第5幕ー4 魔界の国
峯岸がドリームバーチャルで始めた観た夢は、魔界の国の城から始まった。魔界の王子エイドリアン・スナイプスとして、峯岸は目覚めた。
「くそ、どこだ、ここは。」
エイドリアン・スナイプスは、寝室のベットから目覚めた。父親はドラキュラの魔王にして、死神のプレヒト。そして側近にはドラキュラにして魔界王国右大臣となった双子のドラキュラ、アルヴァン・ニコラスとデューク・ニコラスそしてその弟、ディヴィット・ニコラス。この五人が魔界を仕切っていた。魔界には魔族とドラキュラ族が生息していた。
500年前から魔界の魔族とドラキュラ族は争いを始めた。そして2年前ドラキュラ族は12月25日に、赤い月の光を使い、魔族の選別を行った。そして月の光によって魔族が作りだした、聖別により、力が弱い魔族はは半数近くのが死に絶えた。
戦争は終結しドラキュラが政権を握ったが、魔族は、諦めていなかった。ドラキュラ族の滅亡を図り、再び12月25日に、今度はドラキュラの完全滅亡を図るのである。
「エイドリアン様、起きるのだにょぇぇぇぇぇー。」
ハイテンションの甲高い声で寝室へ入ってきたのは、プレヒトの賊臣である、アルヴァンニコラスだった。
アルヴァンニコラスと、デュークニコラスは、12月24日に誕生した双子のドラキュラ。
2人とも年齢は人間界で言うところの50代後半。無精髭が伸びているが、何故か紫色をしており、髪の毛も紫色をしている。しかし歳相応なのか、長髪の中に、白髪が交じっているのはしょうがない。2人は何故かモテる。ここからはるか離れた所に自分の城を持ち、休みの日には連日パーティをしているらしい。
アルヴァンニコラスもデュークニコラスも、語尾が特徴的だ。何故かにょぇぇぇーと話す。不思議だ。
「あーおはよう 、アルヴァン。あーー、眠い。」
エイドリアンは、欠伸をした。
「朝食の時間ですにょぇぇぇ。お父上がお待ちですにょぇぇぇー。」
「あー、今や親父と会いたくねえんだよ。悪ぃけど、朝食入らねえっつうてくんねえかな。」
「ダメですよにょぇぇぇぇー。坊っちゃまここは素直に謝った方がよろしいのではないでしょうかにょぇぇぇー。」
するとデューク・ニコラスが入ってきた。こいつらは双子でそっくりすぎてもどっちがどっちか見分けがつかない。
「あれ、お前がデュークだっけ。やべぇ見分けつかねえや。お前らさ、ちょっとは、服変えるとかしろや、未だにどっちかわかんねえよ。」
「ホクロがある方が、私デュークだにょぇぇぇぇ、!!!」
「そのにょぇぇぇっていうの辞めてくんねえかな。気持ちわりぃからよォ。」
エイドリアンは、着替え初めた。
するとアルヴァンは、頭をフリフリし始めた。
「坊っちゃま、それは無理ですぞ。私にとって生きがいを失うのと同じですのだにょぇぇぇー。言葉遣いは、私の命だにょぇぇぇぇ。」
「だーー、あー、付き合ってらんねえな。」
エイドリアンは、朝風呂に入った。ドラキュラの朝風呂は、真っ白な浴槽に、真っ赤な血液を流し込んで、そこに赤い薔薇を3つくらい置く。
「あー気持ちいいな。やっぱり俺にとって血液がなきゃ生きて行けねぇしな。」
エイドリアンは、血液を舌で舐めた。




