第3幕ー8 傭兵なめんじゃねえぞ
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ジェイソン・リーはアビトを連れて軍用車の方へと連れて行った。辺りは戦場のように凄まじい勢いで弾丸が飛び交っている。物影に隠れるとジェイソン・リーは、敵の兵士がいなくなるのを確認した。残りの兵士の数が5人か6人程に絞られるとジェイソンはマシンガンを構えた。そしてトリガーを引くと一気に弾丸が放出されてゆく。弾丸の発射音が響き渡る中、敵の兵士達の胸を次々と撃ち抜いてゆくのであった。ジェイソンは撃ち抜いた遺体から何やら鍵を摂取した。この鍵はどうやら今回のミッションに必要であるらしい。ジェイソンは鍵を抜くと男の遺体から機関銃とパラシュートを盗んだ。
「おい坊主。お前これを持っとけ。いいな。戦場では物資の調達するって事が非常に難しい。どんなに装備があってもな、いつ敵に襲われるかわかんねえからなあ。まあ俺達は組織に属してる奴らは、万全の状態で装備していくがな。行くぞ。これから金持ちをぶっ殺した奴を暗殺しに行くのさ。」
ジェイソンは機関銃を撃ちながら道路に通行中の自動車の窓ガラスを吹き飛ばしたのであった。運転手の頭を銃で撃ち抜くとそのまま運転席に座った。アビトはジェイソンに連れられて車に乗るとジェイソンはマシンガンをアビトに与えた。車のアクセルを踏むと車が走り抜ける道路を猛スピードで駆け抜けてゆく。猛烈にスピードが上昇するとオートバイでジェイソンを追いかけてきた敵兵士達をアビトは空気で察したのであろうか。ジェイソンから渡された機関銃を手に取りオートバイに乗る男達を撃ち抜いていった。その様子をドアミラーから観察していたジェイソンはアビトの撃つ姿を見て少しにやけたのであった。
「坊主!やるじゃねえか!!初めて人を撃つとは思えねえ撃ち方だ。全くよぉ、ここら辺の土地は再開発が進んでいないが為に、荒れ果てちまった。銃を持つか盗みを働くぐらいにしか能がないゴロツキの集まりだ。エンドオブワールドって知っているだろ。公国の馬鹿な上流貴族らが国民から奪い取った資産税や消費税で好き放題贅沢働いているってせいでよ。俺たち傭兵共は高い金払って任務を引き受けなきょおうならねえってよ。全く阿保臭え話だろうが。坊主、お前エクシレムファルコンの搭乗者らしいじゃねえか。後で俺達のアジトがあるからよ。詳しい話聞かせてくれよ。さあ突っ切るぜ。こっから先はかなり危険だぜ。このやろう!!!!!」
ジェイソン・リーは車を走らせてゆくと軍用基地に辿り着いた。どうやらこの基地で地底防衛軍の傭兵部隊の「ザールヴェスタ」が集まっているようである。ジェイソンは車を降りて基地の扉を開けた。そこには机と機関銃やマシンガンなどの銃器や兵器らが大量に備蓄されている倉庫があった。ジェイソン・リーが現れるとジョージ・ハリスとリッジ・マイケルの2人は戦車が3台ほど置かれているガレッジの扉を開けたのであった。
「今の使徒の状態はどうだ??エクシレムファルコンはどこまで開発が進んでいる?俺達が防衛軍に入った頃は、まだエクシレムファルコンなんて名前すら存在してなかったんじゃねえか?全く科学なんて阿保臭えシステムのせいで無駄に金がかかっちまってよ。この世界では一月丸々、バーチャルの世界に居座らなきゃなんねえ。悲しいもんだろ。傭兵としてのノルマがあんだよ。お前ら防衛軍の奴らが、使徒をぶっ倒すノルマとかあるのと同じさ。」
ジョージは銃を所持すると引き金を引いた。すると一気に銃弾が的を得たのであった。アビトはジョージの方へ寄ると口を開き自分の用件を伝えた。
「ノルマって、俺はその標的にはなりたくねえんだよ。ノルマって何だよ??」
アビトは感情を爆発させた。エクシレムファルコンの搭乗者に対して何か起こす気なのだろうか。
アビトの問いに対してリッジ・マイケルはナイフを取ると的へ投げつけたのであった。リッジは答えた。
「俺達を使徒の生贄にするのさ。俺達には身体にチップが埋め込まれている。そのチップからは特殊な電波が出て脳みそを犯すのさ。例えばこのバーチャル内である一定のノルマを達成しなければそいつの標的になるって訳だ。エクシレムファルコンの搭乗者は確実に死ぬ。死ぬってどういう事かわかるか?奴らは楽園信仰者だ。死する事で魂は救済されていると信じている。倒すべき敵は夢幻の園を作った奴らだ。防衛軍のイカレタ科学者共だ。使徒が再び現れる事で地球人を生贄にする、腐ったドリームアークを再び起こそうとしている。俺たち爆発金で雇われた傭兵さ。あの日、セカンドインディペンデンスが起きる前も地球人の飛行機を襲ったのさ。レミュシー・ロズワルド奴の命令でな。」
リッジは信じられないような事実を話し始めた。レミュシー・ロズワルド、中山龍太郎をエスポルアースに召喚した防衛軍の男。15年前中山龍太郎が乗った飛行機はテロリストによってハイジャックされた挙句、ガスを嗅がされ気絶させられたのであった。
「あんた達だったのか??あんた達が、中山龍太郎をこの星に連れ去ったのか???教えてくれ。ドリームアークを何故起こしたんだ。全て自作自演だったのか?」
「俺達に依頼が降りたのさ。地底防衛軍の上層部の奴らから高い金をもらってな。簡単な事だ。俺達は防衛軍の開発した異次元ホールを通して地球に向かった。そして地球の空港に辿り着き何食わぬ顔で飛行機に搭乗した訳だ。そして決まった時間に飛行機をハイジャックし、地球人をガスで眠らせた状態のまま、全員をエスポルアースにワープさせた。飛行機はもちろん海に墜落だ。表向きは海底の藻屑になったとでも言われて処理される。そして地球人にオールマイティパスを渡して旅行に行かせドリームバーチャルで眠らせ殺すのさ。いいか使徒は人間を喰う。俺達の種族が生き残る為にもやむを得なかったのさ。だがな、ドリームアークは失敗だった。所詮地球人を殺した所で人数にキリがないんだよ。いくら地球人を殺してもガルムフェニックス、、、不死鳥は現れないのさ。永遠の生命だ。俺達は楽園追放を逃れられる事になるだろうな。坊主、、、、お前はどうする???永遠の命が欲しいか??欲しければ地球人殺戮に付き合え!!」
リッジは、アビトに言うのであった。するとアビトはその意見に反論した。
「ふざけるな!!地球人を殺すな。この悪党共が!!!永遠の命なんかいらない。限りある人生で限りある生活ができればそれでいい!!!
不死鳥なんかそんなもの為に、、、ファルマ聖騎士団を蘇らせる事があんたら防衛軍の目的なんだろ!!どうして使徒を殲滅するだけでいいじゃないか!!もしタイムマシンがあるなら俺は中山龍太郎を救いたい!!あんたらが殺した地球人を救う為に時間を遡ってでも、、」
アビトがそう言うとそれに対してジョージが脅し口調で言い放った。
「ガキが綺麗事言ってんじゃねえぞ!過去は変えられない。お前はエクシレムファルコンの搭乗者として俺たちの仕事に付き合え。それが今のお前の使命だ。まあ責めてこいつでも見て夢の世界で正義の味方を演じてこい!」
ジョージはアビトに催眠スプレーを放った。するとアビトを急に眠気が襲った。そして意識が無くなるとその場にたどり着くのであった。
するとリッジはアビトが所持していたドリームパスを手に取るとアビトの身体に機械を被せた。
「さあ、、夢の世界を再度楽しんでこい!!!お前のアバターはバグミュダットの英雄ギラだ!!!」
そしてジョージはスイッチを押すのであった。アビトの意識は一気に夢の世界へと飛ばされた。
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