第4幕ー10 エマニュエル・ハルトとの激闘
エミリオはマリアと共に艦内へ向かった。艦内は煙が立ち込めていたのであった。凄まじい煙が立ち込める中、マリアは自身の命を助けてくれたエミリオに対して感謝の気持ちしか無かった。感謝の気持ちを伝える為に、今、想いを伝えるしかないとエミリオに対して感謝の念を伝えたのであった。
「エミリオ、ごめんなさい!!。あたしの為に、命を投げ出してまで、ほんとにごめんね。」
マリアは嬉しかった。必ずエミリオは来てくれるのだろうと信じて待っていた。そんな状態の中、マリアは、エミリオに抱き着くのであった。エミリオはマリアを強く、抱き締めた。2人は、お互いに強く抱き合うとキスを交わすのであった。キスを交わした後、エミリオは、マリアに対してプロポーズの言葉を、言うのであった。
「俺もだ。本当に、遅くなってごめんな。なあマリア。聴いてくれるか。マリアこの戦いが終わったら結婚しよう。」
思わずのプロポーズだった。しかしエミリオの記憶には既に現実世界の中山龍太郎としての記憶がはっきりと残っていた。もし夢が切れれば、再び、現実世界に連れ戻されてしまうのだ。だから今、マリアに思いを伝えるしか無かった。
するとマリアは、言い放ったのであった。
「エミリオ!!この世界のあなたはアバターで本当は、別の世界の人間ないんでしょ!!これは本当の現実じゃないって!そしたらあなたと二度と会えなくなっちゃうじゃない??もしこの世界でハルトを倒したら、私はもうあなたと一緒に入れなくなってしまうのに。だから、お願い。そんな現実は私には耐えられないのよ。」
全てを決意したエミリオは、自身の世界の事をきちんと伝えたのであった。この世界は確かに本当の世界ではない。そうだ現実世界では、バグミュダットを旅行している、ただの青年なのだ。そう上手くいけばエミリオ・ロシュマンとしての本体を残してこの世界に残る事が出来るかもしれないのだ。
「消えないさ、俺は確かに、あっちの世界では中山龍太郎だけど、こっちの世界にも残るさ。エミリオ・ロシュマンがマリアの事が好きである事は変わらないから。だからマリアこの船から逃げてくれ!!俺は必ず帰ってくる。ハルトのやつと決着をつけなければならん。」
エミリオは、マリアの安全を考えて最善の策を思いついた。
ハルトの所持する戦艦である炎獄内では危険だ。だから今すぐにマリアには逃げて欲しかった。リヒュテイン連合軍の戦艦であるフェルートの中では安全だ。きっと、怪我する事もないのだ。それが最善策であった。
だがマリアはエミリオの意見に反対した。
「逃げないわ。あなたと一緒に戦う。どんなことになっても、一緒に帰るのよ、ミカエル市に」
自分1人で逃げるなんてそんなのは絶対避けたかった。もしかしたら闘いに負けたらエミリオは死んでしまうかもしれない。絶対にエミリオを置いて、フェルートに逃げる訳には行かない。そう強く願うと、フェルートに帰る事を拒んだ。
その時、2人のやり取りを遮るように、声が響いたのであった。エミリオはその声がする方を振り向いたのであった。
「そうはさせんぞ!逃げるのか、マリア俺よりそんな男の方が良いのか??」
バグミュダットの七眷属を束ねる男であるエマニュエル・ハルトが遂に姿を見せた。ハルトは口に葉巻を加えていた。加えていた葉巻を口から外すと煙を一気に吐き出したのであった。そして大声で叫び尽くした。
「貴様、待ちわびたぞエミリオ・ロシュマン!!!」
エマニュエルは、刀を出すと、刀の先をエミリオへ向けた。
そして口に加えた葉巻を捨てると剣を持ち、エミリオを睨み付けたのであった。そんな状況の中、エマニュエルの眼光は真っ直ぐマリアに向けて、向いていたのであった。
マリアの命を守るべくエミリオも刀を出すと、ハルトに向けて言い放った。
「お前がハルトか!よくもソフュシアを殺し、マリアの心をズタズタにしてくれたな??何故多くの命を奪った。バグミュダット公国の王族の身分でありながら、何故多くの民の命を危険に晒したのだ。私は、断じて貴様を許さんぞ」
「ふん、、一度、王の座を追われた俺は、この世界そのものが、不必要になったのだ。バグミュダット公国の新政府共に負け、俺は、奴隷になった。その時俺を救ったのはかつて友好関係を結ぶ、フェムシンム。そして裏社会に生きる傭兵共だ。俺はこの世界が憎い、世界をぶっ潰すまでは、俺の世界征服計画は終わらんからなあ!!!さあ剣を取れ!!!!」
するとエミリオは、刀を出すと、ハルトの方へ向け斬りかかった。
すると、ハルトも刀で押さえつけた。
2人の刀は鋭利な音を立てながら、ぶつかりあった。
「貴様は、数多くのリヒュテインの民を殺した!何故だ!」
戦いの最中、エミリオはハルトへ問いかけた。
「人類が邪魔だったのさ。俺以外の人類は必要ない。旧人類は必要ない。」
すると、エミリオは一瞬引き下がった。
「そんな身勝手な理由のために、多くの人々を殺しやがって!!!」
エミリオは、怒りを爆発して、解号を唱えた。
「帰るべき地に集え、リリュード!!!!
スピードに特化された鎧が装備されエミリオの速さが飛躍的に上がった。
「はーーーーーー!!!!!」
エミリオは、超速でその場から移動すると、ハルトの背後から剣を下ろした。
しかしハルトはその存在を確認していたのか、瞬間移動した。そしてエミリオに突進した。
「ほおーリリュード、確かに、貴様の能力は倍近く上がったな。だかな俺だってな、スピードに特化できるのだ!」
ハルトは刀を持つと、獬合を唱えた。
「龍速閃!!!!!!!」
すると、ハルトの刀は、十二個の刃先を持つ刀へと変化した。
すると、十二個の刃先は、鎖のように伸びると、エミリオ目掛けて伸びていった。
「十二閃斬り!!!!」
エミリオは飛んでくる十二剣を避けながら、攻撃を交わした。
「エミュリテイク・リディンス!!!!!」
エミリオは唱えると、無数の刀が、現れた。その刀は、ハルトに向けて飛んで行った。そしてハルトの、身体を貫通した。
「くーーーーーくそ、だが、俺は諦めきれん!!!!大龍閃!!!!」
すると12の刃先が集まり、龍の形の刃先へと変化した。
そして龍刀はエミリオの身体を直撃した。
「死ねーーーー!!!!ゴット・オブ・ヘルト!!!!」
そしてそれを反撃すると、エミリオは刀に力を込めた。そしてその刃先は遂にハルトを斬りつけた。
「くそ俺がこんな奴に負けるなんてちくしょう!!!!」
はっ、はっと苦しがったハルトは遂に血を吐き倒れた。
やがてマリアは、奥にあるRGXーrayを発見した。
巨大な高性能放射砲が置かれていたq
「今よあれを破壊するのよ!!!」
「よしーーー、ガンミュルト・シュナーゼ!!!!!」
そういいエミリオが唱えると、波動砲のようなものが放たった。すると、RGXーrayは火花を散らしながら爆発した。
遂にエミリオはRGXーRayの破壊に成功した。
「やった!!やった!!!これで破壊した!!!!やっと!!!!!!!ぐぉーーーえ???」
エミリオの背後には、鮮血を垂らしながらも必死に刀を持ち、その刀をエミリオに刺すハルトの姿があった。
「貴様、、、、よくも、よくも私の計画を最後まで邪魔しやがって、、、、、どうしてだ。どうして、私の邪魔をする。」
その刀身をエミリオは握ると、こう言い放った。
「人類の為だ。この世界中を敵に回して、殺しの限りを尽くしたお前には、ふさわしい最後だ。」
エミリオの言葉には、ハルトに対する冷酷な最後を、言い残した。
「くそ、、、くそ、、、俺の夢、、、、がァ、、、」
ハルトはついにその一言を最後に、力尽きた。




