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エスポル旅行記~夢幻の園~  作者: アリナス
第1章 地底旅行と異世界の夢
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第5幕ー2 戻った現実世界と崩壊した研究所


龍太郎は意識を取り戻した。

そこが地上人を強制的に殺害する施設の中の一室であることに気付き、焦った。


「おい峯岸、花梨ちゃん!!!」

龍太郎は、峯岸を探すとどこにもいない。

「夢の世界は楽しめたか?中山龍太郎?」

そこにいたのはレミュシーロズワルドだった。


「俺が作った架空のゲームリヒュテイン戦記は、面白かっただろ。だかな、お前は死なずに図太く残りやがって!!!」

龍太郎は激しく激高した。


「てめえ、全部最初から仕組んでやがったんだな。答えろ一体何のために???」

龍太郎の激しい問い詰めにレミュシーは答えた。

レミュシーは、その問い詰めに、答え始めた。


「あ決まってんだろ。楽して殺すためだよ。この星に来た地上人をヴァーチャルの世界で昏睡状態にして安楽死させるのさ!そしてこの星に来る地底巨人ゼトの生贄にするためにな。面白かっただろ?お前が夢で見ていたのも全部俺が作ったんだぜ。この機械でな。こいつでは俺のアバターを作る事も出来んだからな。ギラとしてな。」

レミュシーは、研究室の、一室から龍太郎を見下ろしながら言った。


「くそ、花梨ちゃんはどこだ。一体」

するとレミュシーは

「おい合わせてやれ!!!!」

レミュシーが言うと、レミュシーの部下らしき女がやってきた。

「かしこまりました!レミュシー様」


女は、レミュシーの命令に従うと、龍太郎が閉じ込められている部屋に入ってくると、龍太郎を連行した。

「おい、どこへ連れて行くんだよ!!」

龍太郎はさんざん暴れ回ろうとしたが、女がスイッチを押すと、身動きが取れないようにした。強い電気が流れて龍太郎を苦しめた。


「畜生!!!」

やがて霊安室のような所へ行くと遺体となった花梨が眠っていた。しかもその遺体は焼け焦げて本人と識別がつかないくらいになっていた。


「てめえら、、なんてことをしてくれたんだよ、この人殺し、峯岸はどうした??あいつは殺したのかよ、、おい答えろよ、、、おい、、、、!!」

龍太郎は涙を流しながら激昴した。


「やつは今頃、夢の中で悪魔に殺されるだろうな。やつのバーチャルドリームは、悪魔界の話だ。死んだやつにふさわしい最後ではないのか?」


「ふざけんなよ、あいつはなんもしてねえ!俺と一緒にタダ旅行しにきただけなのによ、なんで殺されなきゃなんねえんだ!」


(俺にドリームバーチャルでの力がまだ残っていれば、まだ助けられるかもしれん、そうだソフュシアがこの世界に現れたように俺にもできるかもしれねえ。)

龍太郎は頭の中で瞑想した。もしかしたらエミリオの力が残っているかもしれないのだ。


「来るべきは、神聖なるゼトのために!!」


(頼む、力を貸してくれ、ソフュシア!!!!)


「はーー!!!」

龍太郎が瞑想すると、イメージしたエミリオの装甲魔法が具現化した。


「何??そんな馬鹿な!!!」

レミュシーは現実では有り得ない事実に困惑した。ドリームバーチャル内での能力が具現化することなど想定外のことだった。


「どうやら運は俺に味方してくれたみたいだぜ!!!」


龍太郎は、剣を構えると、レミュシーの方へ向かってきた。エミリオの時と同じように凄まじい能力が身体から見え切っている。


「あんたのおかげで確かにいい夢を見れたかもしれねえな。だがな夢の中でソフュシアが教えてくれたんだよ。この世界を守るためにこの力は必要だってことをな。峯岸は助ける。そして俺はあいつと元の世界へ帰る。そのために、お前を倒す。あいつをゼトの生贄なんかにさせてたまるかー!!!」

するとレミュシーは悔しさを爆発させて、ガインに命令した。


「ガイン、こいつを殺せ!!!」


「こいつ、まだ舐めた口を聞きやがって。」

ガインと呼ばれた大男は、斧を握ると、龍太郎目掛けて振り下ろした。

龍太郎は、刀で斧を防御した。そして刀に魔術を込めると、ガインを押し倒した。


「ふん、こっちはな、既にスピード強化魔法だげでなく、ガード魔法も手にしたんだ。姿を変える変化魔法もな。」


「何?変化魔法だと??」

ガインが驚く間に、龍太郎は、変化魔法を唱えた。


「ドラゴニア・エミュニア・エンド!!!!」

すると龍太郎の姿は龍のように変化した。いやそれは龍人と言った方がいいのかもしれない。


「なんだその姿は??」


「ぐぉーーー!!!!!!」

龍人となった龍太郎は、大きな咆哮を唱え、口から強力な破壊光線を吐き出した。

その光線はレミュシーのいた研究所を破壊し尽くした。


「何??そんな馬鹿な!!!」

レミュシーは、あまりにも凄まじい爆発の威力に驚いた。

「レミュシー様!!!!」

「よくもレミュシー様を!!!」

隊員達は、襲われたレミュシーを守るように一斉に銃を向けて龍太郎へ向けて次々と発砲した。

凄まじい咆哮をあげたドラゴニアは、暴走するように弾を跳ね返すと、持ち前の爪で、ガインとレミュシーを斬りつけた。

そして破壊光線を出しつくて、研究所を爆破した。

ドラゴンと化した龍太郎は眠っている峯岸を抱え込むと研究所から脱走した。空を滑空すると、極力、研究所から遠くは慣れるように飛び続けた。

辺りから離れるとそこは、初めて旅行した際に訪れたロズの秘境へ辿り着いた。

やがて元の姿へと戻った龍太郎は、研究所の方を見て振り返った。凄まじい威力で爆破されていく研究所を見た。


「これで全て終わったんだ。研究所も消えた。ごめん花梨ちゃん、助けられなくて」

やがて、峯岸が目を覚ました。


「龍、龍太郎か、お前大丈夫なのか」


「峯岸、良かった、目を覚ましたんだな。畜生、花梨ちゃんは助けられなかった。」


「そうか、でもよかった、お前だけでも無事で!!!」


研究所ではドラゴンと化した龍太郎によって殺されたレミュシーとガインそして、地底人達が倒れ伏していた。

研究所の建物は爆発と共に崩壊した。


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