辺を見渡した。煙が立ち込めている。
ギラは、剣を握ると痛みを抑えながら立ち上がった。足の傷が痛むと同時に黒翼は、片方しか出動しなかった。
白装束を着用した枢機卿であるファンセンドルフは飛行艇の窓から外を見下ろすと凄まじい爆発に気がついた。
「ローシィート卿、、デュークがゲルシュカルトに進化し暴れている模様です。奴を碑石に戻すチャンスなのでは、、」
「ふん、馬鹿馬鹿しい、、何か余所者が迷い込んだようだ。
魔力だと、、この私を狙う馬鹿者の匂いがするぞ。」
ファンセンドルフは笑みを浮かべると艦隊の頂上に向かうのであった。
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