幕間 夢の果てで
ハルトはついに力尽きて死亡した。
RGX Rayも破壊され、戦いは終幕した。
ギラは、エルエラによって殺害され、ロードは、エスピエルの激闘もロードの敗因によって終わった。
傷ついたエミリオを連れてマリアと二人で艦内から甲板までやってきた。
大海原では、ロナークとデオドラ神が激しく戦っていた。互いの身体に食らいつき、戦うたびに、大波が纏っていた。
「ねえ、エミリオ、もう終わったのよ、これでこの船さえ爆破すればあたし達の勝ち!!」
マリアは、それより、エミリオとの婚約の答えを言っていなかった。
「マリア、俺のプロポーズの答えは?」
エミリオはマリアに艦内でのプロポーズの答えを聴いていなかったことを思い出して聴いた。
「それは帰ってからよ!!」
その時、エミリオの意識が急に遠のいてきた。
急に、中山龍太郎としての記憶が蘇ってきた。本来の場所へ戻らなければならなくなった。
「うっっ、ごめん、また意識が遠のいてきた。すまぬマリア、また、元の世界へ行かなければならんのだ。それに俺は本当はエミリオ・ロシュマンではないんだ。中山龍太郎、それが俺の本名なんだ。絶対に戻ってくる。だから、今度は俺じゃなく本物のエミリオ・ロシュマンとして、すまんマリア」
エミリオの意識は、真っ暗になった。
「エミリオ!!!」
ふと、見覚えのある女の声がした。その声の方を見ると、真っ暗な空の上に、ソフュシアが浮いていた。
「ソフュシアか、お前はもういくのか。」
ソフュシアは狼の姿から人間の姿になっていた。
「お前は、そうか金髪の女はお前だったのか?あの時俺に船で警告したのは、このことを伝える為だったんだな。」
龍太郎としての記憶が蘇った時、初めて、地底旅行で船で目撃した女の事を思い出した。
まさかそれが人間化したソフュシアだったとは。
「ありがとう、エミリオ、いや龍太郎!あなたのことは忘れません。私は過去に飛びあなたに伝えなければなりません。」
ソフュシアはお礼を言って、消えていった。
「気づいてあげられなくてごめんな!、過去の俺に伝えてくれ。頼む!!!」
龍太郎は、ソフュシアに全ての思いを込めて、お願いした。
「あわかりました!!それから龍太郎、あなたのことはほかのどの人間よりも好きですよ!!!」
ソフュシアはそう言い残し消滅した。




