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エスポル旅行記~夢幻の園~  作者: アリナス
第2章 最後の希望
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第4幕ー8 決死の空戦

もう12月も終わりですね。コロナも収束せず、どうなる事やら。


 鳥人族のメシアの菩提樹の航空要塞(フィオクラシア)の管制室はかなり焦りを見せていた。最高議長であるヴォージスは、管制室に入るなり、大声で叫び散らした。叫び声に管制官達は恐怖感を抱いた。


「第51爆撃隊及び、、第255航空隊員!!何故にミサイルの発弾準備はまだ完了しないのか?一体どういう事だ!!ミサイル600発以上、当要塞には配置されている。多数の戦闘機などゴミの藻屑にしてやる!!!!」


鳥人族の第51爆撃隊員であるトマス・スヴィーチルは、元々貴族出身であったがあまりにも爆撃が好きという単純な理由でメシアの菩提樹の一員となっていた。またヨルク・エレザードと共に、第511爆撃機に搭乗するとフィオクラシアから轟音を上げて、爆撃機は滑空した。


「さあヨルク!!これから激戦の開始だ。碑石を狙って我が爆撃隊を狙うなど頭の悪さに頭が上がる。そして、イミーグレムの仇を打つ為だ!!!!」


「中将!!!準備が整いました!!!!」


ヘッドホンによる耐音を行っているエレザードは、油圧計を眺めると燃料のメーターの脇にあるレーダーを使い、敵機の位置を確かめた。

フィオクラシアの艦底が開くと、操縦桿を握るトマスは、ヴォージスに無線で連絡を入れた。


「こちらトマス中将!!ヴォージス院長!!

出撃します!!!!」


トマスの掛け声と共に、対空砲が何発も放たれた。爆撃機であるゲルドローダー前方には7機の戦闘機が姿を現していた。ヨルクが、戦闘機のレーダーを使うとその内の一機目掛けて、対空砲を放った。すると、その対空砲は曲線を描くように、猛スピードで戦闘機に接近した。その戦闘機には、反ネーデルモーゲン帝国軍の「リュオデンフィークスの慈悲」の一員であるモーゲルマン・ユーザベート・アーキスが搭乗していた。戦闘機の機内にいたモーゲルマンは、焦り始めた。


「困ったようだねえ。数の割に合わぬようだよ。奴らの爆撃機の数と、、我々の軍制では数が足りないようだねえ。だが、知らないのかねえ。私が祖星で培った回避能力というもの力をね。」


そう言うと、モーゲルマンは、戦闘機を急旋回させると、対空砲は、モーゲルマンの戦闘機への激突を避けた。戦闘機は、Fー22Aラプターであった。主翼から勢いよくエンジンを吐いたFー22を目撃したモーゲルマンは笑みを浮かべた。吹き出したエンジンは一気にジェット噴射をすると、勢いよく機体は右に旋回した。


「ほうほう、、エンジンもまだ全開と言っているようだ。私の言う事が理解できるのならば、優秀な子だねえ。私の得意技である、急開店旋回をやるしかないようだねえ。」


操縦室は一気に回転を避ける中、機体の右翼と左翼から一気に機銃が発射されていった。その機銃から放たれた弾丸は、鳥人族の爆撃機を直撃した。孔雀の鳥人であるゲオシュテイン・イスペラックナーが搭乗する爆撃機は一斉に火を吐くと、両翼が一気に火を噴いた。右翼が吹っ飛ばされ次モーゲルマンの操縦するFー22が一気に爆撃機に突進すると、ゲオシュテインの爆撃機は、爆発した。凄まじい爆発音と共に、搭乗しているゲオシュテインは、血を吹くのであった。


「ヴォージス様、、メシアの菩提樹と共に、、、、」


一気に地面に落下した爆撃機は、大爆発を起こした。大爆発の最中、航空機内から外を見たギラは、リアルな空戦に興奮。ギラはバヒュリガルトに声を掛けた。


「なあ、こいつらの本拠地は、もうすぐ行った先にあるんだよなあ。もし奴らの対空砲がこの航空機に激突したら俺もあんたも死ぬよなあ。

だったら地上で闘った方がいいんじゃねえのか。なあ。俺は、地上で、剣を握る為に、、くそ!!」


「黙ってろ。気が散るんだよ。航空要塞には、ヴォージスがいる。奴の首を取るのが第1目標とするか。なあ興奮すんだろ。リアルな飛行機の闘いはなあ、、軍の経験者しかわかんないがな。」


バヒュリガルトがそう言うと、一気にスピードを上げると、T-32型航空機は、熱を噴いた。


その一方で鳥人族の爆撃機は、4機飛行していたが、放たれた対空砲の攻撃により墜落していった。墜落する爆撃機を眺めていたヴォージスは鳥人騎士団を要請したのであった。

その頃、ヴォージスら元老議員達と鳥人族の名門貴族であるネルディバードは、艦内の中央にある会合室にて集合していた。

 ラハマーン家や、スィーナルディ家、サザーランド家、クインズベリー家の四家の伯爵らはウィンナーコーヒーを片手に騎士団の到着を待っていた。だが、彼らの空気は重かった。何故なら、騎士団の要請を認めていないサザーランド家は、他の三家とは対立していたのであった。ウィリアム・ド・モラヴィア・サザーランドは、声を荒げ始めた。するとその威力によって、机に置かれていたウィンナーシュニッツェルが飛び散った。


「ラハマーン!!まさか、、業火の朱雀(フィックス)の力を使うつもりか。それをしても結果は変わらんぞ!!まさか、、我がネルディバードの恥を晒すつもりか!!!貴様!!!」


「ふん、、神の力を必要としているのは、どの鳥人も同じだ。精霊や神の力を必要源とする事で、古から伝わりし力を引き立てる、古代から伝わるラハマーン家の古文書にも記されておった。それをお前は反対するつもりか!!!」


伯爵の弟であるであるオルビオ・ラハマーンは、一つの鳥籠を用意したのであった。そんな中、エスディオ・ラハマーンは、激しく激昂すると所持している機関銃でウィリアムの頭を撃ち抜いた。頭を撃ち抜かれたウィリアムの頭蓋骨は激しい羽を浴びると一気に爆散した。大量の血が飛び散る中、ラハマーンは笑みを浮かべた。

フラミンゴの鳥人のアウイディオ公爵は、重々しく口を開いたのであった。


「争いは、、災いの元じゃ!!!騎士団には、目に余る物を見せてしまう所であったのじゃ。」


やがてそんな中、騎士団とは鳥人族の中で魔術を使う、魔族出身の者で構成されている鳥人騎士団が会合室に姿を現したのであった。30名近くの騎士団員で構成されておりネルディバード最大の騎士団として知られているのだ。

黒装束の鳥人騎士団員は、機関銃や魔剣を片手に、フィオクラシアの管制室に集合したのであった。騎士団長であり魔術師のリュームヘル・ヴェラジオは聖剣を手に取った。


「宇宙の創生神ジュラーセは我が鳥人族、メシアの菩提樹の栄光と共にあれ!!!業火の朱雀(フィックス)!!!


すると聖剣からは朱雀の姿をした全身が燃え、羽が生えた孔雀のような姿をした炎の鳥はその姿を現すと、火を吐くのであった。火を吐く姿に圧倒されたラハマーンは、興奮のあまり席を立ち上がったのであった。だが、黒装束を纏った副団長であるマドヴェイン・チューコフスキーは、機関銃を構えると、ラハマーンに向けて連射したのであった。


「貴様!!!!一体何を!!!!!!」


連射された激しい弾丸によって頭蓋骨は陥没した。それだけでなく頭部は完全に飛び散り、完全に絶命したと思われたその時、朱雀が口から何かを吐いたその瞬間、絶命したと思われたラハマーンは、息を吹き返したのであった。それでなくラハマーンはの飛び散った頭蓋骨及び細胞、臓器などが次々と再生した。ヴォージスは、完璧に言うのであった。


「これは、、不死の鳥!!命を吹き返す力を持つ、、ただ1人の命をな!!!」


その頃周囲の艦隊を破った、ギラ、アラード、バヒュリガルトらは、フィオクラシア内部に侵入を開始した。フィオクラシアの周辺には何十もの艦隊が現れていたのであった。凄まじい勢いで、ギラとバヒュリガルトが搭乗する軍用機が艦隊からの攻撃により大爆発を起こす中ギラは、瞬間移動術により、フィオクラシアの内部に侵入した。凄まじく大爆発を起こし燃え尽くす軍用機を見るのも束の間の状態の中、鳥人族の兵士達が姿を現した。


「侵入者!!侵入者発見!!排除します!!!!」


その掛け声と共に、銃を両手に構えた兵士達は、ギラらに向けて撃ち尽くしてゆくのであった。だが、剣を構えたギラは瞬間移動をしながら彼らを躱してゆくと、剣を使い、銃から放たれた無数の弾丸を避けながら、鳥人兵達を斬り殺してゆく。斬られた鳥人達は、両手を斬られた上に真っ赤な鮮血を噴き出してゆくのであった。その血液を浴びる事でギラの剣のスピードは一気に上昇してゆくのであった。


「鳥1匹残らずぶっ殺してやる!!!!」


ギラの中で闘争心が爆発すると、ギラの所持する剣は双剣の別れたのであった。双剣に分かれたギラの剣は赤く光出すと一気に竜巻のような凄まじい閃光が上がったのであった。

竜巻の如く回転すると、鳥人兵達を次々と斬り裂いてゆく。アラードも無残を構えると鳥人兵達は、灰へと化してゆく。どす黒い灰になってしまった鳥人兵の折り重なる死体を見つめる中、凄まじい轟音と共に、デュール王国の大艦隊が姿を現したのであった。艦隊から一斉に対空砲が砲撃されてゆく。その砲撃により激しく爆発を繰り返していくとギラ、バヒュリガルト、アラードの3人は一気にフィオクラシアの中心部に向けて走り出した。

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