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エスポル旅行記~夢幻の園~  作者: アリナス
第2章 最後の希望
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幕間 バトラーの対峙とガブリエル


「第4ファンダルフォ海域にて使徒ガブリエルの反応があります。」


「ガブリエルの生体確認反応あり」


地底防衛軍の中央制御室で研究員が叫んだ。どうやら海の中に使徒の存在が確認されたようだ。その大きさはゼフィエルの一回り大きいいサイズであったが、70メートルは超えていると予想出来た。


「殲滅しろ!エクシレムファルコンでもバトラーでも良い。とにかく奴を陸上へ接近するのだけはやめろ!!!」


第5支部部長のビオンタ・リーブス・ヴォールトは無線で命令した。彼は焦っていた。イザベラが停留しているのは使徒が、陸上へ接近する前に、殲滅するのが目的であった。なんならばステルス戦闘機での抹殺も遂行しなければならなかった。


「全支部部員へ告ぐ!!!アルティナなどに頼っている場合ではないぞ!AIは信用できないわけではないが!ガブリエルは恐ろしい。下手すれば、陸上が壊滅する羽目になるぞ!!!」


イザベラから遥か100キロの第4ファンダルシア海域の海面からその怪物は姿を表した。ゼトと呼ばれた使徒よりも遥かに大きく全長は70メートルを超えている。それだけではない。一体だけでなく4体も姿が目撃されている。横にでかく痩せ型のゼフィエルとは姿が異なり、そして凄まじい咆哮をあげると、腹部から凄まじい破壊砲を発射した。その破壊砲は周辺の街を破壊し尽くした。凄まじい爆発と共に建物周辺が一斉に崩れ始めた。


第4ファンダルフォ海域に停留していた駆逐艦「ベラスケス」には迎撃ミサイルシステムが装備されていた。ガブリエルの存在を認知していたのか。ミサイルが発射された。そのミサイルの数は約1500発である。サンプソンの凄まじい威力を思い知るかのようにミサイルは打たれた。


「プログラムコード994こんだけの威力のミサイルならあの程度の怪物木っ端微塵よ。コアさえ破壊してしまえば、ガブリエルは動く事すらできない。」


ベラスケスに搭乗している研究員のナンエル・ヴィオレッタはモニターを見つめながら口にした。


「そんな油断なんかしてらんねえぞ。既に街が1つあんな火の海みたいになっちまってんだ。次奴らが放てば、さらにひどいことになるぜ。データ演算をしねえとなー。次奴らが打ち出す方角を演算してっと。東西に177°、出力87パーセントだ。どうする威力あげるか。」


「ええミサイルの威力を上げて、出力120パーセントまで上昇させるのよ。いいわね。」


ナンエル・ヴィオレッタの命令によりモニター越しのミサイルの出力を上昇させた。すると、電子音声システムが流れた。

そして甲板の出力砲が一斉にターゲットを補足すると一気にミサイルが放たれた。凄まじい勢いでミサイルはガブリエル4体へと接近した。


「撃てーー、撃ち尽くせーー!!!」


駆逐艦の艦尾からも何発もミサイルが放たれた。ミサイルは、ガブリエルの身体を直撃すると、爆発した。ガブリエルは悶えながらも怯むことなく暴れ回った。


「野郎、派手に暴れてやがるぜ。もっとだー撃ちまくれー!!!」


提督のローアン・ポエールは、甲板から叫び続けた。最大に出力しておいたミサイルだけでなく駆逐艦の艦底には魚雷も装備されていた。


中央管制室でナンエル・ヴィオレッタは、モニター越しを見つめていた。このままでは、ガブリエルの破壊は厳しいと考えたのだろうか。

魚雷の出力もオンにした。


「魚雷の投入も考えた方は良さそうね。各支部部員に告ぐわ。魚雷も出力をオンにして。派手に奴をぶっ壊してしまおうじゃないの。」


すると魚雷40発が一斉に撃たれた。出力は140パーセントにまで上昇させられ、ターゲットの明確な破壊を目的に差せられた。

魚雷は水中を移動すると、ものすごい勢いでガブリエルへと接近した。

そして水中から水上へ出ると凄まじい爆発音と共に華麗に水が舞いながら爆発した。


その様子を空中から飛んできた1人のバトラーが見ていた。


「随分と派手に爆発してるわね。こちらバトラー、ミアンナ・リーパック。ガブリエルが派手にやられているけど、あと二体、奴らを破壊するしかなさそうね。まあ私たちの力では無理かもしれないけど。」


バトラーの少女は、マキシマムハイパーフェイスを起動した。ロケットランチャーとガトリング砲と高機能性マシンガンが生成された。


「こちらミアンナ。奴を破壊します。」


ミアンナと名乗ったバトラーの女性は照準を定めるとロケットランチャーを発射した。

すると砲弾はガブリエルのコアのところに命中した。ガブリエルは悶えながら爆発して散った。しかしそのうちの一体は悶えながらも散る事は無かった。そして破壊砲をミアンナに向けて放った。しかしミアンナはジョアンフィールドを生成してガブリエルの砲撃を跳ね返した。


「一体は確実に仕留めたけど残り三体。まあ確実に、破壊しちゃいますけどね。ガトリングTG345111弾連射!!」


凄まじい勢いでTG345111が連射された。高出力であり弾丸を撃ち尽くした。その弾丸の数は数千発にも及んだ。数千発の弾丸は一気にガブリエルの身体へ直撃すると爆発した。

そして油断した隙にロケットランチャーを再度撃ち尽くすと、ガブリエル1匹に照準を絞った。出力を最大にすると撃ち尽くした。最大出力にして先程放ったロケットランチャーより威力は上がっている。


「まだまだしぶとい見たいねー。」


「ミアンナ油断してはならんぞ。」


「少佐、いたんですか?気づきませんでしたー」


現れたのは少佐のエイリーク・ヴィータである。ミアンナは若いながらもバトラーとして戦ってきた地底防衛軍の英雄である。ミアンナの所属する地底防衛軍第1航空部隊の少佐でもあり直属の上司であった。


「私が存在感ないみたいに言うな。お前のバックアップをしていたんだぞ。」


エイリークはマキシマムハイパーフェイスを起動して同じくロケットランチャーを起動すると、ガブリエルに向けて撃ち放った。


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