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エスポル旅行記~夢幻の園~  作者: アリナス
第2章 最後の希望
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第2幕ー1 バトラー達の集い


エイリークのマキシマムハイパーフェイスは増力プログラムにより、肥大化した。よりガブリエルを殲滅できるように、改良された。高度なプログラムはオペレーションシステムと共有することで威力を倍増することができる。

撃ち出す瞬間に瞬時に演算させる事で、確実に殲滅することができるのだがガブリエルは対象外として大きすぎた。


「さあ悪い対象物はさっさと、始末しなければな。」


エイリークの放ったロケットランチャーによりガブリエルの2体目は既に消滅。凄まじい咆哮をあげながら、爆発した。

そして崩れ去るガブリエルの凄まじさで波は大きく揺れ動いた。凄まじい波となってバトラー達の方へ押し寄せた。

そしてガブリエルは残り一体となった。


「奴は沖合に引き寄せましょう。」


航空部隊の女性中佐のピシェフィーヌの指示に従い、バトラー達は、ガブリエルをより沖合へと移動させた。ガブリエルのブルファンゴ参型775Xは、凄まじい咆哮をあげると、口から破壊砲を出した。


「行くぞ、エイリーク、これで必殺技だ。エクリファスボンバーストームラッシャーだ。」


するとマキシマムハイパーフェイスから、巨大ランチャーが生成された。エイリークはランチャーをソニックモードへ設定した。すると、通常のロケットランチャーの10倍にまで出力が上がり、一気にランチャーが放たれた。

音速のような凄まじいスピードで放たれたランチャーは、ブルファンゴ参型775Xを凄まじい勢いで破壊した。ガブリエルのブルファンゴ参型775Xは、猛烈に悶えた末コアを破壊され、爆発した。凄まじい爆風と同時に荒波が発生し、女性バトラー達の方へ押し寄せて来た。

ピシェフィーヌは、ガリュシュヘラを撃ち放ち、波を沈めた。

すると波は、水しぶきが消え去るように、薄くなっていった。あっという間に、波は消えてなくなった。


「全くエクシレムファルコンみたいな無能ロボット作ってる暇あったらあたしらに仕事を増やせよっていうのが本音よねー」


シューネットは、大声で愚痴を吐いた。確かにエクシレムファルコンはオペレーションシステムとの連携ができていない為、厳しい事があった。


「使徒を片付けた事だしお茶会にでもしますか、あれ1人足りないような、、、あっ、ミラは?」


「忘れてたわね。ミラどこ?」


そんなミラは現在アビト達のところにいた。

任務があり、ファライト大宮殿にいるアビトとオズレインに接触しなければならなかった。


「お前バトラーってなんだよ。そんな防御スーツで何ができるっていうんだよ。こっちはなロボット操れるんだからな。」

オズレインは、ミラに質問した。


「はあ、バトラーっていうのは使徒を殲滅する為に、地底防衛軍が結成した航空戦闘部隊の者。戦闘用特殊スーツを身に纏い、武器を召喚して、使徒をコアから破壊する能力を要するもの。そのほとんどが女性を占めているの。ただしバトラーになるには条件があってね。バトラーの少女は、その全員がエクシレムファルコンを操縦できること。それができなければ、バトラーにはなれない。難しい試験を突破した一流しかいないのよ。」


「つまり女の戦闘兵士ってことか。それで俺に何の用だ。今旅行中なんだよ。」


少々荒めな口調でアビトはミラへ聞き返した。


「あなた、ドリームパスをもっているわね。15年前地球人をゼフィエルの生贄にする為に、召喚した地球人に夢を見せ、安楽死させるためのパス。本部から要請が入ったの。1つ盗まれたってね。あなたでしょ。あれは危ないものなの。あなた達だって、死ぬわよ。」


「残念だが、そんな知らせには乗るつもりないね。夢の世界に俺だって行きたいからな、俺だったら、そんな雑魚な地球人なんかほっといて、とっととバーチャルをクリアするけどな。お前には、渡さないぜ。俺だってそのドリームバーチャルを体験して見たいんだよ。」


アビトの旅行の目的の一つはドリームバーチャルの体験もあった。15年前地球人が夢の世界で経験したこと、それらを自分達も経験してみたいといういわば欲望である。


「お前、冒険心が強いんだなー。」


オズレインはアビトに関心した。確かにオズレインはどちらかと言えば、他人の趣味に関心を

示さない方だった。しかし、使徒との戦いに首を突っ込もうとするアビトの事が今回ばかりは心配だった。


「なあアビト、今回ばかりはやめた方がいいんじゃねえか。いいことなんてないぞ。そんな危ない事に首を突っ込むくらいなら、あいつに渡しちまった方がいいんじゃねえか。」

オズレインは心配そうにアビトへ話しかけた。


「いや、俺が強いってことを見せてやるのさ。なんたって地底防衛軍だぜ。それに、バーチャルワールドにいけるなんてこんな楽しい事ねえだろうよ。」


そういうと、アビトはミラの方を見つめて、オールマイティパスを持つと、ファライト宮殿の奥の方へ、逃げこんだ。


「ちょっと待ちなさいよ。話はまだ終わってないわよ。」


ミラは、アビトとオズレインを追いかけようとしたがあまりにものアビトの足が早かった為、見失ってしまった。


「あんた得体の知れない女なんかにこれを渡させるかっていうんだ。」


ファライト大宮殿の中央にあるギェーテル庭園に行くと2人は外へ走った。庭園の噴水が華麗に空を舞う所にまでやってきた。

「見つけたわよ!!!こらーー!!!待ちなさーい!!!!」

ミラはアビトとオズレインを発見したのか、二階から飛び降りてきた。バトラースーツを着用しているのか、庭園が見える二階の宮殿のベランダ部分から、降下してきた。足にはプロペラが付いており、これはバトラーの証である。バトラーの少女は全員、足にあるプロペラで上空を滑空することができるのだ。


「えーー??あいつ空も飛べんのかよー。逃げろー!!!追いかけられるぞ。」


アビトは頑張って走り去って庭園の奥に逃げようとした。


「あいつらー、レディをほっといて逃げるなんて、これでもくらえーー!!」


ミラはマキシマムハイパーフェイスを起動した。するとバネのようなものが伸びるとアビトとオズレインは拘束されてしまった。

拘束された2人は地面へ倒れた。


「何すんだよ、お前。俺たちと初対面だっていうのに、乱暴じゃねえか、渡さねえよ。お前にはよ。」


「あんたね。私はあんたより歳上なの。こう見えたって19歳なのよ。いい。あーーゲットした。これこれ欲しかったのよ。夢の世界に行ける魔法のパス。あたしのお願い聞いてくれるなら、この夢の世界へ連れていってあげてもいいけどね。」


ミラは交換条件を出してきた。


「わかったよ。んで、なんだよ、願いって。」


「対決したいの、あなたのそのエクシレムファルコン003型とあたしのバトラーシステムとどちらが多く使徒を倒せるか、あなたも見たでしょ。ファンダルフォ海域で暴れているゼフィエルを。あいつらがそのうちこの海域で暴れるの。あたし達バドラーでもいくら倒せるかいい勝負だけど、あなたのエクシレムファルコンならどこまで奴らと戦えるか、楽しみに待っててあげるわ」


ミラは、そのように言うとマキシマムハイパーフェイスのスイッチを切った。


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