第3幕ー1 砕ける核
暑いし、なんか雨ばっかりで気分下がりますよね。
エクシレムファルコン003型からビームは、ルシフェルの核を目掛けて一気に放出された。あまりにも凄まじい威力と閃光によりアビトは目くらましをした。
エクシレムファルコンと繋がったアビトの脳から、アビトの全身の神経に振動が伝わっていく。
アビトはエクシレムファルコンの右部分にある操縦桿を握り、腕を上げた。すると一気に、機体は上がると、そのままルシフェルに向けて強烈で豪快なパンチを放っていく。
「パンチの威力が強ければこいつは確実に潰せる。頼む。」
右足に装備されたサブトルマシンガンのスイッチを入れると、マシンガンの弾丸は一気にルシフェルの身体を直撃していく。
しかしルシフェルは、シールドを形成すると、エクシレムファルコンからの攻撃を無効化してしまうのであった。
そしてシールドによって攻撃を無効化されたルシフェルは、口から凄まじいビーム砲を放っていく。
するとビーム砲は、一気に周辺の建物や地面へと直撃すると凄まじい爆風を上げた。第2ファンダルフォ海域から放たれたビーム砲は、街ひとつを吹き飛ばしていく。
「何たることだ。凄まじい威力だぞ。次にあれが放たれれば、今度は別の町や村が壊滅してしまうぞ。エクシレムファルコンの操縦者に次ぐ、レールガンを発射するのだ。」
空母「エスプレルフォール」から破壊されていく様子を見ていたユリアンは、無線を通して命令を入れた。
レールガンとはエクシレムファルコンの秘密兵器であり、確実に狙うことで使徒の核を破壊できる。
電気エネルギーを最大出力にあげることで発動できるシステムである。
だが第6支部部員達はその意見に反対した。
なぜなら、その場合、ロボットの出力エネルギーは半分にまで落ち込んでしまうという難点があるからであった。
だが第6支部部員達の意見は虚しくもユリアンは、レールガンの発射命令を下した。
エクシレム・ファルコン003型に命令が下った。アビトはエクシレムファルコンに搭載されたレールガンの発射装置を押した。
「やめろ!!!アビト!!押すな!!お前が死ぬぞ!!!」
エリュレンは必死に叫び尽くした。
エネルギーが落ちれば搭乗者にもダメージが出ていく。
そうなれば下手すれば死のリスクが高まる危険性があった。だが地底防衛軍本部長は、発射命令を強制するように無線で叫び尽くした。
「命令だ!撃て!!!街が壊滅したのだ!!やられるぞ!!!」
ルシフェルは凄まじい咆哮をあげると一気にエクシレムファルコンの方へ走り寄ってきた。
そしてルシフェルの巨大の右手の掌から大きな穴が空くと、機関銃のような無数の凄まじい砲弾を次から次へと放たれていく。
その砲弾は、エクシレムファルコンの胴体部分に激突すると爆発を起こした。
その反動で、アビトの全身に猛烈な痛みが走った。そしてコックピットから、エンジンのエラーを示すブザー音が騒々しく鳴り響いていくと、アビトは耳を塞いだ。
「痛い!!クソ、ロボットの操縦を舐めていた。畜生!!負けたくない!!俺は、、負けたくない!!!発射!!レールガン発射!!!!」
アビトはレールガンの発射装置を押した。
すると、一気に、エクシレムファルコン003型の胸部が開くと、巨大な発射砲が出現した。
すると一気に高圧電流が、流れると巨大な放射砲から電磁砲が発射されていく。大きな核となり発射された電磁砲は、塊のように集まると、放射口から、放たれ、ルシフェルの核を一気に破壊した。
するとルシフェルの核は砕けて行くと、ドロドロに解けるように爆発した。
しかし、その凄まじい爆風の威力で、一気に熱が集まった。凄まじい熱により、エクシレムファルコンに猛烈な熱線が押し寄せた。その熱線を浴びると、コックピットの温度が急激に上がった。あまりの高温にアビトは、喘いだ。
「くそぉぉ!!何なんだよ!!!熱い、、熱すぎる!!そうだ。冷却装置を発動させれば良いんだ。」
アビトは必死にコントロールパネルを探した。
コントロールパネルに、冷却装置がないかそれだけが気になっていた。このままコックピットの温度が下がらなければ、死んでしまう。
そんな最中、アビトは、コントロールパネルにふと冷却装置を発見した。
冷却装置を押すと、一気に水が放射されコックピットの温度が下がっていくのであった。
だがそんな中突然非常警報が流れた。それは、最悪の使徒、ベツレヘムが現れたと言う情報であった。
「現在!!エリュレヘン公国にて、ベツレヘム出現!!史上最悪の使徒だ!!エクシレムファルコンの搭乗者は、緊急戦闘態勢に備えてくれ!!」
第3ファンダルフォ海域に出現しているとの事だった。
第3ファンダルフォ海域に緊急体制が敷かれた。
第3ファンダルフォ海域にて、駐在していた空母「コースポリフェール」には、エクシレムファルコンに変わる次世代型ロボット兵器、ヒューマノイド357型が置かれていた。
命令が下されると、一斉に上空へ飛び立った。
そして海上からロケットランチャーを水中に向けて撃ち放って行く。
ヒューマノイド357型「オーレス」は、マスターシンギュラリティに到達した。エリュレヘン公国が開発していた次世代型使徒撲滅システムは、ロボット兵器の小型化であった。オーレスは男性型のロボットであった。彼には意思があるが感情は皆無に等しい。
「地底防衛軍本部に連絡願います。戦闘命令をお願い致します。これより、第3ファンダルフォ海域にて、使徒ベツレヘム殲滅を実行。」
「オーレス!!了解!!エンジンをフル稼働させて下さい!!」
地底防衛軍本部は、オーレスに対してエンジン稼働するように命令した。
するとオーレスの背中にある原子力エンジンが稼働した。モーターが回転すると、オーレスは、空中に向かって飛び立っていく。
右腕に機関銃が生成されると機関銃の銃口から放たれた弾丸は、ベツレヘムの胴体に激突していく。使徒ベツレヘムは使徒の中でもまるで4足歩行のような巨大な化け物のような姿をしていた。
その体長は横に120m、縦に40mに及んだ。ベツレヘムは、巨大な口を開けた。すると口から大量の水を吹き出した。ずっと海中に潜んでいたのか。
海中から現れたベツレヘムは、巨大な破壊砲を吐き出した。するとその破壊砲は、1隻の空母ともう1隻の駆逐艦を撃墜した。
地底防衛軍の海軍支部の第4空母「ミスディルト」と駆逐艦「アウロパヴァーヌ」から凄まじい爆発が起きた。
特に「ミスディルト」は、2つに分断されると沈み始めた。その様子を見ていたオーレスは、ベツレヘムに向けて対空砲を放っていく。
先程右腕に装備されていた機関銃は姿を消して、対空砲が装備された。その対空砲を装備したオーレスは、上空を滑空しながら、弧を描くように身体を一回転させた。そしてスピードを付けるとオーレスの身体に装備されたジェットエンジンは一気に加速していく。
「対象を破壊します。破壊対象、
使徒ベツレヘム!!!」
そしてオーレスの右腕から装備された対空砲発射口から放たれた無数の対空砲は、ベツレヘムに衝突した。
その勢いでベツレヘムは再び大きな口を開けて、巨大な咆哮を揚げた。ベツレヘムに向けて、オーレスは、アルティナと通信した。
その頃、第4空母「ミスディルト」に登場していた地底防衛軍の軍隊員達は、異変に気がついた。その瞬間一気に周りの管制室及び、コントロールパネルの電源が落ちると停電した。そして、次の瞬間一気に爆発していくのであった。
艦長のギャルベストは異変に気づき、乗組員達の命を優先的に考えた。しかし、気づいた時には既に爆音と同時に艦隊は2つに切り裂かれるのであった。
地底防衛軍所属の乗組員達は次へと海上へ落下すると同時に、命を失い、全身に大火傷を追う物もいた。この爆発により負傷者も数多く出たのであった。ギャルベストは、甲板に出ると必死に叫ぶのであった。
「頼む!
助けてくれ!!俺には妻が、、家族がいるんだぁ!!!」
しかしその声も虚しく、更に「ミスディルト」は凄まじい轟音と共に爆発していく。
副艦長のロナルド・マッコイは、まだ分断された艦頭から、救護用ボートに搭乗すると、空母「イザベラ」へ連絡した。
「こちら、、ロナルド!!ベツレヘムの砲撃により、ミスディルトが撃墜された。」
ロナルド無線連絡を取ったのは第6支部部長のユリアン・ヴェルデン・ツェーザリであった。
「こちら、第6支部、ミスディルトが撃墜されただと??そんな馬鹿な!!地底防衛軍の最強と言われた空母が沈むなんて!!」
ユリアンは、驚愕した。
その報せを聞いた、第6支部部員達はベツレヘムからの砲撃に狼狽え始めた。
これまで戦ってきたガブリエルやルシフェルの砲撃では空母が撃墜されることはまずなかったのであった。支部員の1人は同僚に向かって口を開いた。
「なぜ、使徒に対抗できるほどの空母が撃墜されるなんて!!それも一撃の砲撃で艦隊が2つに分裂するなんて!!俺たちが搭乗している空母イザベラもベツレヘムの奴らに、撃墜されるんじゃねえのか!!」
「まさか、クソ!!終わりなのか!!」
そしてユリアンは、無線機を取ると、イザベラの搭乗員らに向けて連絡したのであった。
「戦闘機の配置だ!!ベツレヘムを空中から撃墜する。そして戦闘機の命令だ!!」
その頃駆逐艦から5機の戦闘機が飛び立ったのであった。音速で滑空する戦闘機の名は、アルバトロスD.Vといった。
かつて地球では、第1次世界大戦でも用いられた戦闘機であった。
搭乗している乗組員のテオフィル・リシュリーは、女性パイロットして、セカンドインディペンデンスでも活躍していた。
「こちら、テオフィル!!奴らに接近次第、壊滅する。!!」
アルバトロスD.Vには、強力な原始砲弾が搭載されている。それだけでなく戦闘機としてのスキルもそれまでの戦闘機のレベルを遥かに超えていた。
そして遂にベツレヘムとの海戦が行われようとしていた。
読んで頂いでありがとうございます。




