第3幕ー7 標的
アメリカの銃撃アクション映画を思わせる展開です。う
アビトは銃を持つと廃墟の奥に走り出した。周りには敵の人々がアビトの命を狙っているのであろうか、弾丸の射撃音が一気に響いていく。
やがて廃墟の奥から車の音が聞こえるとアビトはそれが味方なのか、敵なのか検討もつかなかった。だが凄まじい弾丸の音がこちらへと響いて行くとここが戦場であるという事を瞬時に理解した。アビトは廃墟の影に隠れて車の動向を伺った。車から1人の男が現れた。この世界における傭兵らしき男である。軍服にショットガンを所持している。その男だけではない。次から次へと軍服を着ている男が現れてゆく。どうやら軍人であるのか、皆かなりいかつい顔付きをしている。そんな中サングラスを装着した男はショットガンを構えると一気に弾丸を放射し始めた。サングラスの男達が撃ち始めるのに合図に感じたのか周囲の男達も銃撃を乱射し始めた。
「全員命令だ!!!!敵の奴らが現れたぜ!!!敵の軍部隊を壊滅させろとの事だ!!!!いいな!!!!!はははは、、燃えるぜ!!!!この野郎!!!!!!」
やがて敵らしき軍隊の軍用車が現れると軍用車から次々と弾丸が放たれてゆく。軍服を着用した男達が次々と現れると窓から廃墟にいる男達を狙って撃ちつくしてゆくのであった。
「おいディエロ!!!応答しろ!!!こちらジョージ・ハリスだ!!!!一体どこに隠れているつもりだ。今回のミッションにおける助っ人とやらはどこにいやがんだよ!!!!」
ジョージ・ハリスと名乗る男はサングラスを着用していた50代前半の男であった。ジョージは怒りの余り無線に向けて怒鳴り散らしていた。射撃音がは派手に響き渡る中一発の高性能ランチャーが撃ち込まれると一気に爆発したのであった。ジョージ・ハリスの隠れている隠れ家のガラスが無数の弾丸によって破壊されるとジョージは建物から外へ出た。助っ人がどこにいるのか気になる様子であった。しかしすぐそばに敵が現れると迫ってくる敵の攻撃に圧倒されながらも窮地を脱するべく催涙弾を投げつけるのであった。
「うぁぁぁぁぁぁ!!!!!!!!!!」
凄まじい勢いで煙が舞う。一気に煙が押し寄せると敵の男は催涙弾の攻撃を食ったのか激痛に這いずり回った。あまりもの威力に終始痛みを抑えてゆく中、ジョージ・ハリスはサブマシンガンを構えると一気に男達に向けて銃撃を繰り返してゆく。その凄まじい勢いで一気に周囲の建物が破壊されてゆく中、ジョージは照準スコープを使いながらも古ぼけた居酒屋の建物へと走っていった。
「おいおい!!!マジかよ!!!!きやがったよ!!!!!」
居酒屋に隠れていたアビトは驚いて逃げようと裏口のような扉から逃げようとした矢先にナイフを所持していた1人の男がアビトへと襲いかかって来た。ナイフの刃先はアビトの顔面を直撃しそうになった。ナイフによる攻撃を避けそうになった時に男はアビトの体制を崩した。完全に足を取られるとアビトはその場に倒れつくした。男はアビトの顔面に向けてナイフを急速に振り下ろしたが刃先はアビトの顔面すれすれの所に刺さったのであった。一歩間違えれば、命を落としていたかもしれない事態にアビトはビビリ始めた。
「やめろ!!!!俺は敵じゃない!!!銃撃の訓練を受けるために来たんだ!!!」
すると男の表情が一変した。ジョージが行っていた助っ人で来たという男なのか。
「何???まさか助っ人はガキの事か??おい、シューネット??聞いてねえぞ。バトラーの方から助っ人送りつけるって言ってたのによ!!!ったく、防衛軍の命令だっていうからしょうがなく付き合っていんのによー、おい坊主。お前なんて名だ??」
男は立ち上がるとアビトに高圧的に言い放った。あまりにも高圧的な態度にアビトは恐怖感を感じたのか強く言い放った。
「アビト・オズヴェルール!!!あんたの名は???」
「俺はリッジ・マイケル!!!!地底防衛軍の傭兵部隊「ザールヴェスタ」の一員だ。ご覧の通りこのバーチャルの世界で敵をぶっ潰すための訓練の真っ最中ってわけだ。防衛軍の中で唯一科学兵器を用いない戦闘スタイルで戦う兵隊って訳よ!!!まあ銃撃と爆弾の専門家って思ってくりゃあいいぜ!!!全くガキの面倒も見なきゃならないって事は、俺も大分落ちぶれたもんだぜ!!!
するともう1人の男が現れた。男は日本人のような顔付きであった。どう見ても外人の顔つきでない事だけは確かであった。やがて男はサブトルマシンガンに弾薬を詰めるのであった。薬莢が銃から出ると東洋人の顔つきの男はサブマシンガンを持ち敵らしき男達を次から次へと撃ち尽くしてゆくのであった。
「俺はジェイソン・リー!!!しくよろちゃんよ!!!!!!!」
ジェイソン・リーと名乗った男は大型のマシンガンを持つと弾丸を連射し始めた。弾丸は機関銃のような凄まじい勢いで周囲の建物のガラスを吹き飛ばしてゆく。弾丸は、敵の男達の頭を次次と打ち尽くしてゆくのであった。男達は銃を構えた。一斉に皆が銃を構える中、1人の男が立ち上がった。男はジェイソン・リーを完全にロックオンしていた。ジェイソン・リーは地底防衛軍きっての狙撃の名手であったのかと勘違いしたようであった。ジェイソン・リーはマシンガンを構えた。お互いの視線を睨みつけてゆくとジェイソンは引き金を引いた。
一気にマシンガンから弾丸が次々に放射されてゆく。弾丸は弧を描くように敵兵士達の頭を撃ち抜いてゆく。100発以上の弾丸が凄まじい勢いで敵兵士達の頭を撃ち抜いてゆく中ジェイソン・リーは、体制を崩して自分を狙っている男に焦点を捉えた。
「次はお前が相手だぜ!!!!覚悟しろ楽しもうぜ!!!!死神の祭典の時間だぜ!!!!」
ジェイソンは標的を狙い銃を構えた。両者は激しく向かい合うと凄まじい勢いで銃を撃ち尽くしてゆく。敵の凄まじい銃撃を前に後に引けなくなったアビトは一目散にここから逃げ出したくなった。しかし辺りは荒野であり一人で逃げ出せばいつ命を失ってもおかしくない状況である。そんな状況下となればこいつらについてゆくしかない。そんな状況でアビトの持っている無線に連絡が入った。それは、バトラーの少尉のエイリーク・ヴィータからであった。
「はい!!こちらオズヴェルールです!!!」
「アビト君!!良かった。繋がったみたいね!!現在バーチャルの世界にいるみたいね。ジョージ・ハリスにはあった?ジョージと共にこの世界にて敵の兵士達を暗殺するのが今回の任務よ。地底防衛軍の傭兵部隊は毎月一回ここで暗殺の訓練を行なっているのね。だからあなたには銃撃手としても一流になって欲しいという地底防衛軍の願いだからね。」
「ここがバーチャルの世界ってもしかして、まさかここが???」
「ええそうよ。今あなたがいる世界こそが夢の世界に自身の意識を保ったままゆく世界、夢幻の園よ。一般的にドリームバーチャルには2種類あるの。夢の世界でアバターとしてファンタジーを楽しむ場合と意識はそのままの状態でファンタジーを楽しむ世界。15年前中山龍太郎が体験した世界やあなたがドリームバーチャルで体験した世界のは睡眠者の意識をアバターとしてバーチャルの世界のキャラクターに転送するシステム。これを幻想の園と呼ぶ。一般的に世に出回っているのが幻想の園。そして防衛軍の隊員しか入れない夢幻の園はいくらその世界で死んでも復活できるのよ。さあアビト君。戦ってもらおうかしら、標的は傭兵部隊サンクトスのリーダー、エドワード・モーガンよ。」
エイリークは無線でそう伝えるのであった。
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