第2幕ー4 イーラ・ブレイハ
トランプのバックルを用意した剣で人を斬りきざんでいくバグミュダット最大の人斬りとして、恐れられていた男イーラ・ブレイハ。
その呼び名からこう言われていた『ブラック・ジョーカー』と。旧政府軍に恨みを持つ男ゴットホルトはブラックジョーカーを使い、旧政府軍の、治安部を壊滅させるべく、動いていた。
そして、男は、治安部の剣士達を斬り殺していた。
「イーラ!!!貴様を国家反逆罪で逮捕する。」
そんな治安部の警官を男は、容赦なく刀を抜き斬り殺していく。鈍い鮮血が飛び散ると、警官の首を斬り致命傷を追わせていく。
「おっと、イーラ様を逮捕とはやるでは無いですか??旧政府が、そもそもこの国を壊したからイーラ様が国を再興する為に反乱を起こしたというのに!!」
イーラの命令で動くその女剣士の名は、ローゼン・クロイツ。国家の志士として暗躍していたが、ゴットホルトにその腕を買われた。そう、最強のイーラ・ブレイハの右腕として。
「あーー、お前らみたいな雑魚を殺してるとこっちまでがイライラすんだよねーー。とりあえずいっぺん死んでくれよ!!!」
「ぎゃぁぁ!!!!」
ローゼンは、背後から刀を振り下ろして、警官を更に斬殺した。首から背後に猛烈な鮮血が飛び散ると、返り血は、ローゼンの顔に付着した。
「イーラ様、粛清致しました。」
「ご苦労だったね。ローゼン。。ふふふふ。
僕は、争いは好きではないのだがね。君も、この雑魚警官のようにはなりたくないだろう。命を助けるか、それとも奪われるか、まともな人間なら相手にしないだろうに。そうだろ。バグミュダット治安部支部長。イエメルカ。」
イエメルカはイーラブレイハと対峙した。
「ローゼンホルン大尉は貴様の暗殺を命じた。それだけではない。ゴットホルトの数々の悪行。罪なき市民の抹殺等許し難い。俺もギラも戦争で親を殺された。だから貴様らのような奴は許せん。白状しろ。ゴットホルトはどこだ??」
イエメルカは剣を抜くと、ローゼンともう1人、ワイルドな体格の男が現れた。その名は、ロード。後に煉獄の七眷属に入ることになる格闘系の男である。
「ソレハ、イエナイ、シシノモクテキハ、セイフノアンサツ、セイフノマッサツ、タイショウハロックオンシタ、コロス!!!」
するとロードは、一気に重量級の身体を上に持ち上げると大きな拳を、イエメルカ目掛けて、振り下ろした。イエメルカは、瞬時にその攻撃を避けた。しかし凄まじい勢いで、拳は、炎を吐くと、爆発した。
「リンボールパンチ16、炎の拳!!!!」
イエメルカは、ロードの攻撃を避けると後方へ回り、剣を振りかざす、しかしロードは強靭な肉体で斬撃をガードした。ロードは、炎を吐くと、火炎放射のように、炎を吐いた。
「ぐわぁぁぁぁぁ!!!!!!」
炎が、イエメルカの身体を直撃していくと、イエメルカは顔を覆った。そしてロードの拳がイエメルカの身体を直撃するとイエメルカの身体は吹っ飛ばされた。
「お頭!!!!」
「総員配置につけ!!!治安部命令だ。撃ち尽くせ!!!!」
「撃て!!!!!」
治安部をの警官達は一方的にやられるイエメルカを見て、銃を構えた。警笛が一斉になり射撃命令が下されると、警官達は、撃ち始めた。無数の銃弾は何発も、ロードを直撃していく。しかしロードは一切、攻撃を受け付けない。
強靭な盾のような身体で弾丸を跳ね返していく。跳ね返した銃弾を逆に、警官へと撃ち返していく。そして再び炎を口から吐いていくと辺りを焼き尽くしていく。
「国家の為に、、、、、ぐわぁぁぁぁぁ、、、、、」
「ちくしょぉぉぉぉぉ、、、、、」
炎を喰らい全身に火傷を負った警官達は、凄まじいロードの勢いにやられて命を落としていく。そしてロードは貯めた炎を拳へと溜め込むと、一気に警官達を殴り落としていく。轟速に動き回り、辺りの警官達をはたき落としていく。
その様子を見ていた、イエメルカは、剣を抜くと、一気に力を解放した。すると剣は、巨大な大剣へと姿を変えた。刃渡りは、2メートル近くになるその大剣を、イエメルカは持ち、ロードへと斬りかかる。
「貴様など、これで終わりだ!!!」
イエメルカは、オレンジ色の閃光と共に、ロードの正面から斬りかかった。しかしロードの肉体は強靭すぎたせいか全く歯が立たない。
そればかりか、ついた傷はかすり傷程度であった。
(なんて、身体能力だ。真正面からの斬撃も一切聞かず、全ての攻撃を跳ね返しただと。奴の防御力は一体。くそぉぉぉ!!!)
「リンボールパンチ21 マシンガンディレクト!!!!!!!!」
するとロードの身体から6本の触手が出てきた。触手は絡むように身体を包むと、ロードの拳を纏い尽くした。そして巨大な拳はイエメルカに向けて放たれた。
イエメルカは、帝国の魔道士である。すぐさま鎧を形成し、盾を生成すると、攻撃を防いだ。
ありとあらゆる魔力を注ぎ込みロードの攻撃を耐えた。
「貴様、一筋縄ではいかぬようだな。」
イエメルカは相手の攻撃を見切ると、一気にロードの脇腹を突いた。そしてロードの強靭な身体に凄まじい勢いで斬撃を加えた。すると、ロードの身体は吹っ飛び、建物の外へと弾き出された。その様子を見つめるイエメルカは剣に全ての魔力を注ぎ込むと、ロード目掛けて放った。ロードは苦し紛れに立ち上がると、強靭な肉体で跳ね返した。ロードの身体能力の高さにイエメルカは脱帽するばかりだった。




