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エスポル旅行記~夢幻の園~  作者: アリナス
第2章 最後の希望
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第4幕ー9 艦隊と首飾り

唯一の楽しみですわ。


 ギラ、バヒュリガルト、アラードは、フィオクラシアの中心部に通じる通路へとやって来た。その通路には、無数の管が敷き詰めてあり、その管には液体が流れているのであった。その透明な液体は航空要塞を動かす為の動力源となる駅倒れ燃料だろうか。艦内を照らす無数のライトによって薄緑に光っており反射していた。


「しかし、、まあ宇宙人の艦内は偉く近未来的だなあ。こんなの映画でしか見た事ねえぞ。」


アラードは、呆れたように言い放つのであった。そんな中、アラードらを追いかけ回して来た鳥人族の兵士達は、ギラらに向けて一斉に銃を構えたのであった。銃口は真っ直ぐ、ギラの身体に向いていた。


「抵抗をするな!!命が惜しければ、貴様らの持つその武器を置け!!!!」


鳥人族の兵士部隊はネルディバード所属の騎士団であった。騎士団長が、魔剣を構えると、騎士団の身体には鎧が形成された。


「おいおい、、まさか、、命を狙っている訳じゃねえよなあ。そんな雑魚に負ける俺達とでも思ってんのかよ???この俺の攻撃を受けた上で、、そんな事言ってられんのも今のうちだぜ。この野郎!!!!」


その鎧を狙ってか、アラードは、左手に構える無残を振り下ろすと黒色の閃光が上がった。その黒色の閃光は、騎士団の団員の鎧を吹き飛ばと鳥人兵達の腕を切り裂いたのであった。腕を切り裂かれただけで無く、アラードは、鳥人兵らの頭を吹き飛ばした。頭を吹き飛ばされた鳥人兵であったが、その直後、騎士団の副団長であるマドヴェイン・チューコフスキーは、所持していた聖剣を構えた。その瞬間、吹き飛ばされた筈の鳥人兵の身体は回復したのであった。


「何??再生しやがっただと??畜生!!なるほどなぁ。じゃあどっちがやるか勝負しようじゃねえかよ!!!おい小僧!!お前も手伝え!!こいつらぶっ殺すからよ!!!!!」


「偉そうに命令すんな、そんなの言われなくても分かってんだよ!!俺の力だったら奴らは、確実に倒せる!!!あの再生能力は俺には効かないってね。」


アラードが怒鳴り散らす中、ギラは所持している剣を構えると、一気に突っ走っていく。ギラの剣からは一気に赤い閃光が上がる中、ギラの剣から放たれた赤い閃光は鳥人族の兵士の所持している銃を吹き飛ばしていった。そして鳥人兵を5人程、斬り刻んでゆく中、左腕を斬られた鳥人兵が再び立て直そうと立ち上がったその時であったが、ギラが血清逆流を発動させた事で5人の鳥人兵の血液が流れ出ると身体は爆散した。


「まさか、、こいつ朱雀の業火(フィックス)の能力が通用しないだと、、畜生!!まさかお前が、イミーグレム中将及びシェニキーシュ中将を斬った魔導師。なるほどな。噂には聞いていたようだ。さあ、、この俺に果たして立ち向かえるのかね。そんな貧弱なガキに用はないんだよ。」


マドヴェインは、魔剣を構えた。すると魔剣の剣先は一気に金色に輝き出した。鳥の翼のような羽根が剣先に生えるとマドヴィンは術式を唱え始めた。その術式の力なのか、死に耐えた鳥人兵らの血液が魔剣に一気に集中していく。そして次の瞬間マドヴェインは瞬間移動をすると、ギラの剣先に集まった血液は渦のように剣先にまとわりつく。ギラの身体に渦のように血液が集中すると、ギラは凄まじい激痛を襲った。


「ああああ!!!!」


「さあ、、お前の能力はもう使えない!!

分かっているだろうな、朱雀の偉大なる力で幾らでも俺は覚醒できんだよ。これこそ偉大なるジュラーセが崇めた魔力。さあ、力を溜めそうじゃないか!!!!」


力が一気に集結する中、マドヴェインは、一気に魔剣を振り下ろそうとした。その様子を見かねたアラードは、一気に走り出した。


「坊主!!!危ねえぞ!!!!逃げろ!!!」


しかし攻撃は間に合わない。ギラを庇うようにアラードの身体にマドヴェインの剣が突き刺さったのであった。突き刺さった魔剣はアラードの腹部を貫通していたのであった。


「アラード!!!!!おい!!!!大丈夫かよ!!!!!」


突き刺さったのすると金色の魔術の力で、アラードの身体から大量の血液が吸い取られていった。おびただしい量の血液が、吸い取られるとマドヴェインは魔剣をアラードの身体から引き抜いた。マドヴェインの背後には、銃を構えた鳥人兵らは、一斉に銃撃を繰り返した。

 アラードは蜂の巣のように、全身に銃を喰らってゆく。そんな中バヒュリガルトは剣を取ると、マドヴェインに斬りかかっていった。青白い閃光が上がる中、壁に張り巡らせていた半透明の液体にバヒュリガルトの斬撃がぶつかると、液体は、部屋の一面に一斉に溢れ出した。バヒュリガルトの剣先とマドヴェインの剣先は激しくぶつかる度にに凄まじい火花が散ってゆくのであった。その火花が、床に溢れ出した液体に引火をすると、激しく炎が上がった。フィオクラシアの艦内は激しく燃え始めたのであった。


「くそ、、燃料に引火したぞ!!!このままでは、、火事になるぞ!!!おい、、一旦中止だ!!!!熱い!!!くそ!!!!」


「燃える!!!畜生!!!!」


鳥人兵の身体に激しく燃え上がるように炎が燃え移ってゆく。そんな中、ギラは思い出した。


(炎、、あの鳥野郎と森で闘った時に、俺は火傷をしなかった。そうか、、それを使えば、、、)


凄まじい炎は激しく燃え上がると、一気にギラの方まで迫って来た。だが、ギラはその激しい炎の中に、足を踏み入れるのであった。激しい炎は、ギラの身体を包み込んでいった。包み込まれた炎の中、ギラは剣を構えると己の身体に傷を付けた。血液が滴る中、ギラの身体に一歳炎が当たらなかったのであった。そしてギラは、剣を構えたその時激しい炎が上がり、剣は金色に光出したのであった。ギラの剣は、マドヴェインの魔剣の形状へと変形した。


「まさか、、俺の本当の力は、、斬った相手の能力を使う力、、そうか、、だから、、こないだ森で闘った鳥の炎が今効かないのか、、どうやら思い出したよ。この剣は、父さんの形見だったんだ。父さんが、、魔法石のバグミュアストライトで作った剣。。父さん!!!!」


ギラは剣を構えると術式を解放した。


するとギラは超高速で移動をすると、マドヴェインの心臓に一気に剣を突き刺したのであった。

突き刺されたマドヴィンは痛みにのたうち回った。


「まさか、、、そんな力が、、効かないだと!!!」


「お前の力は見切ったんだよ!!お前の能力は攻撃の無効化だが、、自身の攻撃は無効化できない!!そして俺の血清逆流の真の力は斬った相手の血液から、斬った相手の力を奪い取り使用する事。死んだ父さんが、、俺に託したんだよ!!!朱雀の業火の逆血(デュオディエントフィックス)!!!!!」


次の瞬間ギラの剣から一気に上がった血液は渦のように集まると、マドヴェインの突き刺された心臓を通り全身に渡った。そしてマドヴェインの身体は一気に爆散したのであった。ギラは傷を一気に再生させた。だが既に炎は通路全体に広がっていた中、ギラはアラードに近寄るのであった。


「おい、、アラード!!!しっかりしろ!!!!」


「坊主、、、俺は無理だ、、もう助からねえ!!!この剣を、『無残』を息子に届けてやってくれ、、、息子はまだ9歳にもならねえ餓鬼だが、、、あいつは、、俺の跡を継いで剣客になる夢を見ててな、、、頼む、、息子の名は、、、ガルドだ。バグミュダットにいる、、、、、、」


「おい!!!!!!アラード!!!!」


アラードはそう言い残すと力尽きてしまったのであった。力尽きたアラードに対してギラは叫び尽くした。しかし、その叫びも虚しくアラードは、息を引き取ったのであった。そんな中突如として凄まじい轟音が響いた。ギラとバヒュリガルトが凄まじい揺れを感じる中2人は一気に外の窓に通じる通路に入った。すると、巨大な艦隊が姿を表していたのであった。艦隊からは一気に対空砲が放たれると、ギラとバヒュリガルトがいる一室が一気に破壊された。バヒュリガルトは盾術を使い、シールドを形成したのであった。


「ギラ、奴らだ!!あれは、、デュール王国の艦隊だ。まさか、、敵自ら、戦地に出向くとは、やってくれるじゃねえか!!!」


そんな中フィオクラシアの前方に巨大な航空艦隊が出現した。航空艦隊の中には、15機を超える大型飛行艇が出現していたのであった。大型飛行艇は、デュール王国のジョルドガーであった。ジョルドガーの両翼から、一気に機銃が発射されてゆくのであった。大型飛行艇から発射された機銃の弾丸はフィオクラシアの窓を吹き飛ばす中、中央管制室にいたヴォージスは、激しく怒りを露わにした。


「おい、、、デュール王国の飛行艇が、、何故、、現れたんだ。まさか、、、そうか奴らが、、残りの碑石を!!!」


そんな中飛行艇の扉が開く中、帽子を被った貴族の男と、騎士のような姿をした白装束の男達が姿を表したのであった。白装束の男達は宙に浮かぶように浮遊した後に、フィオクラシアの内部に侵入した。そして中央管制室に白装束の男達がワープをする中、帽子を被った貴族の男は帽子を取るのであった。その男こそ、ファンセンドルフ・ローシィート卿であった。白装束の男達はデュール王国の革命軍の男であった。マリアが処刑された事で、神聖皇帝に政権が渡り、鳥人族の情報も既にばれていたのであった。ヴォージスは、怒鳴り散らした。


「貴様ら、何故ここに??、、首飾りをよこすのだ!!さあ、、早く!!!」


「メシアの菩提樹とかいうふざけた鳥人族の連中を処刑する為にやってきたのだ。マリアは死んだ。お前達が欲しい首飾りがここにあるのだ。これこそ、首飾りだ!!」


ファンドルフは、そう言うと、一つの箱を取り出したのであった。箱の中には、金色の宝石や銀の宝石に象られた首飾りがあった。首飾りの中心には黒曜石が彫られていた。

ヴォージスは、叫び尽くしたのであった。


「黒曜石、、、まさか、、、碑石か!!!!

まさか、その碑石に封印されている神は、、、」


「ふん、、、お前達が探し求ていた神。。。死の神デュークだよ!!!」


ファンセンドルフは笑みを浮かべるのであった。

読んで頂きありがとうございます。

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